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19世紀の日本「発見」―旅行と旅行記の中の異文化像―

研究の内容

 19世紀は大いなる旅行の時代であった。旅行の隆盛は、出版の隆盛と結びついて多くの旅行記の流布につながった。旅行が語られ、記録され、出版される中から、さまざまな異文化像が生み出された。19世紀は、旅行を契機にして生まれる、とりわけ民衆レベルでの異文化像形成と享受の時代であった。
 この世紀半ばに開国した日本は、それまでの既成日本像に加えて、諸外国における新たな大衆的日本像を生み出す源泉となり、旅行者の新しい「発見」のフィールドとなった。グローブ・トロッターズと呼ばれる新時代の西洋人旅行者をはじめ、諸外国の外交官や商人などによる公的・私的な日本観察の記録が多数生み出された。
 本共同研究は、このような日本観察の記録を主要な素材とし、世界諸地域での旅行を通じた異文化像の形成と流布の現象と比較しつつ、19世紀に現れた日本イメージを、日本「発見」ととらえて、各専門分野から考察しようとするものである。

研究組織

代表者 白幡洋三郎 国際日本文化研究センター研究部・教授
幹 事 長田 俊樹 国際日本文化研究センター研究部・助手
班 員 天野 史郎 明治学院大学国際学部・教授
伊藤 久子 横浜開港資料館資料調査係・調査研究員
石森 秀三 国立民族学博物館先端民族学研究部・教授
柏岡 富英 京都女子大学宗教・文化研究所・教授
神崎 宣武 旅の文化研究所・研究主幹
ポーリン・ケント 龍谷大学国際文化学部・助教授
斎藤多喜夫 横浜開港資料館企画調整係・係長
柴山 哲也 白鳳女子短期大学・非常勤講師
高田 公理 武庫川女子大学生活環境学部・教授
多田 伊織 白鳳女子短期大学・講師
西田 正憲 環境庁京都御苑管理事務所・庭園科長
前田  弘 阪南大学国際コミュニケーション学部・助教授
吉田 憲司 国立民族学博物館博物館民族学研究部・助教授
井波 律子 国際日本文化研究センター研究部・教授
川勝 平太 国際日本文化研究センター研究部・教授
千田  稔 国際日本文化研究センター研究部・教授
園田 英弘 国際日本文化研究センター研究部・教授
頼富 本宏 国際日本文化研究センター研究部・教授
稲賀 繁美 国際日本文化研究センター研究部・助教授
井上 章一  国際日本文化研究センター研究部・助教授
ジェームス・バクスター 国際日本文化研究センター海外研究交流室・教授
テモテ・カーン 国際日本文化研究センター海外研究交流室・助教授
劉  建輝 国際日本文化研究センター研究部・助教授
ヴラディスラブ・ニカロビッチ・ 
ゴレグリャード
ロシア科学アカデミ−東洋学研究所・極東部長/
国際日本文化研究センター研究部・客員教授
原田 信男 札幌大学女子短期大学部・教授/
国際日本文化研究センター研究部・客員教授

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