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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウイタモノ
1982年 鹿児島県
川の中に見慣れぬものが浮いていたので、棒でコツコツ叩いてみると妙な音がした。ところが、姿は見えずに消えてしまっていた。頭が痛くなったが医者では治らず、法者どんでやっと治った。

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ガラッパ
1982年 鹿児島県
コマドリを捕まえようとしたところ、手がヌルッとして姿が消えた。ナマエビ臭い匂いがしたので、男はガラッパに騙されたと思った。頭が痛くなったので医者を呼んだが治らず、法者どんでやっと治った。
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キツネツキ
1991年 愛媛県
昔、狐が憑いた人がいた。法院で祈祷してもらったが、治らなかった。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊とは、姿は見えず、音だけがするものである。
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ガラッパ,ガラッパドン
1982年 鹿児島県
河童を見た人が、帰って夕飯になる頃から頭が痛み出し熱が出た。法者に見てもらうと水神の祟りだといわれた。法者の指示通り河童を見た所に米や塩を供えてくると治った。
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イイマケダヌキ
1973年 山梨県
山寺に住む医者の所に夜ごとに怪物がきて「医者どんの頭をステテンコテン」という。医者も負けずに「そんなこという者の頭をステテンコテン」と怒鳴り返す。しまいに怪物が負けて静かになった。翌朝1匹の古狸が自分の腹を食いきって死んでいたという。
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(ゾクシン)
1976年 京都府
子安地蔵さんの身体で、自分の身体の痛いところと同じ場所をさすってあげると、痛いのが治るといわれている。
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ビセン
1976年 岐阜県
天皇が美濃国当耆郡多度山の美泉で手と顔を洗うと、肌はなめらかになり、痛いところも治った。水を飲むと、白髪が黒くなり、はげが治り、悪い目が見えるようになった。
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タヌキ
1973年 岩手県
どんじいという和尚がいて、毎晩狸に化かされて本堂の供え物を取られた。本堂で「どんじいいるか、どんじいいるか」という声がするので探してみても、誰もいない。部屋に戻るとまた声がする。狸が尻尾で出す音が、声に聞えていた。
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ボーフリ
1942年 高知県
棒振りは山道で棒を振るような音をして通る目に見えない怪異である。これに出会ったときはうつぶせになるとよいと言われる。
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タヌキ,タイコ
1975年 愛知県
炭焼きに行くと、晩になって太鼓を叩く音が聞こえてきた。「たぬきがたたいているのだ」と言ったら、音は消えた。
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トシドン
1982年 鹿児島県
年取りの夕方、子供が年どんの来るのを待っていると、年どんは首のない馬を牽いて鈴を鳴らしながら門口にやってくると事伝えられている。
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スガタミノカンノンサン,タヌシ
1933年 京都府
トラホーメの子がいた。姿見の観音さんを信心して、田螺を立てば治ると言われ、その通りにしたら治った。
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(ヘビニツカレル)
1984年 新潟県
山仕事をする人が体を悪くして病院に入ったが、なかなか治らない。同室者に聞いて、霊媒の所へ行ってみた。蛇が憑いているというので心当たりはないか考えてみると、炭焼きの時に1匹の蛇が木のウロに入っているのを見つけていたずらにジョウノミ(栓)を打って閉じ込めたことがあった。男は家の者にいって蛇を出してやったら間もなく病気が治った。
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(ゾクシン)
1978年 新潟県
雁田神社に関する俗信。雁田神社にあがっているろうそくをもらい、お産でお腹が痛いときにそのろうそくをつけてお願いをすると、治るという。足や腰が痛いとき、神社の裏においてある自然石で患部をこすると治るという、など。
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キツネ
1980年 秋田県
狐を生け捕った人が狐に憑かれて、おかしくなった。お稲荷様が来て「狐を逃がせば治る」と言ったのでそうしたら、その通りに治った。
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ヒダマ
1929年 鹿児島県
瀕死の病人がいる家から火玉が出てきて、下女が棒でたたき落とすと、病が治った。
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ミノムシ,ボウレイ
1993年 滋賀県
琵琶湖上を丸小船で航行中ポツン、ポツンと光るものがあり、なんだろうと手で払うと一面金粉を撒いた様に散らばりぎらぎら光った。妙だと思い眼を凝らすと何もない。飯野浦の見える所まで来るといつとはなしに消えてしまった。古老に聞くとそれはミノムシといい、水死した人の亡霊が浮いたものという。他にも出会った人がいた。
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キュウビノキツネ
1971年 福島県
九尾の狐はおなかの大きい人を見るとその中の子どもが食べたくて、その人を呼んで食い殺していた。ある日、食べ過ぎたかなんだかして病気になったので医者にかかった。どんな医者がきても治らなかったが、今でいったら博士みたいな人がきて、左右の脈が違うということで見破られてしまった。九尾の狐はしっぽが何百年もの傷になっているので毛が剣の先のようになっている。
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カワタロウ
1978年 岐阜県
医者が薬草を掘っていると、見慣れん人がおぶってくれと言う。川太郎だと思って縛って連れ帰り、囲炉裏につるして松葉とトンガラシでくすべると川太郎は降参して、薬の作り方を教え、大水を知らせてくれるようになった。医者は大垣の殿様の姫を治して名を上げた。
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オコモリ
1943年 京都県
病気がなかなか治らない人が居ると、「ネンが入ったようですがどうですか」と見舞、近所の者が共同で観音へオコモリをしたり、川で水垢離をとったりする。病気が治れば家の者が千軒の家からお米を少しずつ貰い神仏に供える。
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グリンダマ
1973年 三重県
古い五輪が方々に転がっていて、これをグリン玉と呼ぶ。信長が天台宗の寺を焼いたときに残ったものとか、宮を焼いて宮守などの首をはねたときの供養塔だとかいう。よく祟る。倒れているのを直したところ、腕が痛くなった。塩で清めて念仏を唱えると治ったという。また、グリン玉が埋まっている上に棒を立てたらその日から転ぶようになったので棒をとるとそんなことはなくなったという。
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