マモノ 1938年 鳥取県 死人に刃を載せて魔物をさける。
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アオダイショウ,ヘビ 1915年 愛知県 ある婦人が石垣で小用をしたら、その後その付近を通ると蛇が頭を出した。恐れていると、武士が蛇の穴の上に刃をかざし女を通させたが、蛇は刃で二つに裂かれたまま女を追ったという。
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アクマ 1956年 東京都 1月25日に門の木に鎌を刃を上にして結わえる。悪魔が落ちてきた時に引っかかるように。
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ウシオニ 1991年 島根県 ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
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キツネ 1998年 福島県 男が母狐を殺した。そうしたら、その狐の子に男は化かされ、学校の前で寝ていたという。
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キツネ 1980年 秋田県 ある男が山に行って帰ったこなかったので探したら、「いい姉様に連れられて歩いているうちに迷ってしまった」と言った。狐の仕業。
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ウシオニ 1936年 三重県 2人の木挽が淵の附近の小屋に泊まりこんでいると、毎夜得体の知れない人間が来る。鋸の歯の32枚目は鬼の刃だと説明していたが、一人が鬼刃を直しに行った夜、そのことを告げたもう一人の木挽きは牛鬼に姿を変えたその人間に殺された。その牛鬼を鬼木五兵衛という者が退治したのが、今の牛鬼淵である。
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オニ 1936年 鹿児島県 ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
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ヘビ 1981年 長野県 ある男と器量のいい女がいたが、あんまり器量がいいので蛇だと思って別れて逃げた。女は蛇になって火を吹いて追いかけてきた。男はお寺に逃げて釣り鐘を降ろしてもらってその下に隠れたが、女は蛇になって釣り鐘を七回り巻いた。鐘も男も蛇になった娘も全部火になって流れてしまった。
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(ゾクシン),センキフウジ 1935年 滋賀県 滋賀県高島郡西庄村の吉平さんという男の人は、疝気封じの呪いができた。刃を立てた切物で裸体の腰の上に何かを書いた。
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キツネ 1990年 大阪府 神社で小便をした男が狐に祟られて死んだ。
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カッパ 1960年 広島県 猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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(ゾクシン),ネコ 1935年 栃木県 死人の上に猫が乗ると魂が躍るという。男は刀、女は機織りのオサを上に置くといい。
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ケンムン 1977年 鹿児島県 昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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キツネ 1977年 秋田県 女がキツネに憑かれて家を出て、朝帰ってくるなり「ゆうべはいい男と寝た」と言った。
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ナンドバシノカイブツ 1986年 石川県 ある男がドアイの淵で女から「納戸橋に立っている男に渡してくれ」と手紙を預かった。任誓様という高僧に出会ったので読んでもらうと、「この男を捕って食え」とあったので、「この男に福を与えよ」と書き直した。男が手紙を届けると、納戸橋の男が追いかけてきて、金袋を投げてきた。
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キツネ,ムジナ 1990年 秋田県 狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
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キツネ 1972年 千葉県 狐は、男相手には女に、女相手の時には男に化けて出る。
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ナンドバシノカイブツ 1986年 石川県 ある男がお坊さんから納戸橋に立っている男に渡してくれ、と手紙を預かった。不審に思い任誓様という高僧に読んでもらうと、「この男を捕って食え」とあったので、「この男に福を与えよ」と書き直した。男が手紙を届けると、納戸橋の男は追いかけてきて、家の中へ金襴の袋を投げ込んでいった。
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ビョウニンダ,ジバダ 1985年 茨城県 山刃田を耕作すると、災難が続くので人々は恐れていた。この田は荒れ放題となったので、別の人が耕作してみたが、その人の家は全焼する事となった。
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ネコ 1980年 秋田県 死体の側には刃のあるものを置く。雷が鳴って死体がさらわれたり、猫の魂が入って死体が起き上がったりするのを防ぐための魔よけ。
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