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東アジアの本草と博物学の世界

研究の内容

 本草は中国に生まれた薬物学であるが、同時に人間の周りにあるすべての物(動・植・鉱物)を薬という視点から把握しようとする、一種の博物学でもあった。その集大成である明末の『本草網目』が江戸時代初期に輸入され、その刺激のもとに、日本における本草の独自の展開が始まる。すなわち薬物学研究のほかに、一方では、園芸学や物産学と結びついて実学を生み、他方では博物学への道を歩み、その過程で東アジアの本草の成果を積極的に吸収してきた西洋の博物学と接触するのである。
 このような幅広い性格をもつ本草・博物学の世界を、ひとつ構築された知的宇宙としてのみならず、学問・産業・芸術のような分野への影響という観点からも 多面的に分析しようとするものである。

研究組織

代表者 山田 慶兒 国際日本文化研究センター
幹 事 笠谷和比古 国際日本文化研究センター
班 員 大庭  脩 関西大学文学部
佐原  眞 奈良国立文化財研究所
芳賀  徹 東京大学教養学部
松田  清 京都大学人文科学研究所
川島 昭夫 神戸市外国語大学外国語学部
(所員)杉本秀太郎/白幡洋三郎/早川 聞多

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