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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒヒザル
1977年 徳島県
13の子が仇討のため家を出て、峠道で日が暮れた。向うから火の玉が飛んできたので矢を射たが、10本目にようやく当たった。一旦引き返し、翌朝行ってみると、人を食うヒヒ猿が目に矢を受けて泣いていた。子供はヒヒ猿を討ち取り、親の仇を取った。

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ヒヒザル
1991年 愛媛県
鉄砲名人の孫八は、本殿太場のヒヒ猿退治を頼まれ、ヒヒ猿を鉄砲で撃ったら、ヒヒ猿は岩になってしまった。ヒヒ岩といわれている。
類似事例

ヒヒ
1990年 秋田県
ヒヒの憑いていた子供が、1人でしゃべったり魚をもってきたり鍋に糞をしたりするので、その子を責めると火事になった。ヒヒが火をつけたという。
類似事例

ムジナ
1941年 秋田県
ある晩、節穴から外へ向けて矢を射ると、何かが「キャッ!」と悲鳴をあげた。行ってみたら、大きな狢の化物がその矢に当たって死んでいた。
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サル
1978年
ある大名が猪狩りをしていた時、7尺程の猿が現われ勢子を襲った。矢で射ったが猿に矢を受け止められた。鉄砲で撃ったら、猿は頭が砕けて死んだ。
類似事例

サル,シシ,ヒヒ
1958年 岩手県
猿が松脂を体につけて転げ回って、鉄砲の弾も通らない毛皮になることがある。猿がしし(ヒヒ)になる、という。お月様に化けたりもするという。
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ヤマノカミ
1984年 山梨県
正月21日は山の神の日で、この日は山の神の矢射りの日で、山の神が矢を射るので山に行かない。
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ヒヒ
1991年 愛媛県
鉄砲名人の孫八は、僧都のヒヒ退治を頼まれた。ヒヒは宝福寺に逃げ、釣鐘を盾にして鉄砲を防いだが防ぎきれずに寺の外に逃げ出して死んだ。鉄砲の弾の跡の残った釣鐘があったが、戦時中に供出されてしまった。ヒヒが死んだところには猿ま天神サルマテンジンが祀られた。
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ヒヒ
1966年 静岡県
見附の天神様では、毎年若い娘を一人ずつヒヒに人身御供にしていたので、しっぺ太郎という犬に頼んで退治してもらった。しっぺ太郎はヒヒを追って行って、熊村の観音山で退治したので、観音山にはヒヒを祀っている。
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サル
1939年 和歌山県
猿屋が許してくれと拝む猿を撃ち殺したところ、妻が猿の子を産んだ。
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ヒヒ
1958年 香川県
ネゴヤで火を焚いているとヒヒがやってくる。火のそばへきて金玉を広げる。そこへ真っ赤に焼けた石を投げ込むと悲鳴を上げて逃げていった。後を追うと山でヒヒが死んでいた。
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ムカデ
1974年 栃木県
昔、赤城山を7巻きする大ムカデに、田原藤太が二荒山から99本矢を射たが当たらなかったので、100本目の矢には唾をつけて射たら当たった。今でも、唾を掛けるとムカデは死ぬという。
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(ヤマノカミノタタリ)
1984年 新潟県
旧2月9日は山の神の日でこの日、三吉という人が早朝に山へ行って、名前を呼ぶ声がしたので振り向くと突然矢が飛んできて目を射られたという。
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ヒヒ
1991年 愛媛県
昔、ヒヒが暴れたので、孫八という猟師が退治することになった。ヒヒは寺に逃げ、釣鐘を盾にして鉄砲を防いだが防ぎきれずに、山の上で死んだ。鉄砲の弾のひびがはいった釣鐘があったが、戦時中に供出されてしまった。ヒヒが死んだところにはさるま天神サルマテンジンが祀られている。
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サルカニガッセン
2000年 東京都
昔々、蟹が猿に殺された。子蟹が泣いていると、栗と蜂と臼がやってきて「仇を討ってやろう」と言った。猿が囲炉裏に火を入れると、栗がはじけて向うずねに当たった。「あちいあちい」と言って猿が味噌部屋に飛び込み、火傷に味噌を塗ろうしたところに、蜂が飛んできて刺した。「痛え痛え」といって外に飛び出したところ、屋根から臼が落ちてきて猿を押しつぶした。そこへ子蟹が出てきて、鋏でちょきんと首を切って仇を討った。
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ヤ,タケ
1930年 神奈川県
矢箆が淵というところでは、畠山重忠が戦死の際に、ここに二本の矢を立てたといわれる。そこから根が出て、毎年二本ずつ矢竹が増えていたという。
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サル
1978年 石川県
ある老人が働きに行っている間に、猿が蓑や笠を着て化け、家に先に帰ってしまった。老人が家に帰ると猿がいた。猿に化かされると、猿は葬式が嫌いなので、葬式の着物を着て、灯籠を持って泣き真似をすると、猿は抜けていったという。
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サル
1974年 滋賀県
猿を撃ったら、猿のような顔の子どもが産まれた。
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カシャ
1982年 群馬県
カシャが屍骸を取りに来るので、棺が家から出たら母屋のグシもしくは鬼門に向って弓を引いて矢を射る。
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マホウ
1963年 岡山県
5月5日に、土間と台所の境に竹の竿を吊るし、マキを20本くらい吊るす。これはマホウ(猿やヒヒのようなもの)が来た時、家の中に入れないようにするため。
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サル
1951年
爺さんは草取りを手伝ってもらった猿に娘を上げる約束をし、末娘が行くことになった。娘は猿と爺さんのところへ行く際、猿に臼を背負わせ、自分が餅をついた。橋の中ほどで猿を川に突き落とした。以後ここを通ると猿が来て子供のお守りをしたという。
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カワンタロウ
1985年 熊本県
猿を食えば何年も河童に憑かれない。
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