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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ゴヒンサン,アクマ
1999年 愛知県
ある男が稲番の折、太鼓の音とともに物凄い嵐が始まった。これが治まり静かになってから顔を上げてみると周りは何事もなかったかのように元のままであった。このようなことがあると村では「ゴヒンさん」(悪魔)がいさむ、といって恐れた。

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ゴヒン,テング
1915年 新潟県
10年ほど前から、爺さんのもとにゴヒン(天狗)が現れ、いろいろと不思議なことをするようになった。物日には灯明を上げ、もちや赤飯を供えている。爺さんが言うには、何か心配事があるとゴヒンが相談相手になってくれるのだという。
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オニコ,タイコ,アクマ
1916年 鹿児島県
10月は神無月で屋久島に神がいないため、八重岳で悪魔が跋扈するという。その悪魔が叩く太鼓の音と言われる、遠くで太鼓を打つような音がドーンドーンと聞こえる。
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フナダマサマ
1973年 香川県
船霊様はチンチロリンといさむというが、実際にはジーといさむ。トリカジの方でいさむと大漁だという。寂しいところを通ると、リンリンといさむ。船霊様はクチナゴが嫌いだという。
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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ
1938年 石川県
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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コクウダイコ,カイオン
1913年 山口県
毎年陰暦6月になると、太鼓を打つような音がする。これは虚空太鼓と呼ばれている。昔、ある軽業師が瀬戸で難船して死に、その怨霊が祭りの頃になると太鼓の音をさせるのだという。
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テング,デンデコタイコ
1937年 福井県
デンデコ太鼓とは天狗の太鼓のことである。村で天狗が太鼓を鳴らして笑い騒いでいることがある。
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テング
1972年 石川県
天狗が住むという断崖がある。太鼓の音が時々することから太鼓壁と呼ばれている。
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フナダマサマ
1940年 山口県
船霊様の祠がちっちっと連続して小さな音を出すことがあり、これを「船霊様がいさむ」という。この音は並んでいる他の船には聞こえず、船霊様がいさむと船に何か吉凶が起こるといわれている。船霊様は船頭の袂に移ることがあり、そこでいさむことがあるので、船頭は船霊様が移ってくる左の袂には物を入れないという。
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キジョ
1951年 沖縄県
ある男が嫁にもらった女は、実は頭のてっぺんに大きな口のある物凄い形相の鬼女であった。正体がばれた鬼女は男を追いかけるが、菖蒲に刺さって死んでしまった。これ以後、5月5日に菖蒲を差して悪魔を祓うようになったという。
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タヌキバヤシ
1938年 東京郡
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。地神楽の馬鹿ばやしに似ているといわれ、実際に聞いたものもいる。番町の七不思議のひとるにもなっている。
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オト,タヌキノタイコ
1914年 岩手県
深山で夜に大木を切り倒す音がすることがある。初めは斧の音がして、次に木の倒れる音がし、その木の倒れるときの風が人のいるところにブワリと来るという。その他に太鼓の音が聞こえることもある。いわゆる狸の太鼓なのだろう。
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(ゾクシン)
1964年 愛媛県
箒星が現れると戦が始まるとかのような俗信がある。
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テングサマ,(キトウシ),オイナリサマ
1989年 長野県
祈とう師のことをテングサマ・ニチレンサマという。ある家で病人や不幸が続いたので、オテングサマに占ってもらった。すると、家の中で祀っていた稲荷を移すように言われ、その通りにすると悪いことは治まった。また、別の家で病人が続くのでニチレンサマに見てもらうと、鬼門に稲荷の祠があるので移せと言われ、そのと折にすると悪いことは治まったという。
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イシノフルイエ
1956年 宮城県
明治初年頃,荒町下区上久保に化け物屋敷と呼ばれた古家があった。夜になると屋根に石を投げつけられる音がするが,出てみると何もない。あるときはその家が火事のように見えるので人々が駆けつけてみたが,何事もなかった。
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タイコヲタタクヨウナオト,テングノタイコノオト,ヤマノカイオン
1982年 新潟県
山では、ドンドコ、ドンドコと太鼓をたたくような音がするという、天狗の太鼓の音もする。これは山の怪音で気味の悪いもんだ。
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タイコノオト
1977年 富山県
一本杉では太鼓の音がした。これはおそらく天狗の仕業だろう。
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イギョウ
1976年
襪は、光明皇后の足が鹿の足のようであったため、それを隠そうとしたことから始まった。上古の人々は、異形が多かった。冠烏帽子もそのような理由から始まったものだろう。
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タヌキ
1985年 和歌山県
神経痛で歩けなかった頃のことである。夜、寄せ太鼓が鳴ってにぎやかにしているので、母親に背負ってもらい峠まで来たとき、急に寄せ太鼓も騒ぎ声も聞こえなくなってしまった。家に引き返すと、また音がした。父親が見に行ってみると、家の周りを狸が廻っていたことがわかった。
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テング
1942年 高知県
香美郡上韮生村安丸の人の話では、夜、山に猟に行ったとき、峰伝いに太鼓のような音を聞いた。天狗の叩く太鼓の音らしい。
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ムジナ
1990年 秋田県
狢は夜に、太鼓の音や木をきる音、倒す音をさせる。
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イナダヒメ,カイコウ
1928年 長崎県
元亀元年、田結村は大海嘯に襲われた。刈りつけられた稲が流出しそうになったとき、稲田姫の神霊が現れ、夜陰の嵐の中、点々と怪しい光を見せた。その翌朝には風がやんで、水は引いた。そのとき、村の稲はことごとく竹で結び付けてあったという。
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