キツネ 1976年 山口県 きつねは人を化かす。提灯を灯したり、石を投げたり、西瓜を盗んだりする。
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キツネ 1976年 狐はあやしい獣である。常に人間に化けて、人をたぶらかす。また、人の体内に入って苦しめたりと、不思議な事をすることが多い。狐の寿命は800歳であり、300歳になると、人間に化ける。夜には尾をうって火を出す。頭に髑髏をのせて北斗七星を拝み、髑髏を落とさなくなったら、人に変化できるようになる。しかし、これほど修行をしていても、焼いた鼠の臭いを嗅ぐやいなや、たちまち罠にかかって、命を落とす。
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ドクロ 1979年 岐阜県 美濃国の金勝山に石窟があり、その中には大きな髑髏が壇上に乗せてあった。その髑髏には剣が両耳の間を貫いているのだが、その大きさが通常の人の3倍以上であったという。
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オニ 1974年 鬼のことを人間は恐ろしがるが、それは名前のみで実体がない。本当に恐ろしいのは人間である。
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オンリョウ,(ユウレイ) 1990年 長野県 怨霊となって出るという。
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ドクロ 1933年 広島県 幽霊の話が見える最も古い文献は、『日本霊異記』である。それによれば、寶龜9年備後國の人が日が暮れてから竹藪を通ると、頻りに目が痛いと泣くものがあった。見ると、髑髏の目に筍が生えていたので、早速これを抜いてやった。すると、後に髑髏はその姿で礼に来たという。
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(キツネノバケカタ) 1975年 昔から狐は化ける時、髑髏を戴いて藻を担ぐともいわれている。
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ジゾウ 2001年 奈良県 昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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ユウレイ 1989年 長野県 幽霊になって出るのは、成仏できない死者だと言った。その姿は足のない人間である。お墓に出るという。
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オニノクビ 1977年 京都府 京都の建仁寺には鬼の首という1尺ほどの髑髏があった。今はどこにいったかわからない。
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ヒカリモノ 1976年 奈良県 寛文12年9月初め、南都今厨子というところが夜な夜な光った。その光を探してその地を4尺程掘れば、髑髏のような大きさの少し平たい物が出てきた。臭気がするので捨てると光も無くなった。
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ヒトツメコゾウ 1991年 長野県 一ツ目小僧の墓所がある。明治の頃そこを開墾した爺様が人骨を掘り、埋め戻した。一ツ目の髑髏に山芋の根が入り込んでいた、と話が伝わっている。
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タヌキ 1964年 高知県 狸が人間を化かす。
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ヤカンコロバシ 1950年 新潟県 出る。
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アヅキトギ 1950年 新潟県 出る。
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マジン 1931年 沖縄県 昔、ナーマ屋の爺(アヤ)が海辺で魔神に出会った。乱れた頭髪、首に毒蛇と髑髏の首鬘をかけ、髑髏の瓔珞を腰につけ、赤い褌をした一つ目の大男だったという。爺に水を乞うたのでそれを与えたところ、魔除けの呪法を授けてくれた。七五三縄を(チビナー縄)張り、「ナーマヤーヌ・マリビキドー」と唱えればよいというもので、それを村人に伝え、難を逃れたといわれている。
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トウキビ,スイカナド(ノウギョウニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 トウキビの丈が伸びれば洪水になり、根が高く張る年は大風が吹き、根が高く出るとその年は大水が出るという。また西瓜の出来の良い年は台風が多く、縞苗(葉脈に濃淡の縞目のある稲の苗)が出ると豊作になるなど。
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(ドクロ) 1982年 徳島県 元禄15年4月24日、阿波国勝浦郡大はら浦で千代が丸観音堂の修復を行った際、地中より長さ9尺8寸、高さ2尺9寸、奥行き3尺あまりの石櫃が出てきた。中には髑髏が2つと剣2本、刀、鉾、矢の根などが入っていた。髑髏は頭周り3尺7寸、頭から顎まで1尺4寸あった。
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ドクロ 1976年 奈良県 花山院が頭風を病ませられた時、阿部晴明は、院は生前行者で、大峯の某の宿で入滅なさった。前世の功徳で天子に生まれなさったが、前世の髑髏が岩の間に落ちて挟まっているために頭を病まれるから、髑髏を取り出し広いところに置けという。その通りにしたところ、頭風は癒えたという。
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キツネ 1976年 開成4年秋、村より馬で出た。夕暮れに婦人に出会い酒をすすめられたので飲んでいた。そこに犬を連れた猟師が来た。すると婦人は狐になった。手中に酒をみると髑髏酒になっていた。
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ムジナ 1935年 新潟県 坂道の前を歩く婆さんがいた。呼びかけたがすぐにいなくなった。帰宅して婆さんに尋ねてみると出かけた覚えはないという。恐らく狢が化けて出たのだろう。
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