スズメ 1959年 長崎県 雀の鳴き声を「親死ね子死ね、四十九日の餅とつちくろ」と解し、雀の巣を取ることを恐れ慎むところがある。
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シジュウカラ 1959年 神奈川県 ある地方では、四十雀の鳴き声を「親死ね子死ね、四十九日の餅をつけ」と解し、その地方では四十雀を縁起が悪い鳥として誰も獲らない。
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セキレイ 1959年 岐阜県 セキレイを取ると親も子も死んでしまう。また、セキレイをいじめると、いじめた人を呪って「親死ね、子死ね、鍋も茶碗も破れてしまえ」と鳴くという。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 葬送に関する俗信。重病人がいる場合は、寺で自修文というお経をあげてもらうと、治る人は治り、死ぬ人は楽に死ねるといわれている。親が死んだ場合、3年間は屋根をさわってはいけない。魂が屋根を目指して帰ってくるので、形を変えてはいけないという、など。
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ハガカケタユメ 1977年 山形県 歯がかけた夢を見ると、親か子が死ぬ。
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ボウレイ 1933年 和歌山県 亡霊は四十九日までは家の棟を離れず、四十九日の餅つく音を聞いて離れるという。
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オヤミミリ,(カマキリ),(ゾクシン) 1942年 富山県 親みみりにににらまれると親が死ぬ。
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モチ 1916年 大阪府 苗代の跡へ餅を植えると、その人が死んで四十九日の笠の餅になる。
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(ゾクシン),レイ 1933年 鹿児島県 四十九日までは霊が家に残っているという。
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オニ 1933年 神奈川県 死後四十九に日目には餅でも菓子でも五十個を寺へ持っていく。これは四十九個でよいのであるが、一つは途中で鬼にとられるから五十個にするのであるという。
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シニン,ホトケ,シジュウクニチ,ムジンコウ 1950年 千葉県 死人の四十九日に米一升で餅四十九個つくり、佛に供えて寺に納め、他人がもらって無盡講に行くと必ず当たる。
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(ゾクシン),タマシイ 1933年 愛知県 魂は四十九日までは家の棟にいるという。
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ヘビ 1973年 三重県 山奥に池があり、そこの大蛇が美男子に化けてある娘の元に通っていた。あるとき娘が男を針で突き、男は池に戻ってから痛い痛いと転げ回っていた。蛇の親が「遊びに出るからだ」と子を諫めると、子は娘の腹に自分の子がいることを告げた。しかし、親は人間は5月5日に菖蒲湯にはいること、それが魔除けになるために蛇の子は産まれないことを告げたという。
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リョウヅエ 1942年 三重県 両杖をつくと親が死ぬ。
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ダイジャ 1989年 長野県 温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。
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(ゾクシン),トケイ 1998年 静岡県 四時四十四分四十四秒に時計を見ると死ぬ。
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ダイジャ,ダイジャノチ 1989年 長野県 温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。沼から流れてくる水が時々赤くなるのは、蛇の血のせいだという。
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(ゾクシン),ユウレイ 1998年 静岡県 部屋の角に四時四十四分四十四秒に立つと幽霊を見る。
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トンボガミ,ガミ,トンビヨガミ,トウビョウ 1950年 香川県 トンボガミは首に輪のある子蛇で、数十匹の集団でいる。四十九匹であったり、七十五匹であったりし、屋敷内で主人となれ合うのもいれば、塚穴や藪の中で独立して悪事を働く者もいる。少し大きいものが親で、これが一族を率いる。
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(ゾクシン),タマシイ 1933年 山口県 四十九日の間は死者の魂はその家の棟を離れないという。故に一家の者は四十九日の間氏神様へまいらない。これはけがれているからだともいう。
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ミクニチ 1965年 岩手県 九月九日、十九日、二十九日を三九日というが、このときに三回臼をならすと、果報がやってくるといわれ、餅をついて祝う。
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