テルコカミ,ネリヤノカミ,タイヨウノカミ,ヒノカミ 1986年 沖縄県 トネヤに祀るテルコ神はネリヤの神であるが、アマテラスと同じく太陽の神であるという。嘉入では「火の神はネリヤの神である」といい、トネヤの神はネリヤから招いた太陽神であり、その神名をテルコというのだという。テルコは各火の神の源泉であり、村落の守護神でもある。トネヤでは神女がミシャクという米の神酒でテルコ神をもてなす。
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(タイヨウ,ヒノデナドノゾクシン) 1956年 宮城県 太陽が黒白半分に見える時は冷害で病気がはやるという。また、太陽の周りに輪が出れば天気は下り坂、または雨が降るなどの俗信がある。
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ギライノカミ,テルコカミ,ネリヤカミ 1986年 沖縄県 「君祭り」では神女自身が神になって祭礼を執行する。テルコ神、ネリヤ神が神女に乗り移り、シャマニスティックな神遊びを展開することを指す。加計呂麻島のオモリの中には「テルコ神、ネリヤ神と相手になって遊ぼ」とある。
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テング 1975年 東京都 王子の狐が謡う歌と同じ歌を謡いながら、愛宕で天狗が踊るという。
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タイヨウ,ヒガンノチュウニチ 1957年 鳥取県 彼岸の中日には朝日や夕日を拝む習慣があるが、朝日が登る時も夕日が沈む時も後返りを一度するか、くるくる廻るのが見えるという。青谷、泊、稿津といった地域では、彼岸の中日には山に登り祖先供養をするが、沈む太陽を拝む時は前掛を冠って顔を蔽った。前掛を通じて見ると沈む太陽がくるくるまわると共に太陽から蓮の花びらが散っているのが拝めるという。
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ニライ,テルコ,タイヨウシン,ヒノカミ 1986年 沖縄県 ニライから招く神はテルコという太陽神であるが、トカラの口之島や中之島では、床の間に「火」と「水」を記した行灯を置き、ウチガミを拝む火伏せの祈祷がある。この根底にあるのは火の神であり、水の神でもある海神を迎えるという琉球文化圏の信仰方式である。
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キツネノヨメイリ 1970年 長野県 太陽が輝いているのに雨がぱらつくのを、天気雨とか、狐の嫁入りとか言う。
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キツネ 1975年 東京都 王子で狐が歌を謡って踊るという。
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タヌキ,ムジナ 1939年 岩手県 力自慢の男が情婦に化けた狐を捕まえた。太陽の光に当てると、ムジナは正体を現した。
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テルコ・ナルコノカミ,オボツノカミ,ネリヤノカミ 1986年 沖縄県 ウムケーは夜間に神女たちによって行われたらしい。迎える神は口伝と同じくテルコ神である。テルコ・ナルコの神は毎日ノロを相手に神遊びにふけり、そこにオボツの神(天神)やネリヤの神(海神)も加わり、酒を飲んで酩酊するにいたったという。
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アトザン 1974年 滋賀県 アトザンをエッタバに浅く埋めたところ、太陽が良く当たるため、その子どもは赤痢になった。
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テルコカミ,ネリヤガミ 1986年 鹿児島県 奄美のノロ以下の神女たちはウムケーの際にはテルコ神やネリヤ神の来訪を身をもって演出する。「ナルヘー・テルヘー」はテルコ・ナルコ神の拝礼用語である。
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カイジン,タイヨウシン 1986年 沖縄県 ウンジャミは単なる海神だけでなく、太陽その他の神々の性格を持った複合神である。神事のもとは船頭神のひきいる漁労、航海の安全の儀礼であったのがふくらんだものである。
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(マタノアイダカラタイヨウヲオガムコト) 1975年 山口県 河田家の田の中に墓がある。昔、田植えが嫌になって、太陽を股の間から拝んだ人が、泥に潜って死んでしまった。その人の墓だという。
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ケダモノ,ドスギツネ 1959年 岐阜県 獣が人を化かすときは尾を振った方向に化かされる。ドス狐は仇を返すので始末が悪い。皮をかぶっているものはみんな食い散らかす。しかし、これらの畜生は太陽の光を受けると化けられない。
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ツチグモ 1970年 福岡県 大的の行事が午後1時までに終わるのは、昔土ぐもが大屋敷という所で退治されたのが八つ刻であったためであり、これを過ぎると太陽の光が目に入って射難いという。
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アマンジャク 1980年 岡山県 昔太陽が7つ出ていたが、あまんじゃくが松の切株に腰掛けて6つ打ち落としたため、松の切株から芽が出なくなった。
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〔ベニカスミ〕 1979年 大阪府 早朝の太陽がまだ出ていない時分に、天に紅色の霞が立った。それは夜に起こった火事のようであり、雨の予兆もしくは遠くで大地震があったとする。実際にその日は大雨で、暮れから雷鳴がとどろく。10月の雷は畿内では珍しいという。
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ゴタンダ 1940年 神奈川県 1日で田植えを植えるように言われた嫁が願うと、沈みかかった太陽が戻ってきた。植え終えてから田から上がると、嫁はそのまま死んだ。それから後、その田は1日中に植え終えないと不幸があるという。
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テルコカミ,ニルヤ 1986年 沖縄県 君真物の内容は、テルコ神を壬の日に招き、ニルヤの諸神を招いて歓待するもので、農耕文化的な海神祭であったという。
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(タタリ) 2001年 新潟県 大きな田んぼで、子供を負ぶって田植えをしていたお鶴という女性が、太陽にもう少し沈まないでくれるよう祈ったところ、陽が沈むのが遅くなる。お鶴はそのまま死に、このお鶴の家では良いことがなかったという。
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