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番号 C0730088-000

呼称(ヨミ) イタチヨセ
呼称(漢字) いたちよせ

執筆者 岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎

論文名 第二編  第二章 一 会津檜枝岐村民俗誌:(一六)俗信

書名・誌名 福島県史 第23巻 民俗1
巻・号/通巻・号 23巻
発行所 福島県(厳南堂書店)
発行年月日 S39年3月31日
発行年(西暦) 1964年
開始頁 222
終了頁 225

掲載箇所・開始頁 223
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 福島県
地域(市・郡名) 南会津郡
地域(区町村名) 檜枝岐村

要約 いたちよせは、鎮守の境内に燧岳神社の祭場をつくり、よりが中央に座る。のりうつる人は、最初は幣束をもって、のりと呪文を唱える。その周囲をいたちの神よせをする人たちが5人や10人で拝んでまわる。呪文は「だいけんにっそん日のー神、だいじょうがっそん月の神、しんとうかじ」と唱えて印を結び、「玉の如く、かがみの如く、つるぎの如く、清く美しく・・・」などと唱える。やがてよりの手がふるえてきて、すわったまま飛び上がったりし始めると、よりが乗り移ったという。本人は意識がはっきりしなくなっている。このとき質問すると問答のようにこたえるが、これをお託宣という。よりはだれもがなれるものはない。村人の中にやる人がいたが、燧岳に参拝して信心しても行が足りず、いたちがつかなくなった。いたちよせのとき、村人はのてっぽうの幹をとってきて、地面をたたきながらまわったという。女人禁制の儀式である。
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