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生きている劇としての能:謡曲の多角的研究

研究の内容

 「能」が西洋人に発見された明治時代以来、母国の日本ではあくまで舞台劇の台本としてしか扱われないのに引き換え、「謡曲」は西洋では(日本で本舞台を目撃した少数の学者以外の人にとっては)主に文学として観賞されて来た。日本で「謡曲」が文学として高く評価されないと聞いて驚かない西洋人はほとんどいないくらいだ。アーサー・ウェイリーやドナルド・キーンの書いた本で初めて「能」の存在を知ったこの研究の代表者もその例に漏れない。一方で、舞台抜きの「能」は本当の能でありえない。しかし他方で、「謡曲」の文学的内容に無関心な能観劇も本当の能観賞でありえない。こうした主張にもとづいて本研究代表者は、学界と能界の人々を一カ所に集めて、舞台とテクストの関係を多角的に検討することを提案する。

研究組織

代表者 ジェイ・ルービン ハーバード大学・教授/
国際日本文化研究センター研究部・客員教授 
幹 事 稲賀 繁美   国際日本文化研究センター研究部・助教授 
班 員 安達 文夫  国立歴史民俗博物館情報資料研究部・教授 
天野 文雄  大阪大学大学院文学部研究科・教授 
梅若 猶彦 静岡文化芸術大学・助教授
リチャード・エマート 武蔵野女子大学文学部・教授
大倉源次郎 大倉流十六世宗家・小鼓方
河村 晴久 河村能舞台・能楽師
佐伯 順子 帝塚山学院大学文学部・教授
田代慶一郎 筑波大学・名誉教授
中西  進 大阪女子大学・学長
西野 春雄 法政大学能楽研究所・所長
スティーヴン・ネルソン 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター・助教授
藤田六郎兵衛 藤田流家元・笛方
モニカ・ベーテ 大谷大学文学部・教授
ヨコタ村上ジェリー 大阪大学言語文化部・助教授
光田 和伸 国際日本文化研究センター研究部・助教授
西原 大輔 駿河台大学法学部・助教授/
国際日本文化研究センター研究部・客員助教授
ケネス・リチャード 県立長崎シーボルト大学国際情報学部・教授/
国際日本文化研究センター研究部・客員教授

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