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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マツトムジナ,カジ
1989年 新潟県
医者が診療から帰っていると火事だという声が聞こえた。振り返ると山に火の手が上がっていた。逃げたが坂の上まで行くと、火はどこにもなかった。そして笑い声が聞こえてきた。すべて真人狢の仕業である。

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タヌキ,ムジナ
1933年 長野県
夜明け頃、家の中から赤子の声が聞こえてきた。けれども家の人は誰も知らないでいたという。狸か狢の仕業だという。
類似事例

マツトムジナ
1989年 新潟県
真人狢にだまされて穴に閉じ込められた坊主を村の若い衆が見つけた。坊主が礼を言って念珠のひもを切ると、玉一つ一つが狢になった。真人狢が坊主に化けて仲間を逃がしたのだった。
類似事例

キツネ
1974年 滋賀県
京都から牛肉を買って帰ってきたら、自分の家の方から火の手が上がっているように見えた。急いで帰ると火事ではなく、牛肉がなくなってしまっていた。
類似事例

タヌキ
1935年 愛知県
小屋に泊まって炭焼きの仕事をしていたら「ホイホイ」と呼ぶ声が聞こえる。呼んでみても返事がない。仕事の続きをするとまた呼び声が聞こえる。狸の仕業と気づくと、聞こえなくなった。
類似事例

フルモズナ
1977年 富山県
古モズナの穴を掘ろうとすると火事だという声が聞こえた。実際は何もなかった。
類似事例

ムジナ
1933年 長野県
山の中の木小屋で寝泊りして、毎日木を伐って働いていた。ある夜明け方、大きな声が聞こえてきたが戸を開けても誰もいなかった。狢の仕業だった。
類似事例

ナナフシギ
1919年 岩手県
御田植場の頂上で女の声が聞こえたり、頂上の平地では馬のなく声が聞こえることがある。登山する人が垢を取る所では夜になると読経の声が聞こえるなどといった七不思議がある。
類似事例

キツネ
1997年 青森県
家に帰る途中、萱や葦の中から人の声が聞こえた。その声についていったら道に迷った。きつねの仕業。
類似事例

ヤマノバーバノタイコ,マトギ
1957年 富山県
天狗の太鼓のことや、狢がアゲノコになって腹を叩くをヤマノバーバノタイコという。春の晩に聞こうと思うと聞こえず、その気が無いときに聞こえる。聞こえた年は豊作になる。
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マツトムジナ
1989年 新潟県
狢の捕獲をしようとすると、山から火が上がったように見えたが実際は何もなかった。掘っていた狢穴を燻そうとすると、何も出てこないままに佐渡の方から煙が立った。
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(アカンボウノコエ)
1989年 長野県
昭和20年ごろ、2人連れで炭を焼きに行った。一日働いていると、赤ん坊がどこかで泣く声がする。休んでいると声が聞こえないが、働いていると聞こえる。家に帰ると、2人とも病気になり、一日もしないうちに死んでしまったという。
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シンリョウジョノカイダン
1971年 鹿児島県
診療所で深夜に若い足の見えない白衣の看護婦や、若いガウンを着た足の無い医師が出る。また、深夜の急患の知らせに診療所に向かう保健婦が西の空に流れ星を見ると必ず人が死ぬ。深夜人の呼ぶ声がして戸を開けてみても人影がないというようなことがあるときは十日以内に必ず人が死んでいる。診療所の隣の無人のはずの医師住宅では深夜勝手に戸の閉まる音がしたり、屠殺場から豚の悲鳴が聞こえてきたり、鍵のかかっている診療所から電話がかかってくることもあった。
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タヌキ
1935年 愛知県
山へ行って木を切っていたら、地づき唄が聞こえてきた。手を止めると聞こえなくなる。切り出すとまた聞こえた。狸の仕業と気づくと、それきり地づき唄も止んでしまった。
類似事例

ムジナ
2001年 新潟県
辻々には狢の出る場所がある。そこには今でも地蔵がある。昔、多田が火事になったが、しばらく経ったらなんでもなかった。狢に火事を見せられたという。
類似事例

タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ
1938年 石川県
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
類似事例

タヌキ
1987年 徳島県
火事になった養子の親の家に行くため、狸がよく出るという山を歩いていた。他に狐や山犬(おおかみ)もいた。提灯のローソクは狸があっという間に取ってしまう。獣が寄らぬようにお堂で火をたいていると、狸がだましにやって来る。近所の女の人に似た声が聞こえ、笑い声もした。道を進もうとすると、杖が滑ってなかなか進まない。
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アヤカシ,ヤマノカミ,コエ
1992年 広島県
戦後すぐの頃、山へ木を採りに入ったら2,30人が叫んでいるのが聞こえた。呼ばれるように声の方へ向かったが、次々違う方へ声の聞こえる場所が変わった。般若心経を心の中で唱えながら歩いていると声は消えた。
類似事例

(キエタオンナ)
1981年 東京都
玉置清吉が提灯も持たずに麻布古川の辺りを歩いていると、前から40歳ほどの美しい女性が歩いてきた。おかしいなと思いつつ通り過ぎようとしたところ、女が道を尋ねたので教えたが、女は返事もせずに去っていった。数間ほどして振り返ると、その女はおらず、どこからか変な笑い声が聞こえたという。
類似事例

ヨブコエ,アヤカシ
1992年 広島県
海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
類似事例

アズキアライ
1933年 長野県
夕方になると、川端などでシャキシャキと小豆を洗うような音が聞こえてくることがある。音のする方にいってみると、何も聞こえない。離れるとまた聞こえてくる。小豆洗いの出るところは村人は恐れて往来しなかった。
類似事例

ムジナ
2001年 新潟県
狢の姿が前に見えても、本体は後ろにいる。狢に追いつこうとして倒れると、後ろの狢に憑かれて狢憑きになる。
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