オノウ,オカグラ 1985年 山梨県 加畑では、オノウ、オカグラといって、正月14日の晩にもと小御嶽のところから笛や太鼓の音が聞こえてきた。
類似事例 |
|
オノウ 1985年 山梨県 小御嶽山からオノウの太鼓の音が聞こえるという。昔の人はそういうことをよく言った。
類似事例 |
|
オノウ 1985年 山梨県 お正月の14日の晩にオノウってお祭りの太鼓や笛の音が聞こえる。小御嶽から聞こえるのか、Aさんのおばあさんなんかが聞き、Aさんも聞いたような気がする。昼から聞こえるという。
類似事例 |
|
タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ 1938年 石川県 深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
類似事例 |
|
テング 1964年 滋賀県 天狗の太鼓叩きは、山のほうから太鼓の音が聞こえてくる。聴き耳を立てると聞こえなくなる。天狗さんが笛を吹くのは怖い。朝いいかげんに日が昇ったときや、空がオンボラ(雲ってどんより)した日、雨の降る日に笛を吹く。天狗さんが鉦太鼓を叩いているときは、喜んでいるとき。
類似事例 |
|
フエノカミサン 1961年 島根県 中畑の笛の神様は、笛を習う人がお参りして笛を吹くと、自分の方からも笛を鳴らす。
類似事例 |
|
テング 1977年 神奈川県 明神岳の下のモミソの木には天狗がいるといわれており、太鼓を叩いたり笛を吹いたりする音がしばしば聞こえたのだという。
類似事例 |
|
テング 1972年 石川県 雄谷家には天狗の間という部屋がある。時々太鼓や笛の音が聞こえるという。
類似事例 |
|
テング 1956年 静岡県 この辺りでは、片拍子や、山での笛吹きや太鼓鳴らしは、するものでないと言われている。
類似事例 |
|
ヤマノカミガサワグ 1995年 埼玉県 上山では山の神が朝、笛太鼓で騒ぐことがある。
類似事例 |
|
ヘビ 1976年 愛媛県 横吹渓谷で昔、里の若者が毎日笛を吹いていた。ある日笛を吹いていると一人の美女が現れた。そうするうちに二人は恋を語るようになった。ある日若者が笛を吹いても女が現れないので歩き回り、鏡石へ目をやると蛇体が女に変わって写っていた。女は最後に笛を吹いてくれと頼み、男が笛を吹くと、女はその曲につられて蛇体となって男を抱え蛇淵に入った。
類似事例 |
|
ヤマノカミサマ,テング 1965年 長崎県 真昼に笛太鼓でリンリン音がするのを「山の神様が通る」、「天狗ばやしが通る」とかという。
類似事例 |
|
タヌキ,タイコ 1975年 愛知県 炭焼きに行くと、晩になって太鼓を叩く音が聞こえてきた。「たぬきがたたいているのだ」と言ったら、音は消えた。
類似事例 |
|
テング(ゾクシン) 1932年 愛知県 山で笛を吹くと天狗が連れに来るという俗信。
類似事例 |
|
ネコ 2000年 神奈川県 夕方頃、オドリバノダイという所を通ったら、猫が人間に化け、笛を吹いたり太鼓を叩いたりして踊っていた。
類似事例 |
|
テング 1955年 静岡県 天狗岩の近くで炭焼きをしていたら、笛太鼓でジャンジャカジャンジャカ賑やかにやる音だけ聞こえた。姿は見えなかった。天狗さんの仕業。
類似事例 |
|
(アオバブエ),(オニブエ) 1979年 京都府 博雅三位が朱雀門の前で鬼と取り替えた笛を、三位が死んだ後に帝がその笛を召して笛吹きに吹かせたが、音を出すことが出来なかった。そこで浄蔵を召して吹かせたところ三位のように上手だった。帝は何かを感じて、朱雀門で笛を吹かせると、楼上から「大変優れている」と声がした。
類似事例 |
|
マ 1920年 徳島県 夜笛を吹くと魔が集ってくる。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1985年 山梨県 加畑では4月17日に山へ入るとケガをするといわれた。
類似事例 |
|
リュウグウサマノタイコ 1997年 愛知県 夏の昼間、浜辺へ出ると、太鼓の音が海の底から聞こえてくる。北奥田の浜で聞こえ、そのまま浜づたいに南に行っても同じ方角に聞こえる。これを「龍宮様の太鼓」と呼んだ。
類似事例 |
|
オト,タヌキノタイコ 1914年 岩手県 深山で夜に大木を切り倒す音がすることがある。初めは斧の音がして、次に木の倒れる音がし、その木の倒れるときの風が人のいるところにブワリと来るという。その他に太鼓の音が聞こえることもある。いわゆる狸の太鼓なのだろう。
類似事例 |
|