ヌシ 1972年 千葉県 丸山の弁天様には主がいる。弁天様から水を引くと、主が水を惜しんで雨を降らせる。
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ベンテンサン,(ゾクシン) 1974年 滋賀県 弁天さんに関する俗信。弁天様は蛇だという。大村姓の人は、弁天様を祀っているので、女の子が育ちにくいといわれている。弁天様にあげたものは、女の子には食べさせないといわれている、など。
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ヤシキガミ,ジヌシサン,ベンテンサマ 1977年 和歌山県 屋敷神をジヌシさんという。どこの家にもあるという。打越ではたいていの家で巳様を祀っているが、弁天様のところもある。弁天様は地神様でもあり、使いが白蛇である。新暦12月23日は祭り日で餅をつく。病気になっていつまでも治らなかったので、オガミさんに拝んでもらうと弁天様を祀らないからだと言われて、祀りはじめた。
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ベンテンサマ,コウシンサマ 1995年 茨城県 足の悪い庚申様が、弁天様に嫌われて道の辻や道端に立って弁天様を待っていると言う。
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ドウソジン,ベンテンサマ 1995年 千葉県 茨城県 不器量で足の悪い道祖神が弁天様に惚れてしまった。弁天様にはその気がなく、池の中に逃げてしまった。道祖神は足が悪くて池に入れないため、弁天様が見える場所でいつまでも待っている。
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キツネ 1976年 東京都 増上寺内の寮舎に狐の祠があったのだが、初午に近隣の僧を招いて酒販などを行い、祠にも供え物をした。しかし次の日、寮中の僧が玄関にいた時に、烏帽子装束の人が来て頼みがあるという。聞いてみれば、長年住んでいた祠に弁天が影向されたので別に祠を造って欲しいと言う。寮主に報告したところ、寮主は怪しんで初午の日に祠へ供え物をした者に何を念じながら供え物をしたのか問うた。すると弁天を念じたという。そうであればと、別の祠を近くに構えた。すると程なく烏帽子装束の人が現れ礼を述べた。
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ベンテンサン 1942年 鳥取県 弁天さんのある土地を買い取った家が、弁天さんをお宮(県社倉田八幡宮)におさめ、祠跡に鶏小屋を建て汚くしたのが悪かったらしく、不運が続いたので、綺麗にして、また弁天さんを祀ると、運が良くなったという。
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ベンテンサン 1989年 山梨県 弁天町の社の中に物を積んでいたら西湖の弁天さんが中に入れなかった。そうしたら弁天町の総代が病気になり、占ってもらうと弁天さんの社をきれいにしてないので弁天さんが出入りできずにさまよっているためだと言われた。
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ヘビ,ベンテンサマ 1957年 山形県 弁天様が人についた。西簗沢の山の神に杉山弁財天という祟り神がいて、炭焼きと唄が上手な息子の唄に憑いたという。弁天様は蛇だともいい、蛇をみると弁天様がいるという。
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リュウジン 1941年 新潟県 祠の前で宴会をしていたが、そのうち泥酔して祠を投げ捨ててしまった。この祟りによって、祠に乱暴したひとは返らぬ人となり、大水害によって流されてしまったといわれている。
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ハクジャ 1991年 長野県 蛇が池の白蛇は水神様だと信じており、白蛇のお宮として祠が建てられている。雨乞いの為にこの祠で祭事をすると雨が降る。祠付近には白蛇がいて、見かけた人によると、白くて1mほどだったという。
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カッパ,ベンテンサマ 1974年 栃木県 弁天様の淵では溺れ死んだ人が10人以上いる。昔、村の人たちが河童除けを弁天様に祈願したときに、人身御供を約束したからだと言う。
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ドウソジン,ベンテン 1995年 茨城県 下土師では、道祖神に追いかけられた弁天様が、慈雲寺境内の弁天池に祀られている。
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サイノカミ 1941年 新潟県 才ノ神の祠の前に石が積み上げてある。子供が咳の病気になったとき、石を1つ祠の前から借りていき、治ったらお礼として2つにして返すという。
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イナリサマ,キツネ 2001年 青森県 某家では、家人の夢の中で稲荷様が「祠を建てて祀ってくれ」と言い、また家の裏山でキツネがコンコンと夜ごと鳴いた為、祠を建てて祀った。
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ヤマイヌサマ 1968年 群馬県 昔、十二様の祠で山犬様が子どもを産んだことがある。そのときには、オコワなど持っていって供えた。
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ベンテンサマ 1995年 茨城県 弁天様が峰の上にいるため、田の稲を守れない。そこで田植え中に弁天様を田んぼの中に移したところ、大豊作になったと言う。
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オオイシ,ユメマクラ,バチ 1987年 長野県 今も西町大石平にある大石は,神様の石で,登ると罰があたるといわれていた。その上に祠があったが,土地の持ち主が地所を処分した時,祠だけを墓場に持っていった。すると,東京にいる娘の夢枕に神様が立ち,祠を大石の上に戻さないと罰があたると告げたので,祠を元に戻したという。
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イボイシ 1984年 長野県 石の上には祠があるが、その石のくぼみにたまった水をいぼにつけると、治ると言われている。
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ウジガミサマ 1964年 群馬県 本家筋の家では木の祠の屋敷神を持っていた。それを氏神様という。たいていは稲荷様。
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オオツエコウジン 1983年 香川県 オオエツ荒神という祠の神は子供の姿である。祠の近くに住むお爺さんが、雨が降っても帰らない子を見つけ早く帰るように言う。子供は「雨がぶるけん、いねんのじゃ」と言った。その子供は錦のカンキサンを着ていた。祠へ行くと屋根が破れて雨がぶっていた。
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