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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1974年 愛媛県
夜、田に稲わらを干してあるのに雨が降り出した。おじいさんが稲わらをしまいに行くのを手伝おうと思って追いかけたが、歩いても歩いても追いつかない。気づくと谷間に入り込んでいたので、狸に化かされたと思って田まで引き返すと、おじいさんは稲わらをしまい終わっていたという。

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ジャンドダ
1967年 茨城県
肥沃な田に夫婦で稲盗みに入った。稲を刈り取っていると、間違って妻の手を切ってしまった。以後、この田を耕すとかみさんが死ぬのでじゃんぼ田(ともらい田)という。
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〔イネホメ〕
1974年 愛媛県
8月7日に稲をほめる。しかし、この日に田に入ることを禁じている。もしも田に入り、稲の葉先で目を突くと、失明するといわれている。
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イネガアカクナッテシマウタ,カミナリ
1969年 福島県
稲を作ると毎年その稲が赤くなってしまう田があった。昔雷が落ちたところだといい、馬は入れなかった。今では住宅団地のなかに入っている。
類似事例

ザシキワラシ
1980年 青森県
座敷わらしは大きな旧家にいる。
類似事例

ザシキワラシ
1983年 岩手県
座敷わらしは曲がり家にいる。座敷わらしには男も女もいて、絣か縞の着物を着ている。それがいる家はカマドが栄える。座敷わらしは姿は見せずに、しかし戸を開けて移動する。その姿が見えるようになるのは、家を出て行く前兆という。
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アラクマノオオカミ,オツゲ
2002年 愛知県
農家の者がある日荒熊大神を参拝し、今年は稲の苗をたくさん作るように告げられた。田植えが終わり稲の苗がたくさん残ったが、その後雨が降り続き田の稲は流されてしまった。このとき残っていた苗を使って再び植えることができた。
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(ゾクシン)
1984年 新潟県
田の草取り前後に鉦・太鼓で田を回る虫送りの行事を行う日は、田の神が田へ入る日なので田仕事をしてはいけないという禁忌がある。また、田に入ると稲で目をつくともいう。
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カミナリ
1921年 大阪府
初夏の頃、大雷鳴があって、植えて間もない田に落ちた。1坪くらいの稲が焦げたが、後には他の稲よりもよく育った。老人は雷は猫のような獣に違いないと信じている。
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ミコシニュウドウ
1938年 長崎県
見越し入道は、夜中に道を歩いていると、頭上でわらわらと笹の音をたてる。黙って通り過ぎると竹が倒れ掛かってきて死んでしまうので、「見越し入道見抜いた」と言わないといけないという。
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ザシキワラシ
1983年 岩手県
小軽米のある家にいた座敷わらしは女の子で、姿は見せずに歩く音だけ出した。
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ワラニンギョウ,ゴスンクギ
1933年 大阪府
ある森に丑の刻参りのわら人形があるというので見に行くと、5寸釘が7・8本突き刺さった状態のわら人形が楠に打ち付けられてあった。
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ガワラドン
1992年 宮崎県
雨の降る夜、がわらどんがヒュウヒュウ鳴きながら道を通っていった。
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ザシキワラシ
1993年 岩手県 
座敷わらしの正体は野猿。樵が3人、座敷わらしの出る家に泊まりに行ったが、真夜中になると枕もとで火の燃えるパチパチという音がして、眠れなかった。
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ノリワラ
1964年 福島県
初めにのりわら(葉山の神がつく人)を選ぶときには、つきそうな人をすわらせて試しにみなでおがんでみる。一度のりわらになれば毎年同じ人がつとめる。のりわらはみな男で、理屈っぽく疑いぶかい人にはつかない。
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タヌキ
1978年 和歌山県
おじいさんと息子二人で山へ行った。お昼を食べて仕事場へ帰るとき、息子たちが後ろを見るとおじいさんがいない。おじいさんは狸にだまされて三日三晩山をさまよったのだった。
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ノリワラ
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がつく人)に神がつくと、めばち(まばたき)しなくなる。火の中をのりわらが渡るときは、火ぼえ(ほのお)のためにすがたもみえない。火を渡ったあとののりわらは、気がはやって何をするかわからないのでむしろなどでおさえておいた。
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サネモリサン
1974年 和歌山県
逃げ込んできたサネモリサンという武士が稲につまずいて倒れ、殺された。それでサネモリサンは稲を恨み、虫になって稲につくという。そのサネモリサンを弔うのが、虫送りである。
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キツネ
1938年 長野県
魚屋が売れ残りをリヤカーに載せて帰る途中、狐に化かされ、稲の植えてある田の中を一夜中リヤカーを引いて歩いた。翌日その田には海のものがたくさん落ちていた。
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ザシキワラシ
1983年 岩手県
座敷わらしは裕福な家にいる神様で、姿は眼に見えない。
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ハヤマノカミツケ,ヒ
1964年 福島県
のりわら(葉山の神がのりうつる人)が火をたけとご神託を告げると、戸外に青竹を四方にたて、しばを積んだところに火をつける。のりわらは火を幣束でたたきながら渡る。これを「火をしめす」という。のりわらの指示に従って人々もはだしで渡るが、すね毛は焼けてもいっこうに熱くないという。これをすると病気をしないという。すべてが終わるとのりわらは幣で火をたたく。これを「火をかえす」というが、その後は熱くて渡れるものではないという。
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ザシキワラシ
1952年 岩手県
正月に子供らがコタツにあたって遊んでいると小便に行ったはずの子供がその中にいる。「不思議だ」というと、他の子供らが「座敷わらしだ」といって逃げ出した。同じ人が2人いるときは座敷わらしだと伝えられている。
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