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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テン,バケモノデラ
1941年 新潟県
ある僧が寺に寝ていたが、化物寺と聞いていたので便所にもいけず、雨戸を開けて小便をすると、大きなげんこつで一撃食らわされた。蒲団に戻ってからも上下に動かされた。これは寺の貂がやったことである。

類似事例(機械学習検索)

テン,オヤカタ
1941年 新潟県
寺に対して悪口を言うものは、オヤカタ(貂の王)が懲らしめていた。寺で言い争いでもすると、その人は寝てから頭を叩かれたり蒲団を天井近くにまで跳ね上げられたりした。
類似事例

テン
1941年 新潟県
寺に滞在していた僧が、炒り豆を挽く為に、夜になって石臼を使った。寺の人はいつもよりうるさいと思っていたが、僧の頭上で貂が暴れ始めた。石臼を慌ててしまい、貂からひどい仕打ちを受けた僧は、こっそりと寺を出た。
類似事例

テン,ソウシキ
1941年 新潟県
寺の天井裏で貂が鳴くと一週間以内に死者が出る。寺に災難がやってくる時には、貂の様子が変化する。
類似事例

バケモノ
1976年 秋田県
住職を化物が食ってしまう寺があった。片目の坊主がある日やって来て寺に住むことを申し出た。坊主は寺の化物と問答のかけ合いをして勝ち、化物を退治した。化物の正体はむじなであった。
類似事例

ツバキノツチ
1938年 新潟県
化物が出る寺に僧が泊まっていると、大坊主が出てきた。僧が、化物は大蟹や大鯉や椿の槌などが化けたものだろうと言い当て、最後に地獄に行けと言うと、それ以来、化物が寺に出る事は無かった。
類似事例

テン
1941年 新潟県
何も知らない僧がやってきて、参詣が少ないや賽銭のことに対して不平を言おうものなら、就寝後に耳などを抓ったり、蒲団に巻いて部屋を転がしたりする。これは寺の貂がやるのである。
類似事例

テン
1941年 新潟県
僧が、寺の用事を果たせなかった言い訳をすると、天井裏で足を踏み鳴らす音がした。この僧は寺に泊まるつもりであったが、怖くなって帰って行った。言い逃れをしようとした僧を、貂が怒ったのである。
類似事例

テン,オヤカタ
1941年 新潟県
寺で長話が続いている所に寺の人が長いねと言うと、貂は早く話が終わるようにと催促する。オヤカタ(貂)がそうすると、みんなが話を止めて帰路につく。
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テン
1941年 新潟県
住職が悪事を働いた貂を助けてやると、寺までついてきた。そのまま天井に住みつき、住職と寺を守るようになった。
類似事例

テン,タイショウ
1941年 新潟県
タイシャウ(貂)は寺に豆がなくなると、別の家から持ってくる。しかしそれを寺の住職に咎められると、翌日もとに戻している。
類似事例

テン,ウツクシイムスメ
1941年 新潟県
客が寺に泊まっていると、若い娘が何か用はないかと尋ねた。水を一杯貰って飲むと、娘の後をついていっているつもりが、いつのまにか蜘蛛の巣を被って物置の隅をうろうろしていた。これは寺の貂の仕業だろう。
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カネ
1989年 長野県
文永寺の鐘が評判になると、飯田の殿様が寺から鐘を取り上げてしまった。しかし、鐘が寺を恋しがって「文永寺恋しやゴーンゴン」と泣いて鳴るので、やがて寺に返された。
類似事例

ジャンジャンビ
1935年 奈良県
奈良の北の法連寺町のトモ寺と岩淵寺にも伝説がある。トモ寺に女を、岩淵寺に男を埋めたためだといわれている。
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テン
1941年 新潟県
寺と隣の屋敷の間に柿の木があり、できた実は半分ずつ分けていた。寺側のほうが大きい実だったので、隣のものが手を伸ばして取ろうとすると、取ってはいけないという声が聞こえてきた。その声の正体は貂である。
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テン,オヤカタ
1941年 新潟県
オヤカタ(貂の王)が気に入らなくても、寺には待遇しなくてはいけない客がある。しかしオヤカタの騒ぐのを無視すると、台所の板を寺まで転がしたこともある。
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タマシイ
1967年 山梨県
死の前の晩には、魂が寺へ先に行くが、その時、男の魂は寺の玄関、女の魂は勝手口から入り、寺の人はガタガタするような音を聞く。
類似事例

バケモノ,ヒトツメ,ミツメ,キツネ,ムジナ,ニワトリ,タイコノウチボウ
1941年 秋田県
ある化物寺に旅の僧が来る。一ツ目、三ツ目などの化物が丑満頃に現われるが、僧はこれを退治した。翌日、化物どもは狐、狢、雄鶏、打棒などの正体を現して死んでいた。
類似事例

テン,オヤカタ
1941年 新潟県
オヤカタ(貂の王)は普段はおとなしかった。しかし、気に障るようなことをいったりすると、本堂のお花をむしったり、天井裏で騒ぐなどの事をした。貂のおかげで寺の物が盗まれることもない。
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ウシニウマレカワッタソウリョ
1944年 東京都
僧侶は食べて寝ているので、死後牛に生まれ変わると信じられていた。ある寺の和尚が死に、世話人が寺名を書いて葬った。数年後、世話人が歩いていると牛方が「おい、○○寺!」と牛に怒鳴っている。その牛には色変わりの毛があり「○○寺」と読めたからとの事であった。
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ヒカリモノ,トビヒ
1940年 新潟県
寺が火災にあって、焼けてしまった。しばらくして寺から光物が出るようになった。近くで仕事をしている人が、曼荼羅様を見つけ、それを寺に返却した。表装は焼けていたが、中身は残っていたのである。
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テラノジャリ,コイシ
1965年 鹿児島県
寺の中を1人で歩いていると、庭にある砂利が上から落ちてきたという。恐ろしい思いをしたが、これは寺の小僧の悪戯だと言う人もいる。
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