バケムン,タマシ,ユーレイ 1981年 鹿児島県 バケムン(化け物)と幽霊は別のものである。幽霊は人間の霊魂で、バケムンは木や石に憑いている。バケムンは股の下から見るとあたりまえに見える。家には家の、庭には庭の、門には門の神が憑いているという。
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〔ドコウジン〕,(ゾクシン) 1915年 群馬県 土公神は春は竈、夏は門、秋は井戸、冬は庭にいるので、その季節にはその場所を手入れしない。
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ドコウジン,(ゾクシン) 1915年 群馬県 土公神は、春は竈、夏は門、秋は井戸、冬は庭にいるので、その季節にはその場所を手入れしない。
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イヌガミ 1961年 徳島県 犬神にとり憑かれたお石さんという人がいた。先達に祈祷をしてもらうと、お石さんは、合掌したまま、もう悪さをしないと言った。その後、走り出して庭で倒れたお石さんは、正気に戻ったが犬神はまだ去っていなかった。
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ダイジャ 1988年 富山県 別院の門が焼けたとき、外にある松から蛇が出て水を吹き、門を冷やした。
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ミナガ,シロウチ 1986年 沖縄県 墓壙は厳しく閉じた世界である。入り口からはいったところのミナガ(庭)には生者も入ることとが出来るが、遺骸や骨を収めるシロウチと呼ばれる墓壙内には狭い入り口を通って入るようになっている。普段は漆喰で固められ、めったに開くことはない。このシロウチをカミガミが四方八方から守護していることになる。
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ガランドン 1967年 鹿児島県 ガランドンは上野門を、また雪元部落を守る神である。荒い神で祟るので、あまり近寄らない。
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リュウイシ 1990年 長野県 田のあぜにある石を竜石と呼んでいて、竜がくわえてきて落とした石だといわれている。家の庭へ持ってくると災難が続いたため、元へ返したのだという。
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バケイシ 1987年 山形県 有屋には化け石と呼ばれるものが4つあり、杉ノ入の化け石は美人に化けて侍の柴田清左ェ門を招き、不審に思った清左ェ門が石を斬りつけた、その跡が残っている。
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カミ 1986年 沖縄県 与那国の家屋・ヤシキには多岐にわたるカミが存在する。左右門の神、四隅方角の神、便所の神、井戸の神は形もなく、目に見えない。抽象的な神で固有性はない。
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ダケイシ,コウボウダイシ 1958年 岐阜県 ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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オオイシノタタリ 1970年 山梨県 ある家の庭に明治40年の洪水で大棚から流れてきたという大きな石がある。数年前にその大石を除去するために石屋さんに頼んだところ、2,3日してその石屋さんが死んだ。それ以降、この石を割った者は死ぬといわれる。
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シカイシ 1956年 宮城県 大きい石が牡、小さい石が牝。神鹿が石になったという。不踏石とも。
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カエル 1974年 静岡県 駿府城の門内には一切蛙が棲んでいないが、たまたま居ても鳴かない。門の外では多くの蛙が鳴くという。
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シロフスマ 1958年 香川県 旧家の蔵に棲み、目が一つ、足が一本の妖怪。雪が降ると蔵から出て門の内を歩き回る。門の外へは出て行かない。白い大きな顔をしている。
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ドクジン 1983年 岡山県 土公神は火の神、イロリの神、カマド神、作神、牛の神、家の守護神であり、一家の中心的な神である。大黒柱や炊事場の付近で祀っている。
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イシ 1923年 岩手県 荒神神社に小牛くらいの大きさの黒い円石がある。娘がこの石に腰掛けると石に密着して離れなくなった。石の言うとおり、山に上げて神として祭った。娘は巫女になった。
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ドクジン,ドコウジン,(ゾクシン) 1972年 岐阜県 土公神さんは土の神様である。春はカマド、夏は井戸、秋はカド(門)、冬は庭(土間)にいるから、そういうところにお茶を捨ててはいけないという。土を取るときは、祟りがないようにお祓いをしてもらうという。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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マユイシノカミ 1986年 沖縄県 マユイシノカミは前石の神である。
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カド 1965年 岩手県 門や井戸へ水汲みにいった者を迎えに行かないという俗信がある。
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