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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ツルベオロシ
1992年 福井県
欅の木の上から夜が更けると「釣瓶おろそか、よなべしもたか」と声がして、釣瓶が降りてくる。これを釣瓶おろしと言った。

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ツルベオトシ
1992年 福井県
大きな欅の木があって、そこを夜中に通ると木の上から釣瓶が落ちてきて人を傷つけたので、今でもそこを釣瓶落としといい、夜そこを歩くのを嫌う。
類似事例

ツルベオロシ,タヌキ
1939年 京都府
大木に釣瓶下しという狸の如きものがいて、人間がその下を通ると釣瓶で掬い上げて喰ってしまうという。
類似事例

ツルベオトシ
1992年 石川県
榎の大木の下で村の若い衆が手足を動かさず一儲けする相談をする。一人がぼた餅でも落ちてこないかなというと、木の上から釣瓶が落ちてきて中に餅が入っていたので皆で食べた。その後も続いたが幾日か経った晩釣瓶は落ちてこず木の上から「たんべたんべに、おかい餅あたろか」と声がし、若い衆は誤りを悟って働くようになった。
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ツルベオトシ,ツルベオロシ,オニ
1938年 愛知県
大木の梢などからいきなり落ちてくる。大きな杉に鬼が住んでいて、下を通る人を金の釣瓶ですくいあげたという話もある。
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オバケイチョウ
1936年 京都府
枝に釣瓶がかかって、人の首が上がったり下がったりすると噂される銀杏の木がある。また、女の形に見える銀杏の木もある。
類似事例

イトノヨウニホソイナワ
1960年 三重県
寺の境内の道寄りに、タモノキという大きな木が立っている。日が沈んだ後、そこを通ると、木から釣瓶が落ちてきて、糸のように細い縄が人を巻き上げていくという。
類似事例

ツルベオトシ
1992年 石川県
荒れた屋敷の竹薮に、天から下がって出てくる釣瓶落(つるべおとし)がある。それに手足が触れると取れなくなり、そのまま天に連れていかれるという。
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ユウレイ,アヤシキコエ,ハネツルベ
1936年 大阪府
焼け跡の家から、夜な夜な助けを求める声が聞こえるというので、ある男が真相を探るべく、周辺を調査して回った。すると、確かに声の様な音が聞こえるので発信源を突き止めると、声の正体は、風呂の水を汲み上げる釣瓶の音であった。
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ツルベオトシ
1992年 福井県
夫達が毎晩囲碁に興じて帰りが遅かったので、妻の一人がタモノキの枝から釣瓶を落として脅すと夫はその音に驚き、以後碁会は夜にせず昼にするようになった。
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ツルベオロシ
1992年 福井県
大きなタモの木から釣瓶おろしがぶら下がり、人々を驚かせた。正白という人が大晦日に通りかかると「大大将か、味噌将か」というので「大大将」とこたえると三重の立派な田になった。味噌将と答えていたら泥沼になっていたという。
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イド,ヨドノカタ,ヘビ
1931年 大阪府
ある時、大阪城の井戸から水を汲んだところ、釣瓶に女の髪の毛が引っかかって上ってきた。これは落城の際、避難のために投身した婦人たちの髪の毛だろうということになった。この他、江戸時代には大阪城に異変が絶えなかったという。
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タヌキ,ツルベコカシ
1939年 京都府
園部城東濠の不明門の傍の古井戸の井戸端にある椿の古木には狸がいて、夜になると釣瓶コカシが出ると言われた。また、不明門のあたりで狸に化かされ、その後2、3日寝込んだものがいた。
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(ナベ,カマヲカシテクレルイワアナ)
1990年 長野県
あづまい山に、なべやかまの形をした岩穴があり、なべ岩と呼ぶ。この岩穴の神様であるあづまい様に、人よりの時に菜必要ななべやかまを頼むと、借りることができたという。
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トクベエ,オセキ,タヌキ
1922年 徳島県
徳兵衛という古狸が、夜更けて豆腐を売りに行く声をきいた。
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(ニュウバイニワキデルミズ)
1983年 京都府
京都のある人家の井戸は、普段は釣瓶で水をくむのだが、入梅になると水があふれ出て出水通りの溝に流れ出るという。その水はいたって清らかで冷たく、入梅を過ぎると元に戻るという。
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フクノカミ
1943年 長野県
なべのつるをがしゃんとおくと福の神が逃げる。
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タヌキ(ゾクシン)
1972年 兵庫県
新しい下駄は朝のうちにおろさないといけない。夜におろすと狸がつく。
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ヘビ,ダイジャ
1982年 広島県
大正7,8年の事。ある女性がコンゴメの畑で草取りの休憩のために黒い木に座ったところそれが動いた。驚いて見ると大きな黒い蛇だった。大急ぎで井戸まで逃げて水を釣瓶一杯飲んだ。家に帰りそれから2,3日熱が出て死んだ。別の女性が桂谷でも大きな蛇を目撃し、2、3日腹痛で苦しみ死んだという話もある。
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〔タキブチノヌシ〕,ヒ,シロイコロモヲキタオンナ
1957年 愛知県
滝渕という古い渕を工事のために埋めてしまったら、その責任者の家の井戸の石垣から火が出たり、スズミから火が出るなどの怪異がおこり、家が焼け、結局絶家してしまった。滝渕の主の祟り。この井戸からは夜になると釣瓶を手繰る音がし、白い衣を着た女が水を汲んで居る所などが見かけられた。
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ナベカツギ,タヌキ
1999年 兵庫県
夕方から夜になるころ、たぬきが人を化かして目の前を真っ暗にした。これをなべかつぎといい、昭和初期まであったという。
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アベノセイメイ,タタリ,ケヤキ
1937年 京都府
安倍晴明が祈祷した欅の木を傷つけると祟りがある。
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