キツネ 1974年 栃木県 山奥で炭焼きをしている人が、狐が縁の下で「夜が明けるよ、夜が明けるよ」と言うのを聞いた。
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キツネ,ムジナ 1999年 宮城県 キツネに化かされても死ぬことはない。ムジナに化かされると、その人は死んでしまう。
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ムジナ 1974年 山梨県 ムジナが魚を食べたくて、魚を持っていた人を化かして殺して魚を食った。
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タヌキ 1992年 奈良県 夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
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キツネ 1963年 宮城県 夕方道端で子供が泣いている。片目の塩引きを買ってしまい、親に取替えに行けと言われたからだという。そこで持っていた両目の塩引きと取り替えてやったが、家に帰ってみるとそれは節穴のあいた卒塔婆だった。狐は片目の魚が恐ろしかったのである。
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タヌキ,キツネ,ムジナ 1987年 岐阜県 切立のあたりの山には狐、狸、ムジナが多くいたので化かされたという話が残っている。狸より狐の方が化かすのがうまいという。
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ムジナ,(ヤマニデルヨウカイ) 1990年 長野県 山にはムジナが出て化かすという。
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ムジナ 1972年 千葉県 仕事の帰り、いい月夜だと思って歩いていたが、その日は月の出ない夜だった。ムジナに化かされたのだろう。
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タヌキ 1992年 奈良県 夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
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ムジナ 1963年 宮城県 ムジナの提灯に追いかけられた、あるいはムジナに化かされて火柱を見せられたという話がある。
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カシャンボウ,(カッパ) 1977年 和歌山県 炭焼きをしていた老人がいたが、どうしてもうまく炭を焼けなかったことがあった。カシャンボウが腰に取り憑いていたからだという。
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ムジナ 1972年 千葉県 お婆さんが寝ていたら、ムジナが戸をドンドンと叩き、「婆さん寝たか婆さん寝たか」と聞えて寝られなかった。ムジナに化かされた。
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キツネ,ムジナ 1972年 千葉県 狐は人を化かすときには前から化かす。ムジナは後ろから化かすという。だから狐に化かされても怪我をしない。ムジナのときは、穴に落ちたりして危ない。
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カメノコ(ゾクシン) 1990年 島根県 亀の子が縁の下に入ると人が死ぬ。
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トヲタタクオト 1977年 秋田県 夜、戸を叩く音が聞こえたが、誰もいなかった。
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キツネ,ムジナ 1972年 千葉県 狐は人を化かすときには前から化かす。ムジナは後ろから化かすという。
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タヌキ 1992年 奈良県 昔、小さい家に若い男が1人で住んでいた。そこに、毎晩、名前を呼んで訪ねて来る人がいた。けれども戸を開けると誰もいない。ある時戸の隙間から見たら、狸が後ろ足で戸を叩いていた。そこで「こらっ」と言って開けたら逃げた。それからは来なくなった。
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テンク゛サマ 1960年 三重県 天狗様が太鼓を叩いている間はいいが、鉦を叩くようになったら、山にいてはならない。
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ムジナ 1974年 山梨県 炭焼きのお爺さんがムジナに化かされて、川の中に立たされた。
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(ゾクシン) 1961年 鳥取県 人が死ぬ前には寺の本堂の戸を叩く音がする。
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キツネ,タヌキ,ムジナ 1975年 福島県 人を化かすのは狐と狸とムジナ。ムジナは田の間で振り返っておいでおいでの格好をして化かす。
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