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検索対象事例

ミサキ
1969年 岡山県
備中、上有漢村でもミサキがとり憑いて首を吊ることが昔は随分あった。ある部落では恐ろしいミサキがいて、33年の年忌ごとに必ず首吊りがあり、最近の例では大石という女性の本家の老人であった。真夏なのにとても寒がり、これはミサキが憑いたのだということで見張っていたが、ちょっとの隙に首を吊ってしまったという。

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シチニンミサキ,トリヂンミサキ
1954年 岡山県
大石部落には、昔から「七人ミサキ」というミサキ神が祀られていて、これが取り憑くために度々首吊りがあると言われる。ある老人は、夏の土用に急に寒いと言って炬燵を出し、布団に入っていたが、隙を見て抜け出し首を吊った。昔から首吊りが大勢出るので、お寺の院家さんにトリヂンミサキをして祀り、変死人を成仏させる習慣がある。
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ミサキ,イキアイ
1985年 愛媛県
海難事故等で死んだ人の霊をミサキと言い、人を一人殺すと成仏するといって恐れられた。ミサキに行きあって災いを受けるのをイキアイと呼び恐れた。ミサキには天ミサキ、海ミサキ、七人ミサキがある。
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ミサキコウジン,ミサキ
1983年 岡山県
ミサキ荒神はミサキの荒神であるが、これは県南地方で言われるが如き死霊や悪霊としてのミサキのことではなく、鎮守や守護神としてのミサキである。
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シシャノボウレイ,ミサキ
1983年 岡山県
死者の亡霊の中でも祟るものをミサキという。このミサキが憑くとクチバシルのだという。
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ミサキサマ,ヤマノカミ
1963年 岡山県
ミサキ様は山の神だという人もある。
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クビツリヤマ
1999年 栃木県
人が首を吊ったという首吊り山という林がある。そこに入ると出られなくなるという話もある。
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ミサキ,ミサキサマ,ツルギミサキ,ツナミサキ
1983年 岡山県
新見市西方では、変死のあった場所にミサキを祀る。山で首吊りがあると、そこに木を植えてミサキ様といったり、切腹して亡くなった人をツルギミサキ、首吊りで亡くなった人をツナミサキといって祀ったりもする。
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ボウレイ,ミサキ
1983年 岡山県
祀り手のない亡霊はミサキと呼ばれるが、これが憑くことを「ミサキがひっぱる」という。昔、ある老人が夜になって姿を消し、目も見えないのに元気な者でも通れないような崖を登ったと思われたときには、皆はkのお老人がミサキにひっぱられたのだといった。
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シチニンミサキ
1938年 高知県
七人ミサキはいつも7人で組んでいる。人を引くごとに、一番古いミサキから仏になるのだといわれている。
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ミサキ
1963年 岡山県
昔からの古い木は、ミサキがいると言われる。
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ミサキ
1983年 岡山県
備中町では、不慮の死を遂げた者がいると、家族が法印に依頼して、死者のミサキを本地にひきとってもらう。ミサキは、年を追うといって、年忌には友を呼ぶというので、その際には、このようなことがないように拝んでもらうのだという。
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シチニンミサキ
1960年 岡山県
上房郡有漢町大石部落では昔から「7人御崎」を祀るが、祟りで30年に1人は変死者がでる。最近では終戦直後、暑い時期に異様に寒がる老人がいたので、さては取り憑かれたかと株内の者が昼夜問わず見張っていたが、油断したすきに首を吊ってしまったという。
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ミサキ
1984年 愛媛県
溺死した者はミサキになる。ミサキは人を水中に引っ張り込む。
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ミサキ
1991年 静岡県
事故がたびたびおこる川や崖のそばをミサキという。3年目か7年目に事故が繰り返されるという。水窪町にはそうしたミサキが何ヶ所かあるが、1990年ごろ、その場所から車ごと転落した白骨死体が見つかった。ミサキで死人が出ると、遺族がミサキ送りをして清めなくなてはならない。
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ミサキ
1970年 岡山県
ミサキについて。不慮の死をとげた人をフリョミサキといったり、願をかけて拝んだ木をミサキと言ったり、病人が出ると“ミサキにさわっている”と言ったり、各家で祀ったりする、など。
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ミサキ,ミサキグルイ
1983年 岡山県
ミサキの氏子は狂人になりやすいといい、それをミサキ狂いという。
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ユウレイ
1941年 新潟県
首を吊って死んだ男がそのままの姿で通るという。これを見た車夫が気を失ってしまったこともあり、非常に恐ろしくなった。
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ツナミサキ
1983年 岡山県
明治初年頃、北房町阿口に身体の不自由な老人がいたが、首を吊って死んでしまった。その後、半年ほどの間に村に様々な変事があるので、村の者が山に桜の木を植えて祀った。そうすることをツナミサキを祀るという。
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トウビョウ,シチニンミサキ,ミサキ
1983年 岡山県
トウビョウのフロから谷間を隔てた南の尾根に七人ミサキのフロがあるが、これがある部落では、昔から30年に1度、ミサキが憑いて発狂して死ぬ者が出ると言われている。これが憑いたら落とす方法はなく、鎮める方法もない。
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ミサキ,ミサキダイミョウジン
1983年 岡山県
倉敷市下津井の松島でも、ミサキが憑くとか、ひっぱるとか、人をとるなどというが、御崎大明神を祀ると、そうした悪いミサキが近寄らなくなるのだという。
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ミサキ
1969年 岡山県
戦後引き続いて首吊り人が2人でた。誰にも思い当たる理由は無かった。こういう死に方を世間ではミサキがとりついたといった。死者は50回忌の法事が終わるとミサキになるともいい、ミサキが先祖霊なのか、とりついて人を殺す怨霊、悪霊なのかは分からない。
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