国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オバケタマゴ
1984年 長野県
お祭りの時、ある男が木に登って鳥の卵を取ってきた。この卵を食べようとして鍋で煮ていると、次々と増えていく。神様の卵を取って来てしまったことに気づき、急いでお祓いをして神様の怒りを鎮めてもらった。

類似事例(機械学習検索)

タマゴ
1989年 長野県
ある時、山仕事に行った男が鳥の巣から卵をとってきた。その日の晩に近隣の者8人で集まってこの鳥の卵を煮て食べたところ、8人がいくら食べても食べてもどんどん増える。8人は「神様の卵だ、罰が当たった」と驚いて、お宮でお日待ちをしたという。
類似事例

ミズチ
1978年
蛟は水の害を引き起こす。また、蛟は卵から生まれるが、その卵がある所は夏は草が生えず、冬は雪が積もらない。卵がかえる前には、蝉の鳴声のような音が聞こえる。卵を掘り出して不潔なもので押さえて切り裂けば退治できる。また卵は食べるとおいしい。
類似事例

〔ミズチ〕
1977年
蛟の卵は土中に生じて、数年を経てかえる。卵が破れると、産まれた蛟は天に昇る。この時には、山崩れや洪水などが起こる。これを防ぐには、まず卵を探す。卵のある場所には草木が生えない。かえる時には、かならず地面が鳴動するので、それをうかがって、卵を掘り出し、割ってしまうと災害は起きないという。これを撲蛟の術という。
類似事例

(アオダイショウノタタリ)
1957年 新潟県
ある家で、青大将が毎日鶏の卵を飲んでしまうので、卵に金釘を入れておいた。青大将はその卵を飲んでしまって、それからは出てこなくなったが、まもなく金釘を卵に仕込んだ人が祟られて、病気になってしまった。長野の戸隠神社にお参りしたら治った。戸隠権現は蛇体だ。
類似事例

ホトトギス,ホトトギス
1980年
ほととぎすは鶯の母鳥が居なくなるのを見計らい、6個ほどある鶯の卵を全部飲み込んで、1つの卵をその巣に産んで飛び去る。ほととぎすの卵は鶯の卵を1つにしたものだという。
類似事例

ヘビノイケ
1987年 山口県
「蛇の池」という池の神様は卵が好きで、お供えすると翌朝には消えている。
類似事例

セキレイ
1959年 島根県
セキレイの巣にさわったり卵を取ったりすると火事になる。
類似事例

(ゾクシン)
1939年 千葉県
八坂神社の氏子たちは、卵を食べないといわれている。
類似事例

クイナ
1959年 千葉県
クイナについて、獲ると婦女が病む、卵をとると産が重くなる、卵を食べると口から子が生まれるなどの禁忌が千葉県下に伝えられている。
類似事例

コウヅル,ツル
1937年 和歌山県
元諏訪明神の社にコウヅル(鶴)が樹上に巣をかけて卵をかえしたが、その卵を食べた人の家運は傾いた。
類似事例

ヘビ
1929年 長崎県
娘が若者と結婚し身ごもったが、日に日に体が瘠せていった。老父は心配になり山伏に尋ねると、子供は湯の中で産み、夫には鷲の卵を与えるようにと告げられた。娘はたくさんの蛇を湯の中に産み落とし、全て死んだ。夫は鷲の卵を与えられると、大蛇となって木に登り、卵を取ろうとして鷲と対決になり、負けて岩に落ちて死んでしまった。
類似事例

キンノタマゴ
1979年 鳥取県
牛と交換で金の卵を産む雄鶏を手に入れていた男が、さらに欲をだしてさらに一匹金の卵を産む雄鶏をもらうためあらたに牛を買ったところ、夢枕に観音さまがあらわれ、ここまで欲の皮がはっては先が見えた、と言った。目を覚ますと金の卵は瀬戸物になってしまった。
類似事例

カッパ
1963年 福島県
妊娠中に卵を食べると紫雲が出て子どもが河童に食われる。
類似事例

トリツキスジ
1979年 岐阜県
取り憑き筋の家が以前はあった。その家から卵をもらうと中身が真っ黒だったりした。取り憑き筋の女性は皆美人だという。
類似事例

タマゴウリババ,ダイジャ
1941年 秋田県
長者の家のキカン坊が卵売りの婆に乱暴した。婆の捨て台詞通り、娘が大蛇にさらわれたが、長者の機転で大蛇は煮殺された。卵売婆大蛇の化けたものだった。
類似事例

リュウランセキ
1938年 新潟県
日照りの年だが突然暴風雨となった。この最中に卵石が寺に降ってきた。重いので移動できず、小さく砕こうとしても割れなかった。夜、地響きと共に真っ二つに割れ、中から閃光が散り、卵石は消えたが翌日には元のところに戻っていた。
類似事例

ホトトギス,ホトトギス
1980年
ほととぎすは鶯の巣に自分の卵を産む。しかし鶯が北向きに巣を作っていない時には、ほととぎすは卵を産み付けないという。
類似事例

キツネ
1999年 宮崎県
娘が永山の農家に重箱で卵を買いに行った帰り、日暮れにおばさんと道連れになった。暗くなり、霧島山で夜を明かしてしまったら、重箱の卵はなくなっていた。霧島山の狐にだまされた。
類似事例

キツネ
1999年 宮崎県
娘が永山の農家に重箱で卵を買いに行った帰り、日暮れにおばさんと道連れになった。暗くなり、霧島山で夜を明かしてしまったら、重箱の卵はなくなっていた。霧島山の狐にだまされた。
類似事例

セキレイノタマゴ
1956年 宮城県
鶺鴒の卵を呑むと泳ぎが上手になるといわれている。
類似事例

ウミガメ
1976年
海亀の卵は憚って取らない。取ると祟りがあってその年は不漁になる。海亀は海中において竜王の次に勢いのあるものだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内