■研究活動 共同研究 2001年度

日本語系統論の現在

日本語系統論の研究は最近日本でも欧米でも盛んに行われていますが、仮説が沢山あっても、定説がまだありません。そのうえ、この研究の分野に、日本言語学者と欧米言語学者の協力が殆どありません。それにしても、一方は80年代と90年代に日本語の復元が非常に進んで、もう一方では日本語と比較する諸言語の研究も進みました。今の立場から見れば、日本語系統の緒仮説の中で日本語が混合言語だという仮説と日本語がアルタイ系だという仮説が一番見込みがあると思います。日本語系統論の研究をした日本言語学者と協力しながら、意見を交換して、日本語系統論にも合意が成立することを希望しています。

代表者 アレクサンダー・ヴォヴィン ハワイ大学  国際日本文化研究センター研究部 ・助教授客員助教授
幹事 鈴木 貞美 国際日本文化研究センター研究部・助教授
家本 太郎 京都大学・留学生センター・助教授
班員 板橋 義三 九州大学・言語文化部・助教授
大西 正幸 沖縄名桜大学・国際学部・教授
風間 伸次郎 東京外国語大学・外国語学部・助教授
切替 英雄 北海学園大学・工学部・助教授
児玉  望 熊本大学・文学部・助教授
高橋 慶治 愛知県立大学・外国語学部・助教授
津曲 敏郎 北海道大学・文学部・教授
中川  裕 千葉大学・文学部・教授
林   徹 東京大学・文学部・助教授
日野 資成 福岡女学院・人文学部・専任講師
福井  玲 東京大学・文学部附属文化交流研究施設・助教授
峰岸 真琴 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教授
William Rozycki 早稲田大学・理工学部・客員講師
井上 章一 国際日本文化研究センター・研究部・助教授
長田 俊樹 京都造形芸術大学芸術学部  国際日本文化研究センター 研究部 ・教授客員教授