カッパ 1968年 群馬 栃木 茨城 千葉県 カッパは水神の姿で零落した姿である。利根川中流域では亀に似た姿で考えられていて、馬を引き込もうとして捕らえられ、子供を引き込まないという約束で放してもらった話が伝わっている。
類似事例 |
|
メドチ 1980年 青森県 メドチは夜、川から上がって光る。友達に化けて子供を引く。へそを抜く。姿は7,8ヶ月の赤ん坊に似て、頭に皿がある。
類似事例 |
|
カッパ,ガワッパ,サル 1913年 熊本県 河童は猿に負ける。猿は河童を見たら取り殺すといい、猿の多く棲む山川には河童がいない。
類似事例 |
|
カッパ,サル 1953年 東京都 猿回しは河童の住む川を渡るときは猿の顔を包んだという。昔江戸でも河童の災いを逃れるには猿を飼うのがよいといわれた。猿は河童を見ると捕まえずにはいられず、河童は猿を見ると動けなくなるという。
類似事例 |
|
ハラミザル,タタリ 1999年 孕み猿を撃ったりすると、妻の出産が大変になったり流産するといわれる。また子供は猿に似た子が生まれると言われる。
類似事例 |
|
サル 1951年 爺さんは草取りを手伝ってもらった猿に娘を上げる約束をし、末娘が行くことになった。娘は猿と爺さんのところへ行く際、猿に臼を背負わせ、自分が餅をついた。橋の中ほどで猿を川に突き落とした。以後ここを通ると猿が来て子供のお守りをしたという。
類似事例 |
|
ミズシ 1991年 石川県 ミズシという河童に似たものが、水に入った人間の魂を抜く。
類似事例 |
|
サル,カニ 1971年 鳥取県 猿と蟹が餅をめぐって争う。石の下に逃げた蟹に猿は糞をかけようとするが尻をはさまれてしまう。猿の尻が赤いのはそのためである。
類似事例 |
|
サル 1939年 和歌山県 猿屋が許してくれと拝む猿を撃ち殺したところ、妻が猿の子を産んだ。
類似事例 |
|
ネザサヲオシワケテクルモノ,サル 2000年 新潟県 山中で焼飯を食べていたら、猿のようなものが現れた。猿に似ているが猿ではなく、毛が長く垂れ、身長は並みの人よりも高かった。眼は大きく、光っていた。焼飯を乞うたので与えると喜んで食べ、お礼に荷物をもってくれた。
類似事例 |
|
ウマ,サル 1953年 熊本県 阿蘇地方では馬は元来猿が飼うものと信じられ、人間は猿にならって馬を飼うことを学んだといい、土地の人は決して猿を殺さなかった。
類似事例 |
|
カッパ 1958年 岩手県 河童は赤い着物を着た子供で、相撲が好き。子供が川に遊びに行くと、川に引き込んで尻の毛を抜く。
類似事例 |
|
エンコウ 1933年 山口県 猿狐が馬を川に引き込もうとしたが失敗した。この石のある限り村に災いせずという証文を書いたので許された。この石を猿狐石という。
類似事例 |
|
サル 1974年 滋賀県 猿を撃ったら、猿のような顔の子どもが産まれた。
類似事例 |
|
エンコウ 1933年 山口県 猿狐が馬を引き込もうとして、失敗した。川で人に害をしないと近い、塚を建てて証明させた。この塚を猿狐塚と呼ぶ。
類似事例 |
|
サルガミサマ 1975年 愛媛県 猿神様は竜岡下鍛冶屋部落にある。昔、村人が身ごもった猿を撃とうとしたところ、猿が両手を合わせて拝むようにして救いを求めたが、村人は猿を撃ち殺した。やがて部落内に様々な災いがあったので、宮を建てて猿神様として祀ることになったという。
類似事例 |
|
ヒョウスンボ,ワロ 1992年 宮崎県 河童が馬を川に引き込もうとして捕まった。
類似事例 |
|
ガワラドン 1992年 宮崎県 河童が馬を川に引き込もうとして捕まった。
類似事例 |
|
ガワタロウ 1985年 熊本県 ガタロウに引き込まれた猿まわしの猿は、水の中でガタロウより長く潜っていることができる。
類似事例 |
|
サル 1978年 石川県 ある老人が働きに行っている間に、猿が蓑や笠を着て化け、家に先に帰ってしまった。老人が家に帰ると猿がいた。猿に化かされると、猿は葬式が嫌いなので、葬式の着物を着て、灯籠を持って泣き真似をすると、猿は抜けていったという。
類似事例 |
|
オニ 2000年 普通ではない姿をした鬼になるために、顔を赤くすることがよくある。鉄輪を頭に置いたり、番人の姿をすることもあるが、いずれも人間離れをした恐ろしい姿である。
類似事例 |
|