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番号 1461237

呼称(ヨミ) サル,シシ
呼称(漢字) 猿,シシ

執筆者 東洋大学民俗研究会

論文名 九 口承文芸

書名・誌名 小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―
巻・号/通巻・号 昭和56年度号
発行所 東洋大学民俗研究会
発行年月日 S57年7月
発行年(西暦) 1982年
開始頁 345
終了頁 438

掲載箇所・開始頁 413
掲載箇所・終了頁 414

話者(引用文献) 及川静雄氏

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 本吉郡
地域(区町村名) 本吉町

要約 新婚の嫁が表で縫い物をしていて立派な若者に出会い、そのままいなくなった。あるとき営林署員が山で迷い、川を溯っていると箸が流れて来た。川上に行くと30歳くらいの女が洗濯をしており、尋ねると「シシという6~7尺(180~210㎝)もある古猿に連れてこられた。子どもも2人いる。シシは毎日松脂をつけて砂場で転がり、銃弾も通らない毛をしている。シシは女の為に何でもしてくれる。山高帽を被って出かけ、着物は「水越」のマークのものを持ってくる。嫉妬深いが優しい」と言った。話しているとシシが来て、署員をつかんで里まで降ろした。女を助けようという話も出たが、シシは感が鋭いので諦めた。子どもは猿と人の合いの子のようだったという。
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