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検索対象事例

シチニンミサキ
1960年 岡山県
上房郡有漢町大石部落では昔から「7人御崎」を祀るが、祟りで30年に1人は変死者がでる。最近では終戦直後、暑い時期に異様に寒がる老人がいたので、さては取り憑かれたかと株内の者が昼夜問わず見張っていたが、油断したすきに首を吊ってしまったという。

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ミサキ
1969年 岡山県
備中、上有漢村でもミサキがとり憑いて首を吊ることが昔は随分あった。ある部落では恐ろしいミサキがいて、33年の年忌ごとに必ず首吊りがあり、最近の例では大石という女性の本家の老人であった。真夏なのにとても寒がり、これはミサキが憑いたのだということで見張っていたが、ちょっとの隙に首を吊ってしまったという。
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シチニンミサキ,トリヂンミサキ
1954年 岡山県
大石部落には、昔から「七人ミサキ」というミサキ神が祀られていて、これが取り憑くために度々首吊りがあると言われる。ある老人は、夏の土用に急に寒いと言って炬燵を出し、布団に入っていたが、隙を見て抜け出し首を吊った。昔から首吊りが大勢出るので、お寺の院家さんにトリヂンミサキをして祀り、変死人を成仏させる習慣がある。
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キツネ
1973年 三重県
大正初期、古市某という人がきつねに憑かれて家出した。何日も帰ってこないので山狩りをすると、山で寝ていた。連れて帰って家に閉じこめておくと、見張りが目を離したすきに首を吊って死んでしまったという。戦後に嫁に行った娘も、首を刺して死んだという。
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シチニンミサキ
1983年 岡山県
北房町下呰部では、山麓にその山で転んだり谷に落ちたりして死んだ人の墓が7つあって、それは七人御崎として祀られている。
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シチニンミサキ
1983年 岡山県
津山市下横野では、七人御崎が祀られているところは、一揆の首謀者7人が殺されたところだといわれている。
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ツナミサキ
1983年 岡山県
明治初年頃、北房町阿口に身体の不自由な老人がいたが、首を吊って死んでしまった。その後、半年ほどの間に村に様々な変事があるので、村の者が山に桜の木を植えて祀った。そうすることをツナミサキを祀るという。
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シチニンミサキ
1983年 岡山県
鶴坂神社の富士の麓には七人御崎が祀られている。これは1453(永享7)年の立会祭りの際に争って境内で殺された7人を祀っているのだという。
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ミコガミ
1981年 岡山県
7軒か8件の株内で祀る子供の「もの」の神様。御神体は幣1本で女という。子供にモノが出たら「ミコ神様が淋しくなった」といって株内をホイトして、赤飯を炊いてミコ神さんを祀ると不思議にデモノが治った。子供の神様なので必ず納戸に祀る。
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イナリ
1958年 東京都
女の変死体が蛇になったので、それを稲荷として祀ったという。
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シチニンミサキ
1983年 岡山県
七人御崎は、才田城の落武者7人が殺されたところだといわれている。
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タタリノタ
1938年 沖縄県
沖縄では祟る場所に年季が決まっている。5年目、7年目など、決まった時期に新しい犠牲者が出るといわれている。
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カミカクシ
1990年 香川県
終戦直後のこと、娘さんが神かくしにあった。島の人全員で捜した。板持という集落のずっと向こうにある、たくさん生えている草の株のところで座っている娘さんが見つかった。みんなが見つけてくれるまで、口をきけなかった。
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スキ
1982年 岡山県
新見では神様の通る道筋をすきと言う。昼間でも気持ちが悪くて背筋が寒くなる。神様は夜中にすきを通り、その時道筋にあたる家は必ず家が鳴る。
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ヤマノカミノタイコ,テング
1957年 富山県
留守番をしていると山の神の太鼓が聞こえてきた。二人で打っていたようだ。おかげで一人でも寂しくなかった。曇りの時によく聞こえる。昼夜は問わない。
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カワウソ,キツネ
1991年 石川県
カワウソや狐が人を騙して魚を取る。道をごまかしたりして、そのすきを狙う。
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キツネ
1931年 長野県
秋の終わりのころの寒い朝、通りがかりの人が川の中を老人が這って歩いているのを見た。狐に化かされ油もすっかりなめられていた。老人は田の草を取っている気がしたのだという。
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クモ
1936年 鳥取県
昔、夏の暑い時にやりこという者が魚つりに行き、たばこを吸っていると、大きな蜘蛛が淵から出て来て、やりこのすねにいぎを引っかけて川の中に入れようとした。やりこはそのいぎを取って杉の木の株にひっかけた。その大きな木の株は川の中に引っぱり込まれた。
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クビツリカミサン
1985年 香川県
首を吊るのはクビツリ神サンに誘われるのだという。当人にしか見えないが、普通の人と同じ恰好をしていて、木の枝に縄を掛けて輪を作り、そこに首を入れてはこちらを向いてにこっと笑う。何度も楽しそうに繰り返すのを見る内に、自分も首を吊ってしまうのだという。
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トリツキスジ
1979年 岐阜県
以前は、とりつき筋の人が他人に取り憑くといわれていた。赤ん坊が取り憑かれて死んだりした。取り憑かれた人は取り憑いた人と同じ身振り・動作をする。取り憑く人は別にその気はなく、ふとしたときに取り憑いている。その人が去ると憑き物も落ちるという。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
部落の川に入ったりして七人みさきに憑かれることがある。昔、川で死んで祀るものがない亡霊が取り憑くものだと言っている。
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ジヌシサマ,シチニンミサキ,ミサキダイミョウジン
1983年 岡山県
真庭郡勝山町荒田の株五戸が祀っている地主様は、昔、彼らの先祖が旅先で殺した七人の旅人が祟る為に祀ったもので、七人ミサキ、或いはミサキ大明神とも呼んでいる。
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