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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミカエリアミダニョライ
2001年 京都府
京都永観堂のの本尊は「見返り阿弥陀如来」といわれる。伝説によれば永観律師が念仏を唱えて堂を廻っていると、台座から降りた本尊が首を左後方へ下向き加減に振り向いて「永観遅いぞ」と言ったという。

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ミカエリホンゾン
1983年 京都府
夜、律師永観が行道の念仏に声を惜しまなかったところ、信感がいつものようではなかったので、乾の方角でしばらく躊躇していた。すると、本尊が壇より降りてこられ、永観遅しと顧みられたという。
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オコウシンサマ
1980年 鹿児島県
本尊はオコウシンサマと呼ばれ、位牌のようなものだった。講の当日に本尊を子供が迎えに行き、ヤドに安置して供物を備え、講中の人たちはヤドに行って本尊を拝む。
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ヒツギ
1940年 秋田県
棺をガンといい、台座にのせるが、ほかで使った台座を使うと生まれ変わったときに屋敷を持たず、狭い台座は屋敷が狭いという。
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サイネンジノホンゾン
1970年 滋賀県
西念寺の田んぼに夜、稲を盗みに来るものがいた。そのときに本尊が住職に「泥棒が来たぞ」と知らせた。それ以来、この本尊は非常に信仰されるようになった。
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カンノンゾウ
1989年 長野県
長石寺に泥棒が入り、本尊を盗んだ。しかし、なんだか背中が重くなり始め、恐ろしくなった泥棒は本尊である観音様を天竜川へ捨てた。
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シ,(ゾクシン)
1915年 愛媛県
人の周りを廻ると、廻られた人は死ぬという。
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ブツゾウ,コゾウ
1979年 岩手県
柳玄寺にある仏像はもと松崎村中井家の本尊だった。ある年中井家の隣家より出火した時、何処からともなく1人の小僧が現れこれを消し止めた。無事を感謝し御本尊に合掌すると本尊の手が黒焦げになっていたという。また田植えで人手が無く困っている時にも1人の小僧が現れ手伝ってくれたが、その足跡を追って行くとこの仏像の仕業だったという。
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ホンゾンノタタリ
1975年 新潟県
現在新水には寺院がない。中条の円通寺から分かれた寺があったが、天保年間以降に焼失して本尊と阿弥陀堂のみが残されている。本尊は黒く焼けこげて、その姿を見せてはならないといわれる。これを見るとムラに災難があるといわれている。
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ネコ
1988年 奈良県
大宇陀町西山の光明寺で、天和年間のこと。ある百姓の妻の葬式でにわかに雷鳴風雨が起こった。憲海上人が棺に七条の袈裟を巻いて本尊の阿弥陀様の箱を投げつけると、たちまち空は晴れて、1匹の老猫が死んでいた。本尊の箱が当ったから、猫は片目がつぶれていた。以来その本尊を猫たたき如来という。
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リュウホウジノシャカ
1956年 宮城県
炭焼藤太が栗原郡金成に建てた福王寺の本尊であったのを、四代藩主綱村がここに移した。当時福王寺は小さい寺になり、本尊は縁の下に放り込まれ、毎年2月15日の祭に子供たちが引っ張り出して縄でしばり、堂の周りを引きずり回して遊び、また床下に押し込んでいた。その後、住職が新しく入寺して本尊を洗って本堂に安置したところ、せっかく子供たちと遊んでいるのに余計な邪魔をするといって釈迦に叱られ、大熱を出しうわごとを言って暴れる。そこでまた元のように床下に放り込んだら、和尚の熱は忽ちさめたという。今も出世の釈迦として信仰を集める。
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ニガツドウ,ゴオウノイン
1983年 奈良県
寛文7年に二月堂が焼失したのだが、本尊をはじめ官物・牛王の印は少しも損なわれなかったという。
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アミダサマ
1981年 栃木県
ドウアトと呼ばれている場所には昔お堂があった。阿弥陀様が祀られていたが、あるとき、六部がその本尊を盗み出そうとした。ところが観音像が「大久保恋しい」と泣き出したので、元のところへ返したという。
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(ムコク),アミダニョライ
1980年 大阪府
大坂内本町に住む商人・利倉屋忠兵衛は夢に3度、紀国高野山蓮花谷にある某寺の本尊・阿弥陀如来が、何日に自分の家にやって来るので迎えに来いと告げる。その日に夢で伝えられた道順で忠兵衛が行くと、1人の高野僧と出会う。彼は先の某寺の僧で、夢に本尊が忠兵衛の家に行くと告げたので来たという。2人は奇異なことだと語り合ったという。
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クジラ,カンノン
1996年 三重県
鯨山出現観音という伝説では、鯨に乗ってきた観音は十一面観音菩薩であり、後には本尊として祀られるようになった。
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ネンブツイワ
1980年 岐阜県
蒲田の人が念仏岩に登り、念仏を唱えて線香一本と供え物をあげる。そうすると、一年間岩が落ちてこないと言われていた。
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テング
1919年 京都府
熊野の天狗は那智の瀧で荒行をし、羽黒山の天狗は羽黒の瀧で業をするという。南禅寺と永観堂が駒ヶ瀧を争ったが南禅寺が勝った。そのため永観堂の僧が憤って瀧に参篭持念して天狗になったという伝説がある。
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キジムナー
1969年 沖縄県
キジムナーの捕った魚には左の目が無い、または左の目が取られている、という。
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オクリヤマイヌ
1976年 長野県
送り山犬がついてきた。後を振り向くといけないので振り向かないで家まで来て、山犬に食べ物とお礼いって帰した。
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ジョウギニョライ
1956年 宮城県
本尊は、小松内大臣重盛が宋の径山寺仏照禅師に黄金を布施して逆修を営んだとき贈られた阿弥陀如来画像。重盛の遺命により筑後守貞能がこれを奉じ、肥後入道と称して常陸国に隠れ、さらにこの地に永住して平家一族の冥福を祈った。建久9年(1198)7月7日貞能が没するとき、死後墳墓の上に堂を建て、尊像を本尊とせよと遺命したのが起源。仙台地方では、古来、一生一度の願が叶うとされている。
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コクイノミダ
2001年 埼玉県
広徳寺の阿弥陀如来は子供を食べたので、住職に首を挿げ替えられた。
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キツネ
1983年 千葉県
夜遅くに魚をもって帰っていると、その匂いで狐が来てその人を化かし、家へ帰る道がわからないで同じところをぐるぐる廻っていた。
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