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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイジャ
1983年 岩手県
戦時中、3人のお婆さんが出征した息子の無事を願いに、底沼大明神に行った。そのうち1人だけには、沼から柿の木のような色の大蛇が頭をもたげてくるのが見えて、恐ろしくて願掛けできなかった。願掛けした2人の息子は帰って来たが、大蛇を見たおばあさんの息子は戦死していた。

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ソコヌマダイミョウジン
1983年 岩手県
ある娘が、眼が悪くなったので底沼大明神に願掛けに行った。いつもは暗い大明神が明るく見え、きれいな女の人が立っていた。霊媒に聞くと「男だったら命がないが、女だったなら大丈夫だろう」といわれた。21日の願掛けをしたら、眼は治った。
類似事例

タヌキ
1985年 高知県
母親の声が聞こえたので息子が探したが見つからない。帰宅すると母親は家にいて、バラがきになっている息子の姿を見て驚いた。おそらく息子が狸に騙されたのだろう。
類似事例

ダイジャ
1931年 長野県
昔、おかんという女性が沼に身を投げた。死骸が見つからず、沼の主の大蛇になったと言われた。ある人がこの沼を干そうとしたら、雷雨が襲来し、大蛇の祟りだと言われた。この沼はおかんが沼と呼ばれている。
類似事例

ユメ
1966年 愛知県
ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
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タマシイ
1989年 岐阜県
一人息子を戦地にやっている母親が川で菜を洗っていると、軍服の息子がこちらを向いて敬礼して笑っていた。母親が道まで上がるともういなかった。そこへ、息子の戦死の知らせがきた。
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イヌガミ
1998年 徳島県
2番目の息子が、中学2年の2学期から犬神に憑かれて学校に行かなくなった。気が狂ったように叫んだりするのだが、医学的にはどこも悪くなかった。8年以上経って、祈祷師の力を借り、息子の同級生の母親が自分の子供が勉強のできが悪いため、頭のよい息子を妬んで憑いたとわかった。結局憑きを落とすことはできず、息子は若死にした。
類似事例

キツネ
1981年 東京都
7・80年前、頭が変な息子が狐に化かされた。振袖姿に化けた狐に、息子はついていった。山に入り、狐は息子を裸にして、息子の「宝物」をいじくって逃げた。裸で歩き回っているのを樵が見つけて助け、着物を着せて家まで送っていったという。
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ヘビ
1993年 岩手県 
ある日、ヘビが殺されるところを息子が見ていたら、殺した人でなく息子がサラワレタ(具合が悪くなった)。祈祷してもらって治った。
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トノサマノムスコ,コウシンサン
1960年 京都府
後妻をもらった殿様は先妻との間の息子を隠したが、後妻は見つけ出して息子につらく当たったため、息子は池に身を投げて死んだ。殿様が池に行くと息子が自分を祀ってほしいと現れ、以後庚申として祀られた。
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キツネ,ウセモノイナリ
1993年 岐阜県
昔、一人息子を戦でなくした母が、高徳寺で毎日祈る。ある日、祈っていると目の前に亡くなったはずの息子が立っている。母が手を差し出すと消える。それは狐が息子に化けて出てきたのだ。
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イキピトゥヌタマシイ
1977年 沖縄県
イキピトゥヌタマシイとして、幻視することがある。たとえば畑に息子が弁当を持ってやって来る姿が見えたが振りかえると誰もいなかった。しばらくすると全く同じ状態で息子が弁当を持ってきた。これはイキピトゥヌタマシイで、やってくる息子の前触れだった、など。
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ダイジャ
1975年 埼玉県
沼の主の大蛇を火縄銃で撃ち殺すと、その人の子孫は背中や脇の下にうろこのようなあざがあり、毛の生えている子供が生まれるようになった。大蛇が殺された時、沼が決壊して大水になった。死んでいる大蛇を見た人は病気になった。
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キツネ
1987年 長野県
息子に唐傘を持たせて畑にいる婆の所に届けさせたが,息子はまるっきり別の方向に行っていた。息子によると,途中で「こっちに来い」と呼ぶ者がいて,そちらのほうにどんどん進み,気がつくと道の脇に腰掛けていたと言う。かさはとられてしまっていた。狐に騙されたのだという。
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ダイジャ
1963年 山梨県
けちな親子が息子の嫁に「飯の嫌いな子」をもらいたがる。ある日息子が山で泣いている女に出会う。「誰かに嫁にもらいたい」と女は言い、息子が「飯が好きか」と尋ねると、女は「飯ほど嫌いなものはない」と答えるので嫁にした。息子の留守中に女は大釜で飯を炊いて一気に食い、押入れに入って「人くさい」という。息子はただものではないと思い、「山へかえれ」というと、女は「帰るが飯を籠一杯に持っていく」という。籠を背負って山へ行くが籠がだんだん軽くなるので振り向くと女の着物を引っかけた大蛇がいた。
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マエシラセ
1964年 福島県
息子はソロモンで戦死したが生前は給料が郵便で送られてきていた。ある朝それをうけとるとき、息子の海軍姿が風呂場にあらわれたのをみた。
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オンナノヒトノユウレイ
1999年 栃木県
ある日、自殺の名所の沼に友達3人と遊び半分で行った。その日は霧の深い日だった。沼には、泣いている女の人の幽霊がいた。その後、週に1度は沼に行き何かに取り憑かれたように幽霊を見ていた。その後、沼から女の白骨死体が見つかった。
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ユウレイ,カイ
1974年
期日が過ぎても参宮から帰ってこない息子が夜更けに戸をたたき、声を掛けると消えることが続いた。後日、息子は無事帰ってきたのだが、死んだと皆が思った気に乗じて物が託して怪を為したのだろう。
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ダイジャ
1982年 群馬県
赤城山へ16歳の娘は登ってはいけない。赤堀の道元という大尽の娘は、赤城様に無理に願掛けして授かった子どもであったが、16歳で赤城山へ行き、沼に入って大蛇になった。無理に願掛けして生まれた子どもは長生きしない。
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ムスメノジュスイヲメグルカイイ
1938年 青森県
明治以前、ある沼の近くに六部と娘が住んでいた。ある時、娘が白い鶏を抱いて沼に入り死んだ。それからそこを「鳥沼」と呼ぶようになった。今でも沼の底から鶏の鳴き声が聞こえると言う。
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ダイジャ
1967年 福島県
和久沼、赤宇木沼、新田沼には昔、それぞれに共通する大蛇が住んでいた。1つの沼に糠をまくと必ず他の沼にも糠が浮いたといわれ、今は2つになったが、田植えの時には雨が降るといっている。
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ケチ
1966年 新潟県
寒倉講でケチ(おとがめ)を受けた話は多い。1935年のこと、若者が寒倉様を信心して寒倉講の行に出た。その家の親父が「俺は俺、息子は息子だ」と家で魚を焼いて食べたところ、行中の息子に鮭が群がり、息子は水垢離ができなくなった。
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