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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キヨヒメ,ダイジャ
1920年 和歌山県
慕い寄る清姫をうるさく思った山伏安珍は、道成寺の鐘の中に隠れた。清姫は大蛇となって日高川を上り、道成寺の鐘に七巻まいた。すると大蛇の熱で鐘は湯のように溶けた。

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リュウ,キヨヒメ
1918年 和歌山県
日高川の人形の伝説。僧安珍と清姫が恋をし、仏道と恋のジレンマに陥った安珍は道成寺の鐘の中に身を隠した。清姫は龍となって道成寺の鐘に巻き付いた。鐘は焼け、安珍は焼き殺された。以来鐘は亀裂が入って音が出なくなり、改鋳しようとした男は熱病にかかった。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という薬屋が栗栖川へ行く途中、清姫という娘と好きあうようになった。清姫は蛇で、舌で舐めて弁当を作っていたので安珍は怖くなり、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて、蛇になり火を吹きながら日高川を渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。それ以来道成寺には鐘がないという。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が近露のサンハンの清姫を嫁にした。清姫が髪を結うとき、まくれあがっていたので蛇に違いないと思って安珍は怖くなり、日高川を渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を半人半蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。
類似事例

ジャタイ,キヨヒメ
1985年 和歌山県
安珍という山伏が清姫と夫婦の約束をした。安珍は本宮に参って、帰りにつかまったら困るから道成寺へ逃げた。清姫は蛇体となって安珍を追いかけた。清姫は釣鐘の下から安珍の草鞋の結び目が見えているのを見つけ、釣鐘を7巻半巻いて、釣鐘もろとも安珍を焼き殺した。その清姫が育った清姫淵がある。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が那智へ行く途中、真砂の庄に泊まったら、そこの娘の清姫に見初められた。安珍が座っていると清姫の髪が外から障子に当たるので安珍は怖くなり、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出てしまった。紐を中に引き込もうとしたが、草鞋の先の結び目が邪魔になって隠し切れずに、見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。溶け残った清姫の死骸は蛇だった。そのようないわれで、草鞋の紐の先は結ばないという。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が那智へ行く途中、真砂の庄に泊まったら、そこの娘の清姫に見初められた。那智の帰りに連れに来ると約束したが、清姫は蛇で、杓子を舐めて弁当を作り、蛇の舌で髪を梳かしていたので安珍は怖くなり、那智に御参りした後、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。
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キヨヒメ,ヘビ
1974年 栃木県
安珍という僧が熊野参りの途中の宿で入浴していると、清姫に化けた蛇が入りに来た。安珍は風呂の湯に映った姿を見て蛇と覚り、夜中に逃げ出した。安珍がシタテ川を船で渡っていると清姫が追ってきて、蛇になって川を泳いできた。安珍は寺に逃げ込んで鐘の中に隠れたが、清姫は蛇の体で鐘を7巻き巻いた。
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キヨヒメ,ヘビ
1989年 福島県
清姫というお姫さまが安珍という坊様に恋したが捨てられ、その恨みで蛇になって追いかけた。安珍は鐘の下に隠れたが、蛇はその鐘に巻きついて溶かしてしまった。
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ダイジャ,キヨヒメ
1935年 和歌山県
安珍という美男の修験者を、淸姫という娘が恋い慕って、女は大蛇と化し、逃げる安珍を追いかけ、安珍が道成寺の鐘の中に隠れると、大蛇は口から火を吐いて焼き殺してしまった。
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メイドウ
1974年 京都府
京都の寺町通りにある妙満寺に置かれていた鐘は、元々道成寺にあったものというが、この鐘を所持している家に凶事が起きる時は、必ずこの鐘が鳴動するという。
類似事例

(ケムリヲダスカネ)
1974年 京都府
京都の寺町通りにある妙満寺に置かれていた鐘は、元々道成寺にあったものというが、この鐘を鋳つぶして新しく作り替えようとした際、にわかに大雨が降り、煙が鐘から吹き出てきたという。
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ダイモンボウトコウイン,ドウジョウジ,アダチガハラ
1956年 宮城県
本山派修験道で、平安時代白河にあり、のち仙台に移り大先達となる。藩政時代は清水小路五橋西南角に屋敷があった。三世安珍は延長6年(928)8月、27歳のとき紀州道成寺に修行に赴き、真奈古の庄司の娘清姫に恋慕され、日高川を越えて逃れようとしたが、清姫は大蛇と化して追い、安珍は道成寺の鐘の中に隠れたが取り殺される。それ以来東光院では歴代27歳の修行を禁じたという。また祐慶の代、熊野にいたり那智山に捨身一千日の行を修して帰ったのち、安達ヶ原の黒塚に住む鬼女を調伏したという。今も子孫は金津に残り、鬼女の頭蓋骨といわれるものを蔵する。
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カイテイノカネノオト
1928年 長崎県
盗人がある寺の鐘を盗んだが、追っ手に追い詰められて鐘もろとも海へ飛び込んだ。今でもこの鐘は海底に沈んでおり、周辺の波の音が高いのはその鐘が鳴っているためである。
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カネ,(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
文永寺の住職が、寺に鐘が欲しいと思っていたところ、白い長い鬚の年寄りが夢のなかに現れて、「黒瀬ヶ淵に行け、鐘を授けてやる」と言った。行ってお経を唱えると、池が明るくなって小さなかわいい鐘が浮いてきた。吊して叩くたびに良い音がして大きくなった。その鐘が評判になると飯田の殿様が鐘を取り上げてしまったが、鐘が寺を恋しがって泣いて鳴るので、やがて寺に返された。
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カネ
1929年 岩手県
ある時、淵に鐘が転落した。引いても動かないので新しい鐘をつくり、朝夕つくと、水中の鐘も同じ音で鳴り出すのだった。
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ヘビ
1989年 福島県
アンデンボウが鐘の下に隠れたが、蛇がその鐘に巻きついて溶かしてしまった。
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タマシイ
1988年 富山県
誰かが死んだ場合は寺の鐘がなる。霊魂が寺へ参って鐘をつくのだという。
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カネ
1928年 茨城県
弁慶が盗んだ鐘を船に乗せて湖を渡ろうとしたとき、三又沖で急に鐘が鳴り出し、風が吹いてきて波が高くなった。船が沈みそうになったので、弁慶が鐘を湖に捨てると月明かりが出て、風はやみ、波もおさまった。鐘は今も湖の底にあり、そこには渦がまいているといわれる。嵐の夜に耳を澄ますと、鐘の音が聞こえてくるという。
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カネ
1918年 和歌山県
事が起きる前に必ず鳴る鐘や、近くに死人が出ると必ず自ら鳴る鐘がある。
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テング
1974年
日本の名鐘は天狗が来て齋料を乞い、鐘を山へ持っていったものと伝えられている。
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リュウ,ツリガネ
1916年 新潟県
真光寺の鐘は、一説には雌鐘であり、もう一つの雄鐘は八幡新町を流れる川に沈んでいるという。これは龍王が惜しむので、今日でも川から揚がらないということである。
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