国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ニンギョ,イケノヌシ
1978年 滋賀県
琵琶湖の主である大きな鯉と投身自殺した女の間に生れた人魚が蒲生川に住んでいた。この人魚は、醍醐天皇に憑いて病気にしたために退治のための祈祷が行われ、苦しみのあまり暴れて竜巻を起こし巨岩に身を投げて死んだ。この人魚のミイラは蒲生町の願成寺に、人魚を弔うためにつくられた人魚塚は日野町小野にある。

類似事例(機械学習検索)

ニンギョ
1970年 滋賀県
観音正寺には人魚のミイラがある。これは聖徳太子が人魚の願いを聞いて、この寺を建立したという伝説に因むものである。今も本堂に安置されている。また昭和40年頃から人魚の土人形を作り分与している。
類似事例

ニンギョ
1960年 東京都
人魚を食べる人はいつまでも若くて齢をとらないと言われている。人魚は実際に食べることが出来ないので、歯ざわりが似ているという団子を代わりに食べて、長生きするのだという。
類似事例

ニンギョ,イケノヌシ
1985年 新潟県
蒲生の池の主はお庚申様の仲間だといい、人魚の肉をふるまったという。それを食べて長生きした女の人がいる。
類似事例

ニンギョ
1939年 長崎県
子供のいない爺と婆が人魚の子を拾って育てた。やがて娘は嫌々ながら嫁に行くことになったが、船で内地に行く途中で嵐に会い、船は沈んだ。この時、乗っていた人間は皆死んだが、娘は海の中で人魚の母親と共に暮らすようになった。
類似事例

ニンギョ
1929年 沖縄県
爺様の釣りを邪魔する魔物を釣り上げると人魚であった。人形は何百年も前の家譜を順序だてて語った。人魚をいじめると天罰が来るというので放してやった。50年前の話である。
類似事例

ニンギョ
1978年 三重県
昔は琵琶湖に人魚がいて、その木像がある寺に残っている。その木像に祈願すると雨を降らしてくれる。
類似事例

ニンギョ
2002年 鹿児島県
ずっと昔,井之川で実際に人魚があがったことがある。下側は魚,上は人間であった。
類似事例

ニンギョ
1978年 滋賀県
観音正寺には、深い悩みをもち苦しんでいたが聖徳太子の仏力により救済された人魚のミイラがある。
類似事例

ニンギョ,センネンビクニ
1935年 岡山県
猟師が海で人魚を取った。珍しいので、みんなを呼んで振舞った。けれどもみんなは妙な魚なので食べず、貰って帰る途中で海に捨てた。けれどもそのうちの1人が酒に酔っていて捨てるのを忘れた。その娘が人魚を食べたら、死ななくなった。そこで諸国を廻ってついには善光寺に行き、千年比丘尼になった。
類似事例

ニンギョ
1929年 沖縄県
白保村から追放された3軒の家族が人魚を釣り上げ、食べようとすると、調理されている人魚の肉が口をきいて大津波を予言した。予言の通り、白保村は津波にのまれて壊滅してしまった。
類似事例

ニンギョ
1978年 沖縄県
村八分になった3人が人魚を釣り上げ、神の使いだと知らずに料理して食べようとした。すると人魚の肉が津波が来ると囁いた。3人は恐れて肉を海に返し陳謝した。明和8年3月10日に津波が来た時3人の家以外は流された。
類似事例

ニンギョ
1976年 新潟県
佐渡は大小がつながった島であるため、瓢箪島ともいう。土人は蓬莱であるという。不死の薬とは人魚のことであるという。
類似事例

カッパ,ニンギョ
1928年 東京都
元亀2年は大飢饉の年であった。春から7月にかけて雨が降り続き、洪水が起こった。落合村の下落合にいた佐貫坊という修験者は河童を捕らえ、河童が人魚に惚れていることを突き止めた。そこで佐貫坊はその恋心を利用し、人魚との仲を円満にまとめてやるかわりに、河童に洪水を引かせる作業をさせた。
類似事例

ニンギョ
1926年 和歌山県
2、3歳になる女の子が、人魚の肉を食べた。その娘は老衰せず、尼寺に住み、800の寿を保ち、八百比丘尼と呼ばれた。
類似事例

ハッピャクビクニ,ニンギョ
1980年 岐阜県
八百比丘尼は麻生野の生まれで、鈴木家が生家である。人魚を食べたので長生きをしたと言われている。若狭へ行ったとも、高野山へ行ったともいう。
類似事例

ニンギョ
1974年 福井県
若狭の国では人魚というものが出てくる。両手は人間のように備わり、腰から下は魚の鱗が生え、尾びれもついている。これを食べると長寿を得るといわれる。
類似事例

〔ヤオビクニ〕
1936年 新潟県
佐渡の大石は八百比丘尼の生まれ故郷である。人魚を食べて長寿を保った伝説や、田屋に誕生の屋敷跡がある。
類似事例

ニンギョ
1929年 沖縄県
8年程前、黒髪を垂れ、上体は女のようで下体は魚類のような人魚が岩石に座っていた。50年前にも見た人があったが、2、3日間は病人同様であったという。
類似事例

ニンギョ,コウシン
1960年 宮崎県
庚申さんが宿をする順番になって皆その家に行った際、台所をのぞくと人魚魚(にんぎゃいお)を料理していたが人々は赤坊だと思って驚き帰った。1人だけは食べたので長生きしたという。
類似事例

ニンギョ
1960年 静岡県
おじいさんに招かれて行くと海中へ連れて行かれた。1人が台所をのぞくと人魚を料理していて皆食べず、土産に持たされた。1人だけ家まで持ち帰り、それを娘が食べると800才まで生きた。
類似事例

モノヲイウサカナ,ニンギョノイズ
1957年 沖縄県
人魚の魚は頭に毛があり、人間のような顔で、高さは3~4尺である。石垣の浜でこれを釣り上げたところ、「お前の先祖は…云々」としゃべり出したので、とんでもないものを釣ったと思い、すぐに帰してやった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内