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番号 1231942

呼称(ヨミ) (チヲナガスモチ)
呼称(漢字) (血を流す餅)

執筆者 宮本常一

論文名 周防大島

書名・誌名 旅と伝説
巻・号/通巻・号 3巻7号通巻31号
発行所 三元社
発行年月日 S5年7月1日
発行年(西暦) 1930年
開始頁 37
終了頁 41

掲載箇所・開始頁 38
掲載箇所・終了頁 39

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 山口県
地域(市・郡名) 大島郡
地域(区町村名) 周防大島町

要約 昔、大晦日の晩、和佐(森野村)の民家に、毛利氏に追われた陶氏の落人が入ってきて、自害したいので家を貸してくれといった。気の毒に思った村人は家を貸し、供養してあげたいので言い置くことはないかと聞いた。落人は正月を待たずに死んでしまう心を汲んで、正月を祝ってくれるなといった。何年かたった後、正月に餅をつき雑煮を作って食べたものがいたが、その餅から血がたらたらと流れ落ちてきたので、それ以来村で正月に餅を食べるものはなくなった。陽暦の正月には廃れてきたが、陰暦では今もこれが守られている。
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