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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1993年 岩手県 
毘沙門山の杉林の沼に大蛇がいた。大蛇が昼寝をしているのを和尚が見てしまった。大蛇は二度と見ないよう言ったが、和尚はまた見てしまった。大蛇は怒って和尚を追いかけた。和尚は猿ヶ石川に沿って逃げ、大蛇も川を下って追いかけた。立花と言う所で「成島恋し」と言って振り返ったとたんに石になってしまった。大蛇も川の中で石になってしまった。それが坊主石と蛇石。

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ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
類似事例

ダイジャ,オショウ,ナミダ
1979年 茨城県
葦を刈るのを見た大蛇が住み家を失う不安で悪戯をし邪魔をする。村人が困っているので、和尚と大蛇が話し合い霞ヶ浦に移住することになった。大蛇が証文を要求し、書く間に和尚は十年の上に一を足して千年にした。十年後戻る大蛇に契約は千年と言い、追い返した。
類似事例

ダイジャ
1941年 新潟県
おしま大蛇の伝説がある。大蛇が出たので2つに斬り、男はその体を持って返って穴倉の中に隠した。娘がそれをだめだと言われたのに食べてしまい、喉が乾いたので川に水を飲みに行くと、その姿は大蛇となっていた。そのまま娘は川の主になって下っていった。
類似事例

ダイジャ
1990年 長野県
松岡の男性が田溝池の大蛇を見た。すると昼間に人に姿を見られた大蛇が怒って土手を切って逃げた。結果、死者が出たり家が流されたりして大惨事になった。大蛇を見た人の家人は全員死んでしまったという。
類似事例

ダイジャ
1937年 新潟県
竹薮の中では大蛇が木の株に化けて出る。昔近くの家では病人が絶えないので、巫女に見てもらうと、大蛇の祟りだと言われた。そのため、大蛇を祀ってからというもの、ここでは大きな蛇が見かけられるようになった。
類似事例

ヤッツノアタマノヘビ
1979年 茨城県
八瓶山の主は8つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。
類似事例

ダイジャ
1952年 熊本県
天草魚貫村池田部落にある池には、池の主として大蛇が住んでいるという。大蛇は男で、毎年秋には、隣の大江村の池に住む女の大蛇のもとへ通っていた。大蛇の通り道では、稲が穫れなくなったり、魚が釣れなくなったりした。部落民は道筋の石にお月様の絵を刻み、大蛇が通れないようにした。大蛇は天空を通るようになり、部落からは雉がいなくなった。
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ダイジャ
1982年 滋賀県
松の丸太のようなところに腰掛けて煙草を吸っていたが、お尻がむずむずする。見ると大蛇の上に座っていたのだった。大蛇を見に行く人がいたが見られなかった。
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ダイジャ
1979年 茨城県
開墾しようとした土地には昔から住む大蛇がいたので、始める前に大蛇退散の祈祷をした。工事終了後の田植えの頃、大蛇が現れ、その姿を見た村人は死んでいった。人々は神社を建て竜神社と名付けて大蛇を祀った。
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ダイジャ
1976年 愛媛県
高野川や三秋の大池では、昔から大蛇の姿を見た人が多くいる。話者は大蛇がとぐろを巻いて鼾をかいてねているのを見た。また大蛇を見た者は金持ちになるといわれるが、実際財産家になった人がいる。
類似事例

ダイジャ
1954年 福島県
川の端部落の沼に、大蛇が住んでいて、日照で水に困るとこの沼に木や石を投げ込んで荒らせば、主の大蛇が怒って雨を降らせるという。
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ダイジャノタタリ
1984年 埼玉県
ある沼の主は大蛇で、その大蛇を朝日根の猟師が撃ち殺したところ、たちまちその沼は崩れてなくなってしまった。そして、その大蛇のたたりで、その猟師の家の男の子の脇にはコケラがでるようになったといわれている。
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ヘビ
1977年 福島県
ある男が飯を食わない嫁をもらったが、その正体は大蛇だった。大蛇は後に美しい男の姿でその家の娘のところに婿に来た。娘はそっと着物に糸のついた針を刺しておいた。それを辿っていくと、沢に大蛇の親子がいた。子は「子どもが産まれる」と言ったが、親は「人間は五月節句に菖蒲湯にはいるから、子は流れる」と言った。大蛇は死んでしまった。
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ダイジャ
1985年 新潟県
野々見池の大蛇と鼻ヶ池の大蛇が斬り合いをして、渋海川が血で染まった。野々見の大蛇がそのとき使ったという刀を伝える家があったが、売ってしまって今はないという。
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ダイジャ
1973年 富山県
大工が愛本の大蛇の住む淵へノミを落としてしまった。それが大蛇の眉間にささったので大蛇が怒り、黒部川に大洪水を起こした。
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ダイジャ
1975年 埼玉県
沼の主の大蛇を火縄銃で撃ち殺すと、その人の子孫は背中や脇の下にうろこのようなあざがあり、毛の生えている子供が生まれるようになった。大蛇が殺された時、沼が決壊して大水になった。死んでいる大蛇を見た人は病気になった。
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ダイジャ 
1993年 岩手県 
毘沙門山の裏の沼に黒と白の大蛇がいて、裏の田の水を留める役をしていた。黒い大蛇が月夜の晩、人間に化けて酒盛りしていたら、坂上田村麿に矢を射られて、苦しんで北上川に入り、石になってしまった。白い大蛇は今から10年前、耕運機に乗っていた人が道に横たわっているのを目撃した。
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ヘビ
1968年 奈良県
一升徳利ぐらいの太さの大蛇を見た人がいる。また一丈ほどの大蛇の骨を見た人もいる。
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ダイジャ
1984年 長野県
若いときに大蛇を見た。道の真中に横たわる大きな木のようなものが大蛇であった。大急ぎで帰って、鍋をかぶって寝た。大蛇は毒をはくので、鉄の物をかぶらなくてはいけない。翌日、その場に行ってみると、確かに大蛇の跡があった。
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ダイジャ
1976年 大分県
間越の池に大蛇がいた。カマドにある池にも大蛇がいた。大蛇同士は夫婦の契りを結んだという。
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ダイジャ
1934年 京都府
大蛇が、ある寺の和尚を呑み込もうと近づいたところ、和尚の呪文によって動きを封じ込められた。その後、命を助けられた大蛇は恩義を感じ、水不足の土地に豊富な水をもたらした。
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