キツネ 1990年 福島県 狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
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ガラッパ 1984年 鹿児島県 岩の上に裸の赤ん坊がいたが、親には見えず子供にだけ見えたので、それはガラッパではないかということになった。
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カッパ 1985年 熊本県 河童は頭に皿があり、口が尖り、髪は長い。手足は細く手が短く水掻きがある。腕は左右に伸びて抜ける。背は低く生臭い。金物で叩くと腐る。尻に穴が3つあるとも、正体はカワウソであるともいう。
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ツケビ 1967年 愛媛県 沖で、海に山が見えたり家が見えたりすることがある。つけ火といい、仏が迷っている。焚火を振ると見えなくなるという。
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ケムン 1992年 鹿児島県 少し知恵遅れの女性がガジュマルの木の下にはたくさんのケムンがいるなど話していたという。
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ユウレイ 1988年 長野県 幽霊とは、姿は見えず、音だけがするものである。
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キツネノダマシ 1982年 三重県 昔、ムラから雑木林のほうを見たら、犬らしいものが見えた。見れば見るほど犬に見える。あとでそこに行ってみるとちょうど岩があり、その前の山菊が風にそよいでいたので、岩が犬に見えて動いていたように見えたのかもしれないが、どうしてもキツネのだましのようである。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 山深い地の岩の上に裸の赤ん坊がいたが、親には見えず子供にだけ見えたということで、それはガラッパではないかということになった。
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ジシン,ソラ 1937年 秋田県 大地震のとき、空が赤く見えた。
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セクラベ 1987年 岐阜県 背くらべは自分より背の低い者を食う。
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クダ 1973年 長野県 町を歩いていると、鼠のようなものが列になって道路を横切っていた。しかし自分だけに見えて、他の人には見えなかった。普通クダは人には見えないものである。
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ツクバカクシ 1939年 茨城県 高道祖村からは筑波山がはっきりと見えるはずなのに、一ヶ所見えない所があるという。遮るものは何もなく、一間手前からはよく見えて、一間過ぎるとまたよく見えるのに、そこからだけはどうしても見ることができないという。
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イニンビー 1966年 沖縄県 戦前まではイニンビーがよく見られたという。それは人が提灯を持って歩いているような感じの丸い火の玉で、遠くからはよく見えるが、近づくと見えなくなったという。大体9時前後に見えたという。
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オンナ,コドモ,ハカノヒ 1941年 滋賀県 子供を背負った女が、「あそこの墓の火が見えるか」と筆者に話しかけた。そのような火は見えなかったので、「いいえ」と答えると、直ぐに立ち去った。ところが、どこを見渡しても女の姿は見えなかった。
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セクラベ 1987年 岐阜県 背くらべは麦畑に出る。自分より背の低い者を食う。
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キツネ 1997年 奈良県 子供が夜道を歩いていると、前から2つ3つの光が見えた。これは狐だと思っていると、母の持っている提灯の明かりが見え、その時には前にあった光は見えなくなった。
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ウグメンビ 1973年 長崎県 海上にぼんやり見える火があった。うぐめん火といい、近くに行っても同じだけ遠くに見える。見えた方向から話し声が聞こえる。海で遭難した人の霊がさまよっているのがこの怪火である。
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ナガツムリジマ 1956年 宮城県 大昔に、背が低く頭の長い、寿老人のような異人が住んだという。
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タヌキノヒ 1984年 香川県 夜がふけてから真向かいの山に火が見えて、傍の家の障子の桟がありありと見えることがある。きれいな娘が味噌桶をかかえており、その着物の縞目まではっきり見える。これは狸の火だという。
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ザシキワラシ 1958年 岩手県 座敷童子は古い家に出るが、姿は見えないという。
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フナユウレイ,アヤカシ 2001年 新潟県 沖で舟が燃えているように見える。助けに行こうとしても、行けば行くほど遠くに見える。
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