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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ケンムン
1968年 鹿児島県
夜釣りに行った人の話によると、その日は波が出ていて大漁が見込まれた。しかし結果は1匹も釣れない。これはケンムンの仕業ではないかと言われた。

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ケンムン
1990年 鹿児島県
あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ある人が夜釣りをしながらケンムンの悪口を言っていた。するとその人は夜通しケンムンにつねられた。その夜はまんじりともできず、ほうほうの態で家に逃げ帰ったという。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
ガジュマルの木を住家にしていたケンムンがいた。その木の下を通ると猿のような声で鳴くケンムンは愛嬌があった。夢に出てきて「○○に居る」と言い、次の日そこに行くとケンムンは必ず居た。ケンムンに好かれる人の話である。
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ウロコ,ヘビ
1992年 富山県
ある家の娘は1代に1人ずつ橋の下の蛇に見込まれるという話がある。その娘は腋の下に鱗を持つ。
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ケムン
1992年 鹿児島県
ざこの番をしながら、魚釣りをしていたが、釣れた魚の目玉が全部取られていた。その上には大きなガジュマルがあったが、そこにケンムンが住んでいたという。枝手久島にもケンムンがいるという。毎晩浜に丸い足跡があった。
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ケンムン
1997年 鹿児島県
ケンムンの話は家の中でしてもいいが、外に出たらしてはいけない。
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ヘビ(ゾクシン)
1984年 山梨県
女の人が山へ行って昼寝なんかをすると蛇に見込まれるから女は山へ行っても寝そべったりするものではないという。
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サカナ,ゴフ,コウボウタイシ
1990年 長野県
ある男が横川で魚を釣っていると、坊さんがやってきて「沢山釣れているね」と声をかけた。男は魚をくれと言われると思って「さっぱりだ」と答えた。すると坊さんは護符をくれて、釣り場に流しておくと魚が釣れるようになると言った。その通りにすると、この川では全く魚が釣れなくなった。坊さんは弘法大師で、嘘を見破って男をこらしめたのだという。
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カワンモン(ゾクシン)
1952年 熊本県
球磨郡出身の山師の話によると、川の中に物を落としたときには、水中に墨壺の糸を張って、その糸に差し金とヤエン(猿)の手を下げておけば出てくるという。カワンモンが出してくれるのだという。また、ヤエンの尻皮(座るときに尻に敷く物)をもって釣りに行ったら1匹も釣れなかったという。
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キツネ
1933年 長野県
夜釣りにいったら魚がたくさん釣れた。すると嫁入りのための幾艘もの船が通っていった。気づいてみたら魚がすべてとられており、狐にやられたことに気づいた。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
昔、ある漁夫が釣りに出かけ、とった魚の目玉を取られた。ケンムンの仕業だと悪口を言うとケンムンが沢山出て来たので、集会所に逃げた。漁夫はセーロ(蒸し器)の中に入って隠れていると、間もなくケンムンがやってきて、あたりのものを手当たり次第に壊した。しかし、セーロには近寄らず、帰りがけに敷居を枕にして寝ていた人を殺して出ていった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンが人に危害を加えるので、宿を替えることにした。ある神岩に宿らせようとしたら、その主の神様がケンムンを嫌った。それで、別の岩屋に変えた。その後、ケンムンを移した人の子がハブに咬まれた。易者によると、もし本人ならば即死していたという。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
ケンムンと仲良しになったある人が、一番恐いものを尋ねられ、お金と答えた。一方ケンムンは、ヤツデマル(蛸)が恐いと言った。ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、その人は大金持ちになった。
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キツネ
1973年 岩手県
1930~40年頃のこと。ある人が山の中で化かされて迷わされ、思いもよらないところに連れて行かれた。狐の仕業。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
民間療法的なものにケンムンのメーフキにクチというのがある。ケンムンは山にいる妖怪で、これは人間の目を欲しがる。涙が出、眼に白い玉ができた時、ケンムンに目をとられたと言って、大急ぎでケンムンのメーフキのクチを言う。
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ケンムン
1985年 鹿児島県
力持ちと言われるケンムンをひどい目にあわせてやろうと、材木を切り出すときに、ケンムンに重い根元のほうを持たせた。さらに木を揺すぶったものだから、「人間は一筋縄では行かないね」とケンムンが言ったらしい。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
薪を拾いに出かけたらケンムンに会ったという。蘇鉄畑に行ったときもケンムンにあった。頭は禿げていた。山の中で水浴びをしているケンムンを見た者もいる。再び友人を連れて見に行ったら。もうその姿はなかった。
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(タヌキ)
1938年 福島県
ある人が友達と釣りに行っていたところ、ある人の家で婆さんがその友達の声を聞いたが、その頃二人は釣りをしていたという。(片目の狸が化けたのだろう。)
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは人の口をつねる。ケンムンの悪口を言うと、口の形をゆがめられる。山で人の名前を直接呼ぶと、ケンムンが真似するので、呼んではいけない。
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タヌキ
1975年 徳島県
夜釣りに行くと「ヨイショ」という狸の声がする。
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ヤマブシ,タタリ
1929年 北海道
あるとき上国の山伏が祈祷を行い、大漁となったら自分の願いも叶えて欲しいと言った。漁の時期は過ぎていたが、祈祷の結果、大漁となった。しかし村人は約束を守らず、憤慨した山伏は絶食して死んだ。そして遺言どおり、不漁の時でも上国だけは鯡が大漁であった。山伏の祟りによる不幸もあり、神に祭ることにした。
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