タツノカベ 1970年 滋賀県 鷲見川と高時川との合流地点に龍の壁という大きな岩がある。この龍の口が開いている限り、鷲見集落に火事はないとされる。
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ヤマノカミ 1960年 長崎県 11月23日に木を伐ると山の神様に咎められる。この「山の神様」とは、石のコクラに祀り、神主を雇って祀る山の神様である。
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ミサキサマ,ヤマノカミ 1963年 岡山県 ミサキ様は山の神だという人もある。
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タヌキ 1992年 奈良県 夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
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ジヌシサマ,シチニンミサキ,ミサキダイミョウジン 1983年 岡山県 真庭郡勝山町荒田の株五戸が祀っている地主様は、昔、彼らの先祖が旅先で殺した七人の旅人が祟る為に祀ったもので、七人ミサキ、或いはミサキ大明神とも呼んでいる。
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(ゾクシン) 1981年 福岡県 イエドウ様を祀っている。あるいはイワイ堂とも呼ばれている。イボを取るときにここに願をかけると、よく取れるという。
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ジゾウサマ 1976年 大分県 三原家の庭には防空壕跡があり、地蔵様が祀られている。これは以前は山の上に祀られていたものを下に降ろしたまま祀らなかった。すると、三原家の死んだお婆さんの所に祀ってくれと地蔵様から指示があり、今の場所に祀ったという。
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ヤマノカミ 1993年 静岡県 人が死んで山の神に祀られた、山の神がさわる、という場所があり、ひねた木が目印だった。
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オニ 1966年 秋田県 11月9日は厄神様の祭りをする。昔、これをしない家があった。その冬、1人の旅人がこの家に来て宿を願った。旅人は家人に寝姿を覗くなといったが、家人は興味が湧いてこっそり覗いた。すると旅人は髪を振り乱した鬼の姿になっていた。翌朝、旅人は「見たな」と言って去り、その家は家運が傾い+AC213て絶えてしまった。
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タヌキ 1992年 奈良県 夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
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ヤマノカミ 1965年 長崎県 鹿は山の神のお使いであり、山の神が通る道と鹿が通る道は同じである。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 気象に関する俗信。最上川と朝日川の合流地点でゴーという大きな音がすると天気が悪くなる。朝日川の上流のほうで音がすると天気が良くなる。頭殿山に雲がかぶると雨が降る、など。
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ヤマノカミ 1975年 徳島県 山の神を祀った木は切ってはいけない。
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ニシヲカムイ 1930年 北海道 江戸時代の話である。海から黒い影が陸の方へかけぬける。これはニシオカムイと思われる。
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カッパ,アズキヲトグオト 1977年 神奈川県 恩田川と梅田川の合流地点をオハルブチという。昔この辺りでオハルという女があずきをといでいたところ、綺麗なカンザシが流れてきたので拾おうとしたが、河童に川の中に引き込まれてしまった。以来、今までもその辺りを通ると、あずきをとぐ音が聞こえるのだという。
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オニババトムスメ 1956年 宮城県 十里四方もある野原で迷ってしまった旅人が、一本杉の下にあるあばら家を見つけた。そこで泊めてもらおうと頼むと15,6の可愛い娘が出てきて、快く入れてくれた。しばらくすると婆様が帰ってきて旅人にご馳走してまた出て行った。娘は寝ている旅人を起こして「ここは鬼婆の家で、今外にナタをとぎにいったのだ。早く逃げなさい。」と告げた。旅人は言うとおりにしたが、出ていくとき見ると、縁の下は人骨でいっぱいだった。ナタをといで帰ってきた老婆が旅人が寝ているところに来て一気に頸を切った。男にしては骨が柔らかいと、布団を取ってみると、それは旅人ではなく娘だった。さすがの鬼婆も哀れで涙を流した。その後鬼婆は人を殺して金を取ることをやめて尼になり、娘のボダイ(菩提)をとむらったという。
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テング 1983年 秋田県 江戸時代、天狗岳に入ると、天狗が鼓で遊んでいる音が聞こえた。
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ヤマノカミノキ 1939年 福島県 朴の木で、三股にわかれたものを山の神の木と呼び、これを切ることを忌むという。三股に分かれていなくても、やはり朴の大木は山の神様の木なので、これを切るには神酒を供えて山の神からいただくという。
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モモンガー 1941年 モモンガーは江戸時代に箱根から東京方面に生存していたという。しかし、いつの間にかいなくなったという。
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イキアヒ,ヤマノカミ 1957年 山口県 山の神は牛であるとされる。牛が山で山の神に会うと病気になって死んでしまう。これをイキアヒに出会うという。
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ヤマノカミサマ,テング 1987年 岐阜県 炭焼きをやっている人たちが、山の神様を祀っているらしい。山の神様は女性をけがれたものとして嫌うので女性は山に入らない。山の神のことを天狗ともいった。2月の初寅には山仕事をしている人は山には行かない。この日に山に入ると木と一緒に天狗に数えられてしまうという。
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