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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ワラビダイシ
1967年 茨城県
ワラビ大師というのは半兵衛の家で祭っているものである。昔、弘法大師がやって来て、おばあさんに1夜の宿をたのんだ。1夜泊った次の朝に、弘法大師は栗の木で自分の像を彫って毎月21日にはお参りするように頼んでいったので、それ以降、半兵衛の家ではこれを氏神として祭った。昔、1度この像を他家へ貸したことがあったが、両家に災いがかかったので、以降は貸さないという。

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コウボウダイシ
1967年 茨城県
昔、半兵衛の家に弘法大師がやって来て、おばあさんに1夜の宿をたのんだ。おばあさんは食べるものがないからと、断ったが、弘法大師が裏山のアクの強いワラビでいいからという。それを取ってくるとアクのないワラビになっており、この時から、このあたりのワラビにはアクがなくなった。
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コウボウダイシ
1979年 高知県
弘法大師が栗をくれと言ったので、栗をあげた。すると大師は「この栗は二度なるようになる」と言った。その通りになった。
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ダイジャ
1988年 富山県
沼でお膳を貸してくれるよう頼むと大蛇が貸してくれる。かえさなくなったら貸してくれなくなった。
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オンナ
1996年 鹿児島県
夜釣りをしていると海から女が上がってきて杓を貸せといってくることがあるので夜釣りはしない。もしそういうことがあったときには底の無いものを貸した。
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ダイシシンコウ,コウボウダイシ,デンギダイシ,シモツキダイシ,デンギダイシノアトカクシ,スリコギダイシ
1983年 岡山県
大師信仰の要素を供えてはいるものの直ちには弘法大師に結びつかないものとしては、デンギ大師や霜月大師などと呼ばれるものに関するものがある。旧11月23日の夜には必ず雪が降り、それはデンギ大師の跡かくしと言われる。デンギとはスリコギのことで、この夜にはそういう足をした大師がやって来て宿をこうのだが、その醜い足跡を隠す為に雪が降るのだと言われている。
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ベンテンサマ
1978年 山梨県
祝い事の前日に、古町の弁天様に膳椀を貸してくれるよう頼んだら、次の日置いてあったという。ある人が横着して返さなかったら、もう貸してくれなくなったという。
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(コウボウダイシノツエ),ミナモトヨシイエノツエ
1967年 福島県
泉から湯本に通じる花立峠に枝垂栗というのがある。昔、弘法大師がここを通った際に、杖にしていた栗の木を逆さまに挿したものが根付いたと伝えられている。また、今ある栗の木はそれとは別で、源義家の杖であったもので、愛馬の墓標であるとも言われている。
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ベンテンサマ
1978年 山梨県
祝い事の前日に、七面様の池の弁天様に膳椀を貸してくれるよう頼んだら、次の日置いてあったという。だんだん横着して返さなくなったら、もう貸してくれなくなったという。
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オニ
1974年 群馬県
ナワノゴシンジという行事がある。昔嵐や雷で百姓が苦しんだ時に別当が21日間祈祷をした。21日が明けて堂から出ると鬼がいて、「自分が悪い事をした」と白状した。それで別当が鬼の角をとって投げ、1つは隣村に、1つは角折神社にささり、それ以来麦が良く出来るようになった。これにちなんで行うものという。
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リュウグウサマ
1982年 群馬県
竜宮の渕は、膳椀が必要なとき、この渕に頼むと貸してくれたが、ある時欲深な人が1膳返さなかったので、貸してくれなくなった。
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ハンベエムジナ
1988年 富山県
半兵衛の家に狢(むじな)が毎夜来た。白石を焼いて「餅だ」と言って金玉に投げつけたら、必死で逃げてやがて焼け死んだ。
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(サラヲカシテクレルフチ)
1990年 長野県
観音堂の下に東山の淵があり、皿が足りないときに淵の主に貸してくれと頼むと貸してくれたが、ある人が借りた皿を割ってそのまま返したので、以来、いくら頼んでも貸して貰えなくなったという。
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ツカ
1991年 山梨県
村人が膳・椀・金などほしいものがあるときには塚に行って頼む。翌朝にはそこにある。しかし、不心得者がいて膳椀の1部を返さなかったためにそれからは貸さなくなったという。1説ではこの塚の近くに老婆が住んでいたという。
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ヤマノカミサン
1977年 山梨県
毎月17日は、ヤマノカミサンが怒るといって、生木を切ったり山へ入ったりしてはいけないといわれる。1月21日はオカンムリオトシといって、この日は山へ入って木を切ってはいけないが、お酒を持っていって供える。
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ケイドウホウイン,ニオウ
1940年 香川県
桂同法印は彫造完成後の仁王像を運搬するために、仁王像に向かって大声で一喝したところ、自らの足で仁王像が歩き出した。
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ユウレイセン
1959年 鹿児島県
幽霊船が時に出ることがあるが「杓子を貸せ」等といった時には、その底を落とし、それから貸さなくてはいけない。
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キツネ
1981年 和歌山県
呼ばれたときに1度目で返事してはいけない。人なら2度3度と呼ぶが、狐は1度しか呼ばない。それに返事すると化かされる。
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コウボウダイシ,アマゴイ
1934年 香川県
大旱魃の時、弘法大師が水神に雨乞いをして、雨が降った。大師はこの水神を太留水明神として祭った。
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コウボウダイシ
1978年 新潟県
弘法大師が峠を通りかかったときに水を求めた。しかし、汚い身なりをしていたので水をあげなかった。弘法大師が自分の杖で土を掘ると、そこから水が出てきたという。
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ダイシサマ
1982年 新潟県
11月23日は大師講の日である。この日雪が降り続き、困った大師は1夜の宿を貧しい婆さんに頼んで泊めてもらった。婆さんは貧しく、大師が畑に大根をとりに行き、残した雪の上の足あとを隠すために仏に祈って雪を降らせた。また、箸もない貧乏な婆さんは栗の木を折って間に合わせたという。
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ウミボウズ(ゾクシン)
1959年 島根県
盆の16日は海へ出てはならない。海坊主がヒシャクを貸せという。貸すと水を掬って船に入れ、船を沈めてしまうので、必ず底を抜いて貸す。
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