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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
2002年 愛知県
幕末の頃立派な武士が3人浜辺へ来て、彌兵太の漁船に伊勢へ越す船便を頼んだ。引き受けたが、その夜生魚が食い荒らされているのを見つけた。狐と思い正体を現して詫びなければ海へ投げ込むと脅すと、3人の武士は謝り、実は私たちは儀路の籐兵衛、小原の勘治、小浜のお菊であると言い、許してくれれば必ず漁のあるようにするといった。その後不漁をかこつと必ず大漁があったという。

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キツネ
2002年 愛知県
昔は狐がいてよく化かされた。狐や狸はたくさんいたが、その中でも小原の勘治、儀路の籐兵衛、水濱お菊が有名でよくいたずらされた。船を杭につないでおくと、その杭が狐で船が流されることがあった。度重なるので狐とわかり、ある船頭が「はて杭なら杭と言いそうなものだが」と言うと、「くい、くい」といったので狐とわかり、それからは騙されなかった。
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チゴ,フクノカミ
2001年 京都府
人一倍慈悲の深い小籐太という男がいた。あるとき小籐太は荷運びをして10銭を得る。茶屋に立ち寄ると疲れた稚児に出会い、10銭を与える。稚児は喜び、都へ帰ると小籐太の元へ行くことを約す。稚児は元は丹波にいたが、家の主が極貧なために逃げてきた、小籐太の家には恐ろしいものが住み着いていたので入れなかったが、これからは貴富にしようと約束する。帰宅して袋を開けると10銭は元に戻っていて、小籐太はこれは福の神に違いないと喜ぶ。
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キツネ,シラハタダイミョウジン
1973年 岩手県
昔、狐が度々人を化かしたので、ある武士に相談したら、鉄砲をぶっかけるように言われた。狐は武士を恨んで仇をしようとした。武士が夜道で材木に腰掛けて煙草をすっていたら、いつの間にか土手に腰掛けていた。狐の仕業だと思い、気を落ち着けて「よせよせ、他に芸はないのか」と言ったら、狐が赤旗と白旗を掲げて見せた。このように性があるならと、狐は白旗大明神として祀られる様になり、化かされる人はいなくなった。
類似事例

シ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
3人に3度廻られると死ぬという。
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ウロコ,ダイジャ
1941年 新潟県
美しい娘がいた。若い武士が毎晩のように訪れて来るようになった。武士は無口であり、娘はそれが不安だった。娘が武士の着物に針を刺し、朝それを辿って行くと川であった。針の傷で死んだのは大蛇であった。その後生まれた子供には、脇の下に鱗が生えていた。
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アンバサマ
1939年 茨城県
酒と大漁は好きだが、不漁は嫌いだという。
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テング
1938年 福井県
武士が夜通ると、天狗に呼び止められた。毎晩邪魔をするといって天狗が刀を振り回したので、武士も勝負をした。武士が勝ち、天狗の刀を取ったという。その刀は今でも家の家宝になっている。
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ヘビノアナ
1941年 福井県
蛇の住む穴に刀を落とした武士が、穴に入っていくと宮殿があった。大将に取り押さえられた武士が観世音を頼むと、大将たちがひれ伏して刀を返した。何とか外に出ることのできた武士は、神社に刀を納めて剣の神とした。
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チャガラコ,キツネ
1929年 青森県
武士が化かされた話がある。最後には、威張っていた武士がかごの魚を奪われてしまい。茶殻子が自ら名乗って、さようならと言い、狐の姿となって山に入っていった。
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カッパ
1989年 長野県
せば淵に越したかっぱは、人間のシリノコを狙ってしちろうべえさんの家の便所にしゃがみこんでいた。その家には、諏訪の殿様の家来の武士が分宿していた。武士が便所に入ったところ、下から手がぬうっと出てきたので刀で切った。すると叫び声がして、指が4本で毛むくじゃらの腕が落ちていた。武士はあまりにも珍しいものだったので明日仲間に見せようと思って腕を持って部屋に帰った。
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(ゾクシン)
1942年 高知県
喪のある者が漁に出かけると不漁だという。
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カッパ
1929年 大分県
昔、岡藩のある武士が仲間をつれて漁に行った。仲間の姿が見えないので探すと、河童が洞の中で仲間を殺していた。武士は怒って河童の腕を切った。その夜河童が腕をもらいに着て、代わりに打身の薬を武士に伝授した。
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キツネ
1933年 鳥取県
おこん狐という狐がよく人を化かした。ある男が川の中で網泥を一生懸命かぶっている狐をみつけたが、その狐が立派な女に化けて馬に乗せてくれという。馬に乗せて連れて帰り、火であぶったので、狐は正体を現した。人を化かさず、ここにすまないことを約束して許してやった。数年後、伊賀の山辺で娘に化けたおこん狐に会った人があるという。
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シラセ(ゾクシン)
1985年 和歌山県
亡くなったと同時に、母親の霊魂がすぐ子供たちのところに行って最後の別れをしたということがあった。子供のところでは、誰かが来た気配があったので表に出たが、誰もいなかった。3人が3人とも同じような目にあったという。
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フナダマサマ
1986年 香川県
四国では漁船にフナダマサマを祀って安全と大漁を祈る。ある漁師が夜になって漁に出かけた。夜が更けると急に海が荒れた。夫の無事を祈っていた妻がまどろんでいると、夫の船から白い衣を着た女が海中に入っていく幻覚を見た。翌朝浜辺には夫の船が打ち上げられていた。数日後、夫の死体が隣の島の浜辺に打ち上げられていた。
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シンハカ,シ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
新墓を設けると3人まで人が死ぬといわれている。
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キツネ
1977年 青森県
ある人が新田のホンリン山のバンダイの下で小狐を3匹見つけて連れ帰ったら、その家の子ども3人が帰ってこなくなり、探しに行ったら狐に化かされて道がわからなくなった。狐の子を返したら、子どもたちも帰って来た。
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キツネ,イヌ
1967年 愛媛県
1965年の3月、村の女の人が夜、フラフラ歩きをするようになった。狐が憑いたとか犬が憑いたとか言われた。その後治ったという。
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カナモノ
1956年 宮城県
海の上で金物を落とすと不漁になるという。
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キツネ
1988年 茨城県
話者の祖父がカツオを馬に積んでの帰り道、きれいな女の人に乗せてくれと頼まれた。これは狐だと思い、ぐるぐる巻きにして家まで連れ帰った。狐が正体を現したので逃がしてやったら、後でお礼に来た。その後、祖父が仕事で災難に遭ったとき、命が助かり、代わりに狐が死んでいた。
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ウミデシンダヒト
1956年 東京都
海で死んだ人の霊が、人に憑いて「水をくれ」と言った。
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