ホトケノザイショウ 1985年 青森県 38歳の男性が体の具合が悪くて仕事ができないと相談にきた。拝んでみると、昔その家で漁のとき網に身元のわからない男の死体がかかり、供養したのだが「家紋」が違うので成仏できなかったとのこと。特別供養したら元気になった。
類似事例 |
|
ホトケサマノサワリ 1985年 青森県 妹の亭主が体の具合が悪いと言って働こうとしないことを尋ねにきた依頼者がいた。祈祷師が拝んでみると、先祖に最後の水をうけずに死んだ人がいるとのこと。朝晩特別に水をあげて供養するようにと指示。
類似事例 |
|
ヒノタマ,ヒダマ 1965年 沖縄県 ある家に病気で寝ている人がいて、その家のガジマルの木の上から突然大きな青い火の玉が上がり、隣家の方へ行った。人々は「あの家の人はもう助からないだろう」「いや、隣家に流れて行ったので何もない」といいあった。数日してその病人は元気になったが、今まで元気に働いていた隣家のものが突然なくなった。
類似事例 |
|
トビコミジサツシタオンナノヒト 1993年 香川県 ミドリ池を通りかかると「供養をあげてくれ」と水の中から声がした。供養をあげたら、機織の音がした。昔、織屋があり、そこの家にいた女が子供を抱えて池に飛び込み自殺し、その後も何人か引き込まれた。
類似事例 |
|
(トイギキ),(ホトケオロシ),タマシイ 1984年 新潟県 ある家に悪いことが続くので「不動さん」にみてもらうと、前の山の中にある墓の魂が頼る人がいないので供養してくれといっている、といわれた。墓は何代か前にその墓から分家した先祖の墓で、現在その家族が住んでいる神奈川県下の家へ行きたがっているということであった。それで、古い家から一握りの土を持って帰り、居住地の新しい墓に入れて供養したところ、病気や悪いことがおきなくなった。
類似事例 |
|
タマシイ,コエ 1963年 岡山県 天井で声がするのは魂が帰って来たから。石碑を建てたりして死者を供養すると、その夜タザッタ声が聞こえたりする。
類似事例 |
|
ガキ,コエ 1937年 新潟県 主人が風呂に入っていると、上から手が出てきて風呂ごと持ち上げられた。以前家の分家の血筋が絶えた時に、供養をしてくれなかったと言う声が聞こえたので、主人が供養すると約束すると、風呂は下ろされた。
類似事例 |
|
シルマシ,ザシキワラシ 1973年 岩手県 1947年のこと。夜中になると家の居間、中の間、オカミと順順に、ボールを転がす音や鐘を鳴らしたりする音が聞こえるというシルマシが起きた。法華の婆様に見てもらうと、墓地に地蔵が3体あるのに1体しか供養していないから祟るのだと言われた。地蔵を探して供養した晩は音がしたが、翌日以来シルマシはなくなった。
類似事例 |
|
オジノレイ 1985年 長崎県 小学校2年生の男子の胸に斑点が見つかり、ホウニンの所へ行くと、「父方のオジの霊が供養してもらう人がいないので、甥に供養してくれと胸の斑点になって現れたのだ」と言われた。墓に参って供養すると、斑点は消えた。
類似事例 |
|
イクサデシンダヒトノゲン 1983年 茨城県 昔、下檜沢の藤来ミサ家の人が畑に行くとなぜか気持ちが悪くなった。石が横たわっているのを見つけて立てたところ、何か字が書いてあった。これは戦で死んだ人の験ではないかと思って、供養した。それ以降は畑に行っても気持ち悪いこともなく、淋しくもなくなったという。
類似事例 |
|
ネコ 2000年 神奈川県 毎晩猫が出てきて、通る人を化かした。それで供養塔を建てたという。
類似事例 |
|
ユウレイ 1995年 愛知県 幽霊は恨みの念か、供養して欲しくて出るという
類似事例 |
|
ガグレ 1992年 宮崎県 河童が馬を川に引き込もうとして捕まった。その後勝田城の田中家に祟ったので供養したところ、災難はなくなった。
類似事例 |
|
イヌクヨウ 1939年 栃木県 犬はお産が軽いといい、5月になると妊婦は戌の日に岩田帯を締めて安産を祈る。もしも、犬が難産で死んだ話を聞くと、供養しないと難産するといって、話を聞いたものが中心になって犬を供養する。これを隣村の女性が聞いたりすると、犬供養は広まっていくという。
類似事例 |
|
ネコノオドリバ 2000年 神奈川県 猫が踊る踊場という所にある供養塔は、鎌倉攻めの時に参加した一般の人の供養塔だという伝説もある。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1982年 三重県 死の予兆。カラス鳴きが悪いと人が死ぬ、鳴き方の良い悪いは分かる人とわからない人がいる。雨戸が大きな音を立てたり人魂が飛んだりすると人が死ぬ。
類似事例 |
|
ムシクヨウ 1964年 福島県 10月10日には虫供養といって、農作物について害虫を殺したのを供養するとし、かいもちなどをつくり虫を祭った。
類似事例 |
|
コイノレイノタタリ 1970年 福島県 湖水の水が氾濫して、鯉がたくさん昇ってきた。その中に特に大きな緋鯉がいた。それを網元の家中で食べた。すると次々と家の者が病気になった。ワカサマに拝んでもらうと、鯉の霊の祟りだという。供養をするから恨みをとくようにと頼むと家の人は全快した。
類似事例 |
|
ユウレイ 1990年 大阪府 ある日、旅の僧がお堂で一泊していると女のゆうれいがやってきて「私はここにいるが大阪の両親が供養に来てくれないので頼んできてくれ」と言った。そんなことを言っても誰も信じないと僧が言うと、幽霊は着物の片袖を引きちぎって渡した。大阪の両親はあわてて供養したという。
類似事例 |
|
ワラビ,コウボウダイシ 1967年 福島県 弘法大師に親切にしたので、この山のわらびだけはあく抜きしなくても食べられるといっている。
類似事例 |
|
ムエンサマ 1983年 岩手県 行き倒れで死んだ人や供養してくれる人がいない仏を祀った墓をムエンサマという。自分の家の墓参りをしたあとで、ムエンサマに参らないと祟りがあるという。
類似事例 |
|