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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ホトケノウラミ
1985年 青森県
34歳の男性が嫁がほしいが縁がないと相談にきた。拝んでみたら100年ほど前の武士だった先祖が下人を生き埋めにした怨みだということがわかった。謝った(お願いして離れてもらうこと)らほどなく縁談がまとまった。

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サワリ
1985年 青森県
孫の嫁が5、6年前から家に帰ってこないという人が相談にきたので拝んでみると、その嫁の実家の祖父が妻を追い出し、その妻が怨みを残して死んだため「障り」になっているという。寺へ行って謝らせるとしばらくして嫁は帰ってきた。
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ホトケノザイショウ
1985年 青森県
38歳の男性が体の具合が悪くて仕事ができないと相談にきた。拝んでみると、昔その家で漁のとき網に身元のわからない男の死体がかかり、供養したのだが「家紋」が違うので成仏できなかったとのこと。特別供養したら元気になった。
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ムジナ
1988年 群馬県
羽沢で初めての子を1歳で亡くしてしまった嫁がいた。嫁はその初七日の日の朝早くに出かけ、もどり道に前を歩くきれいな男がいたが、その人はいつの間にか消えてしまう。帰ってきてから嫁の様子が変なので、ムジナが憑いたらしいということになり、いろいろと対処するが効き目がない。そのうちに、大仁田村でムジナが鉄砲で撃たれた。すると嫁の病気が治ったので、このムジナが憑いていたことがわかった。キツネはすぐ離れるが、ムジナは馬鹿なのですぐには離れないそうだ。
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イチジャマ(イキリョウ),オンナ
1996年 沖縄県
一七二一年には、下人が女は生霊を用いていると訴えた。村人全てが下人に同調したので、この女は流罪となった。しかし女の親戚が無実を訴え、再度糾明したところ、無実がわかった。下人や村人に対しては処罰が課せられた。
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タマシイノタテルオト
1944年 岩手県
魂は死んで100日(1年、33年とも言う)経つまでは家の軒から離れない。それで100日間は精進する。戸の開く音やすたすた歩く音が聞こえることがある。これを「魂がきた」と言う。
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ゲドウ
1921年 徳島県
誰かがある人への怨みをもったまま死ぬと、その怨みの対象になった人の家は「外道が出来た」といわれ、長く栄えることがない。
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テング
1974年 和歌山県
ある雨の日、高野山の金剛三昧院の下人が住職を迎えに来たが雨具を持っていなかった。しかし雨に濡れないので住職が下人に正体を尋ねると、下人は門前の杉と楓に住む天狗であり、「住職の行跡が貴いので仕える。今から寺に火難はない」と言って飛び去った。
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カッパ
1989年 長野県
かっぱの腕を部屋に持ち帰った武士は、しばらくたつとおかしな気配がすることに気づいた。すると何かが室内に入ってきて謝罪する。それはかっぱだった。あまりに謝るので武士は一族郎党に至るまで人間に悪さをしないことを条件に腕を返してやることにした。
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ウラミ
1985年 青森県
実家の母と長兄の嫁が不仲でそのうえ嫁は頭がおかしくなった。祈祷師に相談したら、祖父の先妻の子が曾祖母と後妻にいじめられ自殺した怨みがかかっているという。自分は今「行」を積んで神様に許してもらうようにしている。
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(クチヨセヲスルヒト)
1973年 香川県
肥地木の口寄せをする人は、40歳ごろから体を病んで先祖や大師さまを拝みはじめ、50歳ごろから感じるようになった。土地の具合の悪い人がたずねてくるとき、先祖を拝んでいると自然と原因が分かったが、分からないときはそう伝えた。12年ぐらいは感じていたが、体が良くなってきて先祖信仰をやめると感じなくなったという。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊は生前の怨みをはらすために出るものである。幽霊は女の姿をして現れる。それは髪を乱して白い着物を着、両手を前にだらりと下げており、そして足はないのだという。それはその怨みのある場所に出る。
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クダギツネ
1984年 山梨県
年寄りのおばあさんと仲がよかった男衆がいたが、途中で縁切れになって、おばあさんは拝んで狐をたけた(憑かせた)ため、その男の人は不如意になってしまった。そしてまた次に目をつけられた人がいて、その人が病んで死ぬ時分に、どこそこの家へ行って驚かしてきたなどということがあった。実際その家の2階がガタガタしたというようなことが明治34・5年にあった。
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(ゾクシン)
1942年 不明
人から櫛をもらうと、その人と縁を切る。もしくは、その人の悩みをもらうことになるという。
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ミコ
1981年 東京都
ある人がなんとなく身体が重くなり、なかなか治らないのでFミコに見てもらうと、先祖の祀りが足りないから先祖を拝めと言われたので寺で供養をした。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊は生前の怨みをはらすために出るものである。それらは、女の姿をしており、髪を乱して着物を着、両手を前にだらりと下げていて足がないという。それは川端や湖、道端、或いは怨みのある人の家の近所に出る。
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ナカニワノヤマノカミ
1964年 群馬県
山の神は男性神だという。
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キツネ,(ゾクシン),(キトウシ)
1988年 長野県
祈とう師のことをネギサンと呼ぶ。縁談・失せ物やキツネを離してもらうときに願うという。
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トラジュマル
1934年 鹿児島県
昔あったことである。子供のない夫婦が3年3ヶ月神様にお願いを立てると、妻が妊娠して、3年3ヶ月胎内にいた。虎寿丸と名づけられた子は17、8歳で修行に出て、殿様の子を嫁にもらい、親を呼んで殿様の養子に入った。
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シニン,タタリ,サクラ
1989年 長野県
昔城があった場所には生き埋めにされた武士を供養するための塚があった。その塚が崩されて田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。
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インネンザイショウ
1985年 青森県
若い頃から三角関係のもつれで大喧嘩したり、今でも息子や嫁との不仲で絶交状態になったりしている女性が相談にきた。拝んでみると、色情のもつれがあって死んでから自分の罪に気づいたその母親の罪障が娘に出ていることがわかった。
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クダショウ
1985年 静岡県
クダショウを使うお婆さんは寝たきりなのに遠くのことがわかる。嫁や近所の人を悪く言うのでフジヤマサマを拝んでもらったそうである。
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