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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ライジン
1921年 台湾
兄ボクラサン弟バンバワール妹モアラという三人の同胞があった。妹が大蛇に喰われたので兄弟が其蛇を殺し蕃社の反抗を買い、天に昇天した。天上で妹を喰った大蛇を見出し、互いに大声で叫びあう音が雷鳴である。大蛇に殺された妹の霊魂が天に昇り、歩みを運ぶ折に、褌が翻って白色の股が露れ出るのが雷光である。

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キジン
1935年 沖縄県
一人の兄と妹がいた。兄は人を殺し肉を食っていた。兄は妹にも肉を食わせようと家に招いたが、妹は便所に行くと言って逃げた。兄は追いかけたが、妹が自分は2つ口があり、下の口では鬼を食うと言ったので、驚いて墜落死した。
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カッパ
1975年 東京都
山仕事の帰り、妹娘が禁じられていた「カッパの水」という池に水を飲みに行った。妹娘が戻ってこないので姉娘が探しに行くと、妹はカッパの池に沈んでいた。池の主の河童に引き込まれたのだ、と噂されたと言う。
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ウニガマ
2001年 鹿児島県
塩道にオニガマという場所がある。そこに兄妹が住んでおり,兄は鬼だった。兄が人の骨などを炊いているのを妹が見つけ,逃げ出した。兄が追いかけてきたが鍋に引っかかったので妹は逃げられたという。
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キツネ
1976年
下毛の管谷で、狐には騙されないという人が、ある夜野を通っていると妹に会った。狐だと思い切り殺すとやはり妹だった。死骸を埋葬し、それを悔いて他所へ行き暮らした。ある時もとの村の知人に会い、話を聞くと妹は無事だという。帰って埋葬したところを掘ると何も無かった。
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ユウレイ
1933年 京都府
妹と夫の仲に嫉妬し、自死した先妻が幽霊となって現れ、夫と妹の首を絞めた。
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オニ
1933年 沖縄県
12月8日に兄妹が山に入ったが2人ははぐれてしまった。妹が餅を食べていると鬼が現れて餅が欲しいと言った。餅を与えて暫くすると鬼は妹の陰部を見てそれは何かと尋ねた。妹が鬼を食う口だと答えたら鬼は驚き井戸に落ちて死んだ。
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クロイヌ,ダイジャ
1942年 新潟県
黒犬が美しい人間の娘を2人産んだ。娘は成人した後、人間の男のもとに嫁ぐが、妹娘は自分の親が犬であることが発覚することを恐れて親犬を殺してしまった。後に、姉娘は大蛇に助けられるが、妹娘は大蛇に呑まれてしまった。
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タヌキ,ヒョウイ
1938年 徳島県
ある家の主人の妹が狸に憑かれて暴れたことがある。加持をっしていると、憑物は鮎喰川堤付近の狸で、その妹の子供の小便が狸にかかったことに腹を立てて取り憑いたのだと口走ったという。
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ライジン
1921年 茨城県
常陸国に百姓の兄妹が居た。妹の田植えが遅れたことに伊福部神が怒って雷となり、妹を蹴り殺した。兄は妹の仇をとろうと、雉子の助けを得て、雷神の石窟を発見し斬ろうとした。すると雷神が命乞いをし、子孫に雷を落とさないと誓ったので之を許した。その土地では雉子の恩から今も雉子を食わない。
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コマガタイワ
1987年 長野県
昔,滝の沢の山道を,まだ小さい兄妹が馬でやってきた。霧の深い日で一寸先も見えず,まず兄が,次いで妹が谷底に転落した。谷は高さ数十メートルもあり,落ちればまず助からない。しかし,しばらくして村の者が白い馬に抱かれるように気を失っている妹を見つけた。妹には怪我一つなかった。妹は駒形(馬の形)が岩に刻まれていたと聞き,信心深い兄が身代わりになって命を助けてくれたのだと言った。兄妹は名のある土豪だったが父が防人に召されている間に手代に家や土地を奪われ,父を探す旅をしていたのだという。丁度この時武人が通りがかり,騒ぎを知って女にあった。武人は父であった。父はその後村人と協力し村のために尽くした。村の発展は駒形岩のおかげだと,今も駒形神社で祭りが行われている。
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ウニ,オニ
1992年 鹿児島県
妹の家に訪ねていった。便所へ行くと言って出て行った妹がいくら待ってもこないので様子を見に行くと、包丁を一生懸命といでいて、まわりに何かの骨があった。全力で逃げると追いかけてくる。裏白の山の中へ隠れて助かったという。
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ユメ
1914年 大阪府
美人で仲の良い姉妹がいた。ある日、互いの昨夜の夢の話になり、姉は太陽が昇る夢を見たと言い、妹は月が西山に没する夢を見たと言った。すると姉は、逆夢といって良い夢を見ると実際は悪いことがあるだろうと言い、妹は反対に正夢として悪いことがあるだろうと、共に悲観した。そこで夢の交換をしたところ、妹は出世したが、姉は一生不遇だった。
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ヘビ
2001年
道士劉遵礼の妹が蛇王に攫われ,11人の子を産んだ。遵礼は法術で山を封じ,8人殺したが妹の願いをいれて蛇王と残る3人の子を助命した。
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マサユメ
1946年
妹の主人が旅行している間、妹は実家に泊まっていたが、夜に海で自分の夫が溺れている夢をみて飛び起きた。帰ってきた夫に尋ねると、夢に見た時間に海で溺れそうになっていたという。
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カミカクシ
1950年 群馬県
妹が4つの時、神隠しにあった。姿が見えなくなり探したが見つからない。占ってもらうと、弘法さんに聞いて算盤をはじき、命に大事はないとのことだった。翌日、山の高いところで泣いているのが見つかった。子供に登れる場所ではない。妹に当時の記憶は全くないという。
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ジャタイ
1975年 香川県
兄弟のうち信心深い兄が寺参りの途中、大きな音がしたので弟が猟で大物を取ったと思ったがそのうち大蛇になった。弟は悲しんで兄を池に連れて行った。以来猟がうまくいかない弟に兄は片目をくり抜き、それで酒をつくれと言った。成功した弟は、大蛇の力を使っていることを咎められ、再び兄を沈めなくてはならなくなった。
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ダイジャ
1987年 徳島県
山を焼いてそばを作る兄弟がいた。あたりでは直径25センチもの大蛇が出るということで、兄弟以外はみな山を下りていた。ある日、ザーザーと山鳴りがして大蛇が兄弟の前に現れた。兄は逃げ帰ったが、力自慢の弟は退治しようと大蛇と闘った。皮が固く、仕留められないまま家に帰った。兄達は弟が食われたと思って提灯をつけて探し回っていた。
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ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
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ダイジャ,イケノヌシ
1989年 静岡県
アゾノヤマの池の主は大蛇だった。伏倉の関政太夫の家でそのことを聞いた甲州の絹商人が大蛇を退治に行ったが、持っていた名刀を太夫の家来にすりかえられてしまい、大蛇に呑まれた。絹屋の二人の娘が弓矢で大蛇を退治した。娘が待ち構えていたのが姉越山と妹窪。大蛇が死んだ穴がジャバサミ。
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オダイツサン
1937年 兵庫県
まま子と本当の子供の姉妹がいた。母親はまま子である上の娘をいじめて殺しかけたので、姉は逃げてお大師さんにこもった。まま母と妹がそこへ殺しにきたが、罰があたって妹の手が切られ、母親は目が回って死んでしまった。姉には代わりの手ができた。そこへ聟さん(許婚者)をその父が来て連れて帰り、幸せになった。
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キツネ
1975年 愛知県
狐に憑かれた老婆が寝ていて、いくらでも食べるし戯言ばかり言う。あるとき、十里以上離れているのに、「妹がぼた餅を重箱に詰めて、出したり入れたりしている。どこまで来ている」と言った。妹が見舞いに来たところ、「早くぼた餅を出せ」と言ったので驚いたという。
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