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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カイホウシ
1961年 山梨県
菅原村付近一帯が湖だった頃の話。七里岩の中程に御崎という所があるが、そこに大きな岩がある。村の人たちが薪木取りに行くと1人の怪法師が来て、「向こうの山(駒ケ岳)に一飛びに行って見せる」という。法師は呪文を唱えたかと思うと体が浮き、空高く舞い上がって向こうの山に姿を消した。法師が立っていた岩を見ると法師の足跡が残っていた。

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シュテンドウジ,デンキョウ,コウボウダイシ
2001年 京都府
酒呑童子自らが経歴を語る。越後の山寺育ちの稚児だが、法師に恨みがあるために多くの法師を刺し殺し、その夜に比叡山に行き自分の住む山と思ったが、伝教法師に追い出される。その後高野山に行き弘法大師に追い出されたが、今はそのような法師もいないので高野山にいる。
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タタリ
1991年 愛知県
悪事を働いて人を困らせていた法師が捕えられ、淵へ投げ込まれて殺される。その後不幸な出来事が続き、占ってもらうと法師の祟りであった。
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ジゲンホウシ
1994年 千葉県
慈眼法師と弟二人の面倒をみてくれた村人への感謝から、法師は入定して報いようと、鉦を叩いて念仏を唱えて続けて死んだ。その後、村には火災が起きることはなかった。
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サイシュンホウシ
1994年 千葉県
西春法師が木食の後、地中に入って入定して三年後に掘り出して安置して欲しいといったが、村人は恐れて触らなかった。法師の魂は体を離れて空に昇り、星となった。
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ウマ,テンセイ
1931年 埼玉県
土御門院のころ、吾妻左衛門藤原是好という長者がいた。そこに諸国行脚の法師が泊ったとき、法師は悪心を起こし夜具を盗もうとした。逃げようとすると馬に噛みつかれ、其馬が人語で「私はここの主の叔父であった。盗みをすると馬になって苦労するからやめておけ」というようなことを言って次の日に死んだ。法師が左衛門にその話をすると左衛門は驚き、叔父の為に葬式を出し、墓の側に草庵を立てて法師を庵主にしたという。
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キツネイワ
1991年 奈良県
山へ行ったまま帰ってこない人がいた。探しに行ったところ、岩で押さえられて死んでいた。転げ落ちた岩に押さえられて死んでいたという。動くはずのない岩だったので、その岩を狐岩と言った
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ムジナ
1939年 新潟県
夜道で生首や棺おけなどが出ても法師は平然としていた。ある時一つ目入道が出てきたが、帰宅した後、妻の顔が入道であったので、気絶してしまった。法師はこれが原因で亡くなった。遺言通り狢が出る辺りに法師を葬ると、翌日に狢と格闘した跡と狢の死体があった。
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ザイモクイワ
1956年 宮城県
飛騨の工匠が、一夜で不動堂を建てようとしたところ、夏の夜は短く、あと一息のところで夜が明けたので、木取りをした材木を全て捨てて去った。それが岩に化して、柱岩、桁岩、染岩、ヌキ岩、角柱岩、敷板岩、萱岩として、白石川の左岸に残っている。今も山の神が惜しんで洪水があれば村境で留めるという。
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クスリ
1980年
竹生四郎という人が頭痛に悩んでいたところ、ある法師が作る薬は万病に効くと聞いて行ったところ、法師は打ち身と診断する。そのような覚えはなかったが、法師を信用して処方された薬を飲むと次第に鼻が縮んで、結局鼻が無くなってしまう。理由のない薬は飲んではならないということだ。
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ヲロチ,ヤマタノオロチ
2001年 青森県
難蔵という法師が常陸国と出羽国に間にある湖に至ると、見目良い姫が現れた。法師が怪しんでいると、姫は自らそのをろちとしての正体を明かし、自分を長い間妾としているその湖の八頭の蛇を追い払って欲しいと頼んだ。
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イワ,フドウサン
1932年 兵庫県
物部川を2町程上ったところに切石というところがある。岩があちこちにあり、大きいのが立岩・双子岩、小さいのが島岩と呼ばれている。子供の頃よく泳ぎに来たが、双子岩・島岩のところには誰も近付かなかった。山の真下の岩と岩の間に向かって不動が立っており、参らずに泳ぐと死ぬと言われていた。不動の岩を割った子は気が変になった事実もある。
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(ダイホウシ)
1981年 東京都
牛込山伏町に住む朝倉八十五郎という者が帰宅しようとした時、門前に大きな法師が立っていた。八十五郎は驚かずに、挨拶を言いながら袖の下を潜って入ろうとすると、この大法師は忽然と消えてしまったという。
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オンリョウ
1974年 茨城県
常州飯沼弘経寺のある僧が病気になった時、身長8尺程の大法師が現れ刀で斬りかかってきた。毅然とした態度で問答をすると大法師は消えた。
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ヘビ
1937年 愛知県
山の上にあるタチ岩という大きな岩に蛇が住んでいると言われていた。また、道端に蛇岩という3尺ばかりの岩があり、蛇がタチ岩と蛇岩の間を通うと言い伝えられていた。
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キツネ
1975年 長崎県
皇后が病気で倒れ、対馬の天道法師が呼ばれた。天道法師が祈祷をすると、キツネが憑いていた。狐は天井を突き破って逃げた。逃げたキツネはどこかに行き、石に化けて付近の人を苦しめていた。その石を玄翁という和尚が割って退治した。それで玄翁と言うようになったという。
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キイノガンセキ,サルイワ
1975年
猿岩という岩があり、婚姻の際この岩の近くを通ると不縁になるという。
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ヤミダ
1949年 静岡県
昔、万法師という人がいて、自分の田の見回りを楽しみにしていた。死んでも田の見えるところにいたいという遺言で、田の西に面した丘に埋められた。それよりこの田を万法師というようになった。この田を作る人に病人が出るといい、迷信を信じない人の手に渡り続けている。現在はそこに小さい祠が立ち信心する人もいる。
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カミナリイワ
2003年 愛知県
昔、中洲西部海岸に大落雷があった。いつになく大きな雷鳴で、近所の人が驚いて火柱が立った場所をくわしく見ると大小の石があって、岩の上には大きな足跡と爪の跡が残っていた。この岩を雷岩という。
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ミミキレダンイチ,ビワホウシ
1914年 徳島県
団一という盲目の琵琶法師が、女に誘われてから毎晩御殿に琵琶を弾きに行った。ある旅の僧が墓地を通りかかると、やせ衰えた琵琶法師が一心不乱に琵琶を弾いていた。旅の僧は話を聞き、琵琶法師の体中にまじないを書いたが耳だけ書き忘れた。翌晩、女が来て団一を連れて行こうとしたが、まじないがあるから連れて行けず、耳だけを持って行ってしまった。
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メイドウ
1975年 香川県
讃岐国阿野郡にある白峰は崇徳院を祀る。今でも霊気が強く、種々の奇特がある。西行法師がここを参詣した時、陵が鳴動した。法師が和歌を詠じて納めると静まった。
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ホウイン
1936年 岩手県
酒好きの法師が北上川を運航する船を法を結んで止めたので、1升の酒を持っていって解いてもらった。北上川が東に迂回したのは2人の法師が法くらべをした結果である。
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