マドウ 1954年 岡山県 平の峠は、魔物の通り道と言われている。
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ナメラスジ 1954年 岡山県 苫田郡芳野村でも殆んど各大字毎にナメラスジがあり、魔物の通り道と言う。
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ナメラスジ 1954年 岡山県 久米郡倭文村中山手里ではナメラスジは魔物の通り道である。
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ナメスジ 1991年 岡山県 なめ筋は子の刻に魔が通り、その筋に家を建てると災いが起こる。なめ筋、なめら筋、なまめ筋は条里制の縄目筋に一致する。縄目筋に家を立てると右と左の坪に分かれる。そのため繁盛しないと教えても承知しないので子の刻に魔が通ると教えたのではないか。
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イキリョウ 1976年 大分県 生霊は筋によって子孫に伝わるといわれている。結婚の時などは、その筋の人を避ける。筋の人と結婚をしたときは、年飯を食べることで新たに筋の家となるという。日常の交際は普通にする。
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ナメラスジ 1954年 岡山県 上建部村大字地子ではナメラスジを昔魔物が通ったところとしている。
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マドウ 1954年 岡山県 遍照寺峠は、魔道と呼ばれ、魔物の通り道と言われる。
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ナメラスジ 1954年 岡山県 真庭郡美川村栗原神社下のナメラ筋は白狐が出るという。
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ツキモノ 1964年 高知県 猿神筋・犬神筋・蛇神筋の家系があり、婚姻上の問題となっている。蛇神を生霊とも言う。主に女に着く。
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イヌガミ 1959年 山口県 現在は、犬神筋の家も特に変わった生活をしていないのでほとんど分からないが、昔からの住民は、「あの家は筋が悪い」と言って、縁組を避けている。
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トリツキスジ 1979年 岐阜県 取り憑き筋の家が以前はあった。その家から卵をもらうと中身が真っ黒だったりした。取り憑き筋の女性は皆美人だという。
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マドウ 1954年 岡山県 延光寺峠は魔道と呼ばれ、魔物の通り道とされる。延命寺峠は狗嬪の通り道ともいう。
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ホウカンボウ,ナマメ,マスジ 1982年 岡山県 延風部落ではなまめのことを魔筋という。魔筋を夜通ると髪の毛が一本立ちになる。魔筋で鴉が鳴くと必ず人が死ぬ。昔ある婆さんが死んで葬式をした。棺桶に入れて墓へ担いで行っていると、ちょうど魔筋で大夕立にあった。ところが棺が急に軽くなり、空けて見たら死人がいなかったという。
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テングノトオリミチ 1954年 岡山県 天狗の通り道と言うものがある。これはどことははっきりいいがたいが、方々に天狗の棲み家があり、天狗倒しにあう。
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イヌガミ 1959年 広島県 ここでは、家族に病人が出ると重箱に小豆餅を一杯詰め、犬神筋の家に上げに行ったことがあった。今は筋が悪いというのであまり交渉はない。
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インガミ 1950年 熊本県 旧久連子村では犬神持ちに憎まれたりすると取り憑かれ、高熱を発しうわ言をいう。憑かれぬ為には、筋の家の者が履いた草鞋や草履を盗んで1足づつ括り合わせ、小便所に浸し、筋の家の屋根越しに投げると良い。大抵自分が筋だとは知らず、縁組をする者はない。
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ナメラスジ 1963年 岡山県 ナメラスジに家を建てると屋鳴りがするという。
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マモノ 1955年 愛媛県 家に破風を設けてはいけない、という家がある。昔そこから魔物が家に入ったからだという。
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イヌガミ 1964年 大分県 犬神筋は婚姻と葬儀の焼香の際に差別される。後者は次第に崩壊しつつあるが、前者は根強い。犬神筋でない人が犬神筋の人と結婚すると、縁切りされる。犬神がとり憑くという事を信じている人は皆無に近いが、親族集団からの縁切りが、犬神筋の差別を存続させている。
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イヌガミ 1959年 広島県 この辺では、昔こそ犬神筋と言うことを聞いたが、今ではどこの家がそうなのか判明しない。そこでは、他との交渉がなく、部落同志はよく団結して生活をしているが、犬神筋とは全然別である。
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ガワッパ 1985年 熊本県 河童の通り道に家を建ててはならない。
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