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お知らせ

本センター前所長及び名誉教授の小松 和彦(こまつ かずひこ)先生が令和2年秋の瑞宝重光章を受章されました

2020.11.04
 このたび、令和2年秋の叙勲において、本センター前所長及び名誉教授の小松 和彦 先生が、瑞宝重光章を受章されました。 

 小松先生の専門分野は文化人類学、民俗学であり、妖怪研究の第一人者として国内外で幅広く活躍されています。
 
 平成25年には紫綬褒章を受章され、平成28年には文化功労者として顕彰されました。
 
 小松先生は、信州大学教養部講師・助教授、大阪大学文学部助教授・教授、平成9年からは本センター研究部教授(併:総合研究大学院大学教授)として長きにわたり教育及び研究に従事され、数多くの業績及び研究成果を挙げられました。
 
 また、平成24年4月から令和2年3月までの8年間、本センターの所長として、本センターの運営にも多大な貢献をされました。
 
 数多くの業績の中で、小松先生は、日文研の共同研究会などを通して妖怪研究の組織化と怪異・妖怪伝承関連のデータベースの制作、公開に尽力され、新たな学際的分野としての妖怪学・妖怪文化論を確立されました。また、高知の民間信仰であるいざなぎ流の研究をはじめ、日本文化、大衆文化研究の海外での展開にも尽力されました。

『妖怪学新考』『いざなぎ流の研究-歴史のなかのいざなぎ流太夫』(第22回高知出版学術賞受賞)『「伝説」はなぜ生まれたか』など多数の著書があります。
 
 令和2年10月30日には「私の学問人生と日文研」というタイトルで、本センターにて特別講演(退任記念講演)を行っていただいたところです。
※当講演会につきましては、本センターの公式YouTubeチャンネルにおいて後日配信する予定です。是非ご覧ください。
 
 このたびの小松先生の受章につきまして、教職員一同、心よりお祝い申し上げますとともに、小松先生の益々のご健勝とご活躍を祈念いたします。

 
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