国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

キツネ
1970年 福島県
清六という人が子狐をとってきて狐汁にして食べていた。外で「うまいか清六」といったので、「うまいから、にいさんも入って食え」と言ったら、乳飲み児をさらっていってしまった。子どもは食われてしまったという。

類似事例(機械学習検索)

キツネ
1970年 福島県
清六という猟師がいた。あるとき、狐を1匹とって来て食べたときに、窓の外で「うまいか清六」という声がした。外を見ると狐が逃げていくのが見えた。そしてあくる晩に、とっておいた肉を食べていると、「流しの下の骨見ろ、流しの下の骨見ろ。」という声が聞こえて、また狐が逃げていった。そこで見ると、清六の子どもの骨があった。
類似事例

キツネ
1915年 愛知県
狐に出会ったときは「狐を食ったうまかった、まんだ奥歯にはさまっとる」と言うと化かされることがないという。
類似事例

リョウニカンスルゾクシン
1940年 三重県
村内に、手掴み漁に禁物な人が2人いる。そのうちのどちらか1人でも漁を見ていると、うまくいかない。2人は心の曲がった人だから、漁がうまくいかないのだろうという。反対に正直な良い人が見ていると、漁はうまくいくという。また、心を正直にして、人と争うことがないようにしておかないと、漁獲が少ないという。
類似事例

オオサキ
1966年 埼玉県
人の世話をしたがうまくいかず、恨まれて病気になった老婆がいた。「豆腐が食いたい」というので持っていくと食べた。死んだあと体を見ると、脇や腰の下に毛がついていた。オオサキに憑かれたため死んだとのことである。
類似事例

キツネツキ
1978年 埼玉県
ある女の人が狐に憑かれ、狐に横っ腹を食われて穴が空いたという。その狐に殺されたなどと言われていた。狐がスシを食いたいと言うので、食わせたり、スシを持って三方の辻まで送っていったという。
類似事例

キツネツキ
1950年 鳥取県
狐が憑くと腹を食われる。老婆が大食いになったのは狐が食べているからである。飼い狐は、いろんな所から食べ物を取ってきて、しまいには食いつぶされてしまう。
類似事例

タヌキ,キツネ,ムジナ
1987年 岐阜県
切立のあたりの山には狐、狸、ムジナが多くいたので化かされたという話が残っている。狸より狐の方が化かすのがうまいという。
類似事例

オーカメサマ,オクリオオカミ
1956年 神奈川県
狼を呼び捨てにしたり悪口を言ったりすると食われると信じられている。道であってもしっかりしていると食われないが、転んだりするとついてきた狼に食われる。
類似事例

キツネ
1922年 福岡県
稲荷信仰の厚い人には狐が乗り移って奇跡や予言を行なうという。普通の人が狐に憑かれると狐に化かされる。うまいものを持って歩くと石ころや馬糞などとかえられる。こういう時には怪しいものが自分の前や後ろを歩いていて、つまずいて転んだりするとかえられる。恨みがある相手に狐をつけようと思う時には、狐んの住んでいる穴に行って油揚などをやって頼むといい。また疱瘡を病んで寝ている者がいると、狐は見舞い客に化けて疱瘡を食いに来る。もし疱瘡を食うと、狐は千年の寿命を得て、病人は落命する。
類似事例

ムジナ
1939年 岩手県
狢が人に化けようとしていたがうまくいかず、その間に後ろから忍び寄った人に叩き殺された。
類似事例

キツネ
1955年 静岡県
狐は憑いた人の肩にいて食物をとって食べてしまうので、憑かれた人は痩せてしまう。
類似事例

キツネ,キツネノヨメイリ
1996年 神奈川県
むかし、おばあさんに「狐が出るから、夜は外に出てはいけない」と言われた。狐の嫁入るということも言っていた。「提灯が見えたら狐だ」ということもよく言われた。
類似事例

キツネ
1953年 千葉県
狐をホーロクで煎るのがうまい馬車屋さんがいた。狐は長い時間経てば急に取れることがある。鬼子母神も狐退治してくれるという。
類似事例

ヒトグイグモ
1978年 香川県
昔、毎晩大きなくもが出て、ついには人を食ってしまったという。
類似事例

オオカミ
1991年 長野県
狼は山の神様から倒れた人は食ってもいいが、そうでなくては食ってはいけないと言われていた。だから大人は子供に、もし道で転んだら「どっこい一休み」と言えば、後ろからつけて来ている狼に食われないと教えていた。
類似事例

キツネノハナ,キツネ
1938年 長野県
夕方、狐の花をとるとその晩狐に化かされると言われている。
類似事例

キツネモチ,ヒトギツネ
1922年 島根県
狐持の狐は家の下に住んでいるともいうし、屋根裏に住んでいるともいう。狐持は自分の意に満たないことがあると狐の魔力を借りて他人を害する。食い殺させることもある。人狐は普通の狐よりも小さい。その狐が他人の体に入って病気にさせる。死に至ると病人の腹部か背を食い破って出るので、死人の体には黒くなってどこかに穴があいている。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
近所の女の人が、山仕事の弁当を狐に食われた。
類似事例

(ゾクシン),キツネ
1935年 山口県
狐が人に憑く。狐に憑かれて手足の指を食われ、死んだ人がいる。狐を祠に祀って治めようとしたが、間に合わなかった。
類似事例

キツネ
1970年 滋賀県
狐に化かされている人は、狐が尾を振る方向に歩いていってしまうと聞いた。
類似事例

キツネノチョウチン
1986年 京都府
夜、遠くでいくつもの提灯の火が灯ることがある。これを、狐が提灯を灯すと言う。火はずっと遠くに見えるが、実は狐はほんの目の前にいて人の目をうまくだましているのだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内