コイ,イケノヌシ 1928年 新潟県 池の主の鯉が三太郎という男の釣り針にかかり、右の目を傷つけ、怒って大暴風雨を起こし、三太郎を殺した。この池の魚は今でも片目のものが多い。
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センガクジエキ 1989年 東京都 泉岳寺駅で電車に乗り、隣の駅(高輪台)で降りたはずが、なぜかそこは泉岳寺駅だった。このような話が数年前からある。
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キツネ,タヌキ 1964年 滋賀県 瀬田町にふるしろという小高い丘がある。山岡景祐の居城あとである。明治22年東海道線開通によりその城跡の南部が削られ、汽車が通るようになった。明治24年の春、草津駅を出た下り列車が馬場駅に向かったが、馬場駅と思い停車した所は田圃の中で、古城のしたであった。古城に永く住みなれた狐狸が化かしたのだという。
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キツネ 1938年 長野県 夕方、婚礼の話をしていたらその晩ばかされる。また、狐にばかされて一晩中山の中を駆け回った話がある。
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キツネ 1993年 岩手県 話者の祖父が宴会の帰りにきつねに化かされて、水田を風呂に見せられて一晩中つかっていた。
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キツネ 1976年 長野県 ある人がどうしても山から出られず、近所の人がやっと見つけ出す。よく調べてみると、同じところをぐるぐると回っていたことがわかった。それは狐にばかされたのだ。
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ヨブコエ 1937年 秋田県 夜中に名前を呼ばれどこへとも無く一晩中歩きとおして、最後は夜明けに水源池に落ちて我に返った。
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キツネ 1982年 岩手県 卵焼きの弁当を持った小学生が登校中にいなくなり、2駅ほど先で発見された。狐がたまご焼がほしくてやったことであるらしい。
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キツネ 1982年 東京都 駅の近くに大きな松がいっぱいあって、天狗が出るという話があった。そこを行くとチョウチンがいっぱい通るのでタバコを吸うとぱっと消えた。狐だったらしい。
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タヌキ 1962年 大阪府 ある冬、畑仕事をしていた人が急に気分が悪いと言って家に帰り寝ていた。やがて妻君に当り散らし酒や油揚げを要求した。買ってきて与えるとすごい勢いで食べた。夜9時頃に満腹だから帰るというので同行すると枚方駅近くの鈴見の松まで来て我に返った。周りの人は憑いていた狸が出ていったと判断した。
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キツネ 1982年 三重県 昔山を買いに来た人がいて、夜遅くなってしまった。川の向こう岸へ行くのに浅く見えたので、川を渡ろうとした。少し行くと水が胸のところまで来てどうしても渡りきれないので、川の中をあっちこっち引っ張りまわされてとうとう一夜明かした。きっとキツネにだまされたのだということである。
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キツネ 1972年 千葉県 お爺さんが狐に化かされて、一晩中田の中を這わされた。泥だらけになっているのを家人が見つけた。
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イケノマ 1934年 愛知県 池の魔に憑かれて、我知らず池に落ち込む事がある。そういう時は小便をすると我に返る。
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キツネ 1988年 岩手県 キツネは馬をばかすことはできない。
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クダギツネ 1966年 愛知県 ある駅のある宿で同宿した武士は、管狐のお告げでお互いに探しあっている者同士であった。
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キツネ 1990年 長野県 仕事で山へ行った帰りに暗くなってしまい、いくら歩いても山から出られず同じ道を歩いていたことがあった。きつねに化かされたのだろうという。
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キツネツキ,ケモノヅキ 1958年 岐阜県 狐に憑かれていた女が田の中を這い歩いていた。こういう現象をケモノヅキという。神主が睨んだら元に返った。
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カワウソ 1938年 石川県 深更、ある男は往来で一緒になった男と相撲を取った。いつまで経っても勝つことはできなかったが、鶏の鳴き声が聞こえて我に返ってみると、その相手は松の木であった。
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キツネ 1981年 長野県 駒場に行くとよくキツネにばかされる。一晩中歩かされたり、風呂だと見せかけられてためおけに入れられたりする。
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キツネ 1973年 岩手県 狐に化かされて道だと思って歩いていたら、水田に入ってしまったことがあった。
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(ゾクシン),カッパ 1936年 栃木県 川へ小便をすると河童に引きこまれるという。
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