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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1924年 奈良県
太郎路村にオカメという美しい女房がいた。この女房は毎晩、亀山の池を往来していた。あるとき1人の子供を産んで去っていった。夫が赤ん坊と共に池に行って名前を呼ぶと、授乳するために妻が現れた。数日後、女房は来るなと言ったが夫が行くと、女房ではなく大蛇が現れた。夫は追いかけられて、帰宅後亡くなった。

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キツネ,タヌキ
1999年 福岡県
ある百姓の女房のもとに、狐か狸のような獣が男に化けて通い、女房は妊娠した。女房は出産したが、その後女房は死んでしまった。化物ではなく、ある男だったという風説もあった。
類似事例

カイブツ
1999年 福岡県
ある百姓の女房が、男に化けた怪物と密通した。女房はやがて妊娠した。そして手足が長く毛が少し生えたものを死産した。女房は出産して7日後に死んでしまった。
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キツネニョウボウ
1949年 山梨県
子供まで生んだ狐女房が、太い尻尾を出して台所を掃いているところを見られその正体を知られたために、歌を残し、泣く泣く子供を夫のもとにおいて去った。それから、子供が泣いて困る時には、森に連れて行き呼ぶとこの女房が出てきて乳をくれた。田植えの際、子供を抱えた夫が困っていると、狐女房が人間に化けた手下の狐を大勢連れてきて手伝ってくれた。秋になるといつもの倍米がとれた。
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ムギノカミ,コメノカミ,カネノカミ
1941年 愛媛県
麦御飯がいやだった長者が女房を追い出したが、それを哀れと思った麦の神、米の神と金の神が出てきて、その女房についていくことにした。後に、その女房は改めて嫁いで、三人の神のおかげで新しい夫を大金持ちにしたという。
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キジョ
1933年 大阪府
貧しい夫婦の女房が奉公へ出ることになった。浮気をせぬよう夫と約束するが破られてしまう。遣り切れない女房は夫と女の咽喉笛を噛み切って殺した。奉公先には血だらけの口をした女房の遺体が残され、生霊が窓から飛ぶのを見た者もいたという。
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キモン
1983年 静岡県
昔、匠が柱を一本短く切ってしまい困っていると女房が解決法を教えてくれた。女房に聞いたことを隠すため女房の首を切り殺した。すると首は北東の方へ飛んだ。ゆえに鬼門と言う。今でも棟上式には女房の供養のため女の道具を供える。
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ダイジャ
1988年 奈良県
お亀という美人の人妻がいた。毎夜草履が湿るので夫が尋ねると、亀山の池に遊びに行くのだという。お亀は子どもを残して池に行ってしまった。夫は困って池に行くと、お亀が現れて赤子に乳を飲ませ、もう来るなと言った。子どもが泣くので夫がまた池に行くと、今度は大蛇が大口を開けて追ってきた。その場所を大口と言う。男は家に戻るとすぐ死んだ。その池をおかめが池とも呼ぶ。
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オニノニョウボウニオニガミ
1956年 宮城県
鬼神が鬼の女房になったという。このことから、鬼のような亭主に輪をかけた女房を指すという。
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クワズニョウボウ,クモ
1977年 神奈川県
ある男がご飯を食べない娘を女房にしたいと言っていた所、蜘蛛が娘の姿となってやってきて、ご飯を食べないから嫁にして下さいと言うのでそうしてやった。しかし、確かに夫がいるときは食べないのだが、実はいないときには沢山ご飯を食べていた。これを見ていた近所のおばあさんが夫にこのことを話して知らせると、この女房を追い出そうということになった。
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キツネ
1937年 新潟県
別れた夫の事が忘れられない妻の元に、夫が現れて思い残した事や家を出た事を詫びた。妻は子供に会わせると言って連れて来たが、既に夫の姿はなく、周囲には犬の足跡があった。妻は夫に化けた狐に騙されたのだろう。
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クモニョウボウ
2000年 広島県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
類似事例

クモニョウボウ
2000年 高知県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
類似事例

クモニョウボウ
2000年 徳島県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
類似事例

クモニョウボウ
2000年 愛媛県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
類似事例

クモニョウボウ
2000年 鳥取県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
類似事例

クモニョウボウ
2000年 佐賀県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、火を用いたので、歳の夜には火を焚くのだという。
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クモニョウボウ
2000年 奈良県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房から逃げる際に男がたすけられたことから、谷わたり藤は切ってはいけないという。
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ヤマノカミサマ
1977年 青森県
夫が山に木を伐りに行って帰らないので妻が心配して見に行くと、美しい女の人が、木の上で作業をする夫を支えている。妻が声をかけたら女は消え、夫は木から落ちて死んでしまった。女は山の神だった。
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レイム
1930年 石川県
ある所に若い夫婦がおり、ある時女房の夢枕に神様が立ちお告げをした。女房は神様のお告げの通り家を出て山芋掘りをする男と一緒になった。飯が食えぬという男に小判を渡したら、男はこんなものなら山にたくさんあると言った。女房はそれを集めて長者になった。
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バケネコ
1968年 沖縄県
化け猫がある人の夫に化けていた。食事が出来ると夫にあげる前に自分の親の所に持ってき、困っていた。こういう事が続くうちに我慢できなくなった夫が出て行けというと、妻は正体を現して夫を泣き殺そうとした。すると夫は呪文を唱えたので妻はとうとうカリヤマー(化け猫)になってしまった。
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オオニュウドウ
1929年 長野県
無くなった主人に女房が仕事の相談をするために息子と共に夜中に墓参りに行ったら、大入道が出た。驚いて逃げ帰り、女房は主人が来なくてよいと伝えたのだと理解したが、ある人は狢が驚かせただけだとも言っている。
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