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日文研の話題

2016年10月より、日文研の話題はトピックス及び「日文研Facebook」に移行しました。

第63回学術講演会を開催しました(2016年9月14日)

去る9月14日(水)日文研講堂にて、第63回日文研学術講演会を開催しました。
  小松和彦所長の挨拶の後、まず、榎本渉准教授から「中世東シナ海の航路を守る神」と題し講演が行われました。9世紀から14世紀に至る5世紀は、海商が東アジア諸国をつなぎ、頻繁な物流を実現した時代だったが、日中間航路として利用された東シナ海直行路では、陸地の見えない状態で数日間移動せざるをえず、海商はしばしば漂流・難破などの危険に見舞われました。その中で航海の要衝となる地には、様々な航海神が見いだされ信仰されるようになりましたが、本講演では、同航路における韓国済州島の重要性を中心に、地図等を用いて述べられました。
  続いて、倉本一宏教授から「戦争の日本史」と題して講演が行われました。戦争について正しく分析することこそ、未来の戦争を防止する一番の手段であるとの考えのもと、前近代の対外戦争について、日朝中関係略年表等の資料を参照しつつ解説したうえで、5世紀の対高麗戦、7世紀の白村江の戦、そして11世紀の刀伊の入寇という三つの戦争を中心に、蒙古襲来や秀吉の朝鮮侵略、そして近代日本の戦争を分析しました。
  当日は480人近くの来場者が配付された資料を確認しつつ終始熱心に聞き入っていました。

 

  • 講演を行う榎本准教授

    講演を行う榎本准教授

  • 講演を行う倉本教授

    講演を行う倉本教授

日文研・アイハウス連携フォーラムを開催しました(2016年7月28日)

去る7月27日(水)東京都港区の国際文化会館講堂にて、日文研・アイハウス連携フォーラムを開催しました。
  このフォーラムは、2014年度から、日文研と公益財団法人国際文化会館(アイハウス)が連携し、多角的に現代日本や日本人理解を深めるため、シリーズで開催しているもので、第8回目となる今回は、日文研外国人研究員である周 閲 北京語学大学比較文学研究所教授から「川端康成文学と中国美術」と題して講演が行われました。
  川端康成の文学研究は、これまで主に日本の伝統文化や、西洋文化との関連で進められてきたが、中国文化との関係についてはまだ十分に研究されていない。本講演では、川端本人の収蔵品を手がかりに川端が中国の宋・元美術に魅かれた理由を分析しました。また、宋・元美術の特徴をその人文的意味と宗教的色彩などの側面から捉えつつ、中国美術と川端の文学・美意識との関わりについて解説が行われました。
  講演では、専門性の高い内容が分かりやすく解説され、多くの参加者が終始熱心に聞き入っていました。

 

  • 周 閲外国人研究員(北京語学大学比較文学研究所教授)による講演

    周 閲外国人研究員(北京語学大学比較文学研究所教授)による講演

  • 会場の様子

    会場の様子

東京外国語大学大学院国際日本学研究院と協定を締結しました(2016年7月14日)

東京外国語大学大学院国際日本学研究院と学術交流・協力に関する基本協定をさる7月14日に締結しました。
  この基本協定は、両機関の研究・教育活動全般における学術交流・協力を推進し、相互の研究・教育の一層の進展と地域社会及び国内外の発展に資することを目的としています。
  協定署名式では、東京外国語大学大学院国際日本学研究院 早津研究院長と日文研 小松所長が署名を行い、その後、特に国際日本研究の推進にかかる両機関の具体的な交流・連携について、懇談がおこなわれました。

 

  • 署名後の早津研究院長(右)と小松所長(左)

    署名後の早津研究院長(右)と小松所長(左)

  • 懇談の様子

    懇談の様子

第62回学術講演会を開催しました(2016年6月28日)

去る6月28日(水)日文研講堂にて、第62回日文研学術講演会を開催しました。
  小松和彦所長の挨拶の後、まず、磯田道史准教授から「江戸時代から発想する-経済・教育・防災-」と題し、徳川時代の研究が現代を生きる我々に、どのような視点を与えてくれるのかについて語られました。具体的には、人口規模や国民総生産の長期的な推移からみる日本の過去や将来、近年の識字率研究の成果による日本とヨーロッパ諸国の教育水準の比較考察、古文書から得られる地震や津波の情報や警告等について、多くの資料やデータを用いて講演が行われました。 続いて、劉建輝教授から「支え合う近代-文化史から見る日中二百年-」と題して講演が行われました。従来、日中の歴史を語るとき、多くの識者が古代の交流史と対比して、近代の抗争史を強調するが、この間の両国の文化交流、人的往来の足跡を精査すれば、そこには近代以前とは比べられないほど実に多彩多様な事象が存在している。劉教授の講演では、このかつて豊穣に存続していた近代東アジア文化圏ないしは文化共同体の内実を振り返りながら、その経験と教訓を未来に向けていかに生かすべきか、また、日中、そして東アジア域内を結ぶ絆の再構築の可能性について、豊富な画像データを用いながら考察が進められました。
  当日は、講堂のほか、セミナー室へも映像配信を行い、合わせて600人近くの来場者が終始熱心に聞き入っていました。

 

  • 第62回学術講演会の様子
  • ご挨拶を行う小松所長
  • 講演を行う磯田准教授
  • 講演を行う劉教授

University of California, Berkeley のMark BLUM教授、Gregory LEVINE准教授、大学院生6名が訪問されました(2016年5月26日)

2016年5月26日(木)、University of California, BerkeleyのMark BLUM教授、Gregory LEVINE准教授及び、大学院生6名が日文研を訪問しました。

今回の訪問は、山田教授と交流のあるGregory LEVINE准教授の依頼が具体化したもので、訪問の目的は日本研究に関するリソース、特に仏教や仏教美術、また浮世絵や古文書についての研究に役立てることでした。一行は図書館や施設利用、また日文研での研究の機会について熱心に耳を傾けていました。

今後、日本研究を通じた日文研との交流の発展が期待されます。

 

  • 当日の様子
  • 当日の様子

Association for Asian Studies Annual Conferenceに参加しました(2016年3月31日~4月3日)

アメリカのアジア研究の学術団体であるAssociation for Asian Studies (AAS)の年次大会が3月31日~4月3日にシアトルで行われ、日文研から倉本教授、坪井教授、フィスター教授、ブリーン教授、山田教授、総合研究大学院大学の学生2名が参加しました。
  4月2日に開催した日文研主催のレセプションの参加者の中には、以前に当センターで研究に従事した関係者も多く、研究者交流の機会になっただけではなく、日文研の活動について効果的な広報活動の場となりました。
  このレセプションには約100名の現地参加者が訪れ、盛況のうちに終了しました。

 

  • 坪井教授による発表

    坪井教授による発表

  • 大学院生による発表

    大学院生による発表

  • 書籍販売

    書籍販売

  • レセプションの様子

    レセプションの様子

レセプションの様子

レセプションの様子


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