クロヌマノヌシ,ヘビ 1990年 秋田県 黒沼の主は小さい蛇だった。
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ヘビ 1990年 秋田県 御嶽山で修行した小僧が黒沼へ行って鯉をとろうと水を流したら、水が蛇に変わった。
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リュウジン,コイ 1990年 秋田県 黒沼の浮島に大きい鯉を見ると1年のうちに死ぬ。
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リュウジン 1990年 秋田県 黒沼の竜神は馬に乗って黒沼の真ん中へ立っていたというが、そのようなものを見た人は死んだ。
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コイ 1982年 東京都 池に人を食べる鯉が住んでいた。17,8才の娘が「お父さんが池の主に食べられてしまった」と言うので、村人は池の水を抜いて鯉を退治した。鯉は3匹いた。
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ハゼコイ 1960年 三重県 大きな鯉が釣れた。ところが鯉には足があり、陸の上をのっそりと歩いた。この鯉ははぜ鯉と言い、山椒魚のことである。はぜ鯉を取った途端、村から水が少なくなった。そこではぜ鯉は神社の守り神で祟りではないかということになり、はぜ鯉を川に放した。そのため、毎年山椒魚が、お礼のために鯉に化けて来るという。
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テング,ヌマノヌシ 1996年 秋田県 仙台の赤沼で「福万の黒沼に持って行って後ろ向きに投げてくれ」と綺麗な姉さんに天狗の玉を頼まれた。黒沼の主は女神である。
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ヌシ(ゾクシン) 1920年 宮城県 三重県 古池や淵には主がいる。土蔵などにも主がいる。水の主は大魚や鰻、そして亀などであり、蔵のほうの主は、蛇である。
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コイ 1957年 愛知県 玉金の池の主は鯉。ある男が鉄砲で撃ち殺して食ったら中風になった。鯉がいると教えた男は口が曲がった。それ以来この池では魚を捕らず、6月に生き鯉を白山神社で祀って放す。日照りのとき、池を掃除すると雨が降るという。
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(ゾクシン) 1923年 鳥取県 鳥取でも、古池や淵には主がいて、土蔵にも主が住んでいるという。水の主は大魚や鰻で、蔵の主は蛇であることが多いといわれている。
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ウナギ,コイ,フチノヌシ 1982年 宮城県 熊ん堂堀の主の大鰻は、泉沢の堤の主の鯉に通った。
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カワノヌシ 1961年 新潟県 川の主にみこまれると蛇になる。その証拠に川の主に対して流された手ぬぐいが流れないということであった。
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コイ 1931年 長野県 500~600年前、百姓が用水池の主の鯉を捕らえてその尾を切り、池に捨てた。鯉は悲しみのあまり老松の下蔭で泣いた。その百姓の家には間もなく病気が襲い、死に絶えてしまった。今も鯉の泣き声が聞こえるという。
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コイ 1940年 栃木県 高椅神社の氏子は、鯉を祭神の乗り馬であるとして鯉を食べないし、養殖もしない。河川で鯉を捕ると、すぐに放流して神に謝罪する。また、端午の節句に鯉のぼりを飾らず、鯉の絵が描かれた器具は使用しない。この禁を犯すと、病気になったりという異変が必ず家に降りかかるといわれている。
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ムスメ,ジャタイ,コイ 1913年 滋賀県 例年、夏になると旱魃になり、そのたびに村人が争っていた。ある年、いつものように水喧嘩をしていると、川の中に穴ができて、川の水がその中に皆吸い込まれてしまった。そのとき土地の豪族の片目の娘が穴に飛び込み、蛇体になって穴をふさいだ。それからは水は不自由しなくなった。娘は後に鯉となり、その川には1匹だけ片目の鯉がいるという。
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オオカニ,ダイジャ 1964年 福島県 1021(治安元)年、黒沼神社の南700メートルほどの蟹沢という部落に径8尺以上の大かにがすんで被害をもたらしていたが、在家7軒が黒沼神社におこもりし退治した。また、1121(保安2)年にも、あゆ滝という川原にすむ大蛇を在家の人々が黒沼神社におこもりすることで退治した。これが羽山ごもりの起源といわれる。
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シロヘビ,コイ 1979年 茨城県 病床の父に親孝行しようと鯉をあげようと漁をしてやっと一匹だけ釣れたが、欲を出して何度も投げ網をしてしまった。すると大きな鯉はみるみるうちに巨大な白蛇になった。逃げ帰ったが臥せってしまい、自分が看病される身となった。沼の主の白蛇が臍を曲げたのだろう。
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コイ 1975年 京都府 丹波国並河村の鯉大明神の使いは鯉である。毎月大堰川を下って松尾明神へ使いに通うという。鯉大明神の氏子の者は、鯉を食べるとたちどころに口の中に腫れ物ができる。これは八幡の氏子が鳥を食べたり、春日の氏子が鹿を食べたりするのと同じ類の事である。
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カッパ,ヌマノヌシ,コイ,ナマズ 1997年 青森県 車力の池で小さい子供が溺れるのは河童の仕業、または沼の主の仕業。沼の主とは巨大な鯉や鯰。
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(アメガフルバショ) 1973年 香川県 70年くらい前、土佐から雨乞いの日に間に合うように水をもらってきた。水をリュウゴンサンにあげ、その後、水を野田池に流したが、そのときに水を運ぶ途中で水をこぼしたところだけ雨が降るようになってしまったという。
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イケノヌシ,タタリ,コイ 1978年 新潟県 トンネル工事に来ていた若者が、タナの池の大きな鯉を鉄砲で撃ち、食べてしまった。その後、汽車に乗っているときに少し顔を出して、頭を打って死んでしまった。これは池の主の祟りだという。
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