キツネ,ムジナ 1990年 秋田県 狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
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キツネ 1972年 千葉県 狐は、男相手には女に、女相手の時には男に化けて出る。
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キツネ 1935年 三重県 人が踊ると狐も踊った。その隙を人が狙って殺した。狐が人に騙された。
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アヅキトギ 1950年 新潟県 出る。
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ヤカンコロバシ 1950年 新潟県 出る。
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キツネ,イナリサマ 1988年 茨城県 狐は殺してはいけない。稲荷様のお使いだから祟る。狐の祟りで家が潰れることもある。
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ネコ(ゾクシン) 1934年 猫が古くなると化けてズキンを被って踊る。
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キツネ,オナバケイナリ 1922年 茨城県 女化稲荷の伝説がある。男が猟師に狙われていた狐を助けた。狐は男の家に女に化けてやってきて、2人は夫婦になった。3人の子を産んだが、ある日子供が「お母さんは尾が生えている」と言い出し、母は遺書を残して姿を消した。男は原の稲荷へ行って、家に帰ってくるよう頼んだが、狐は答えなかった。それ以来その原を女化原という。例の男の家筋は今もあり、何となく狐に似ているという。
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キツネ 1938年 長野県 田で人が踊っていたが、知人に声をかけられると疲れで倒れた。狐に化かされていて一晩中踊っていたのだった。
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キツネ 1980年 秋田県 ある男が大阿瀬のお稲荷さんの前で若い女に出会い、下の市日に連れ立って行った。その女は狐だった。
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キツネ 1985年 和歌山県 杉の大木があり、そこに狐が出て、女の姿になって出るといった。
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オイナリサン 1967年 愛媛県 最もよく人に乗り移る神様はお稲荷さん。お稲荷さんは女の体にのりうつって祀ってくれと言って災いをするが、病気の人の病名もよく言い当てる。そのためか、この村では稲荷を祀りたがらない。
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オイナリサン 1968年 群馬県 お菊稲荷さんといって、自分の体にお稲荷さんをおろして尋ね人などを教えてくれる女の人がいた。夜でないと乗り移らないものだといった。
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イナリサマ,キツネ 1968年 佐賀県 各家の稲荷様は初午に祀る。稲荷様は作神様。赤木のある家の稲荷様は京都から来た。新調の着物に狐の毛が入っていたので、稲荷様は狐であるという。人は一生一度は稲荷様を目にするものだ、という。
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オニ 1962年 徳島県 一人暮らしの男の元に女がやって来た。女房にして1ヶ月後、女は、帰るので風呂を焚いてくれと言い出す。男が先に入ると女は風呂を抱えて山を上がり、鬼の元に急ぐが、男は途中で逃げた。しばらくしてから気付いた女は、蜘蛛になって男を捕まえる画策をするが、岩陰から聞いていた男は待ち伏せ、赤い蜘蛛が現れると火に入れた。裂けて鬼の姿になった。
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キツネツキ 1977年 山梨県 狐憑きは、熱にうなされて、自分でも「狐が憑いた」という。その時は行者さんに拝んでもらう。
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カッパ 1960年 広島県 猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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(ウマレテクルコドモノセイベツウラナイ) 1967年 福島県 山の神を迎えに行く途中で会う人が男なら男、女なら女が生まれる。
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ツキモノ,オイナリサン 1961年 和歌山県 つきものは、お稲荷さんが憑くという。気が違ったり、ふらっとしたりする。海南市のお稲荷さんという女の人に拝んでもらうと治る。
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イタチ,オンナノスガタ 1952年 一人の若者が使いの帰り薄暗くなってから、隠里の道を通ったが、急に喉が渇いた。するときれいな女が大盃に満たした水を持ってきた後、姿を消した。イタチが女に化けたという。
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ユウレイ,(ゾクシン) 1940年 秋田県 幽霊にうなされたとき、屁をたれると一層強くうなされる、という。
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