第二十六番法華山一乗寺
兵庫県加西市坂本町821-17

宗派=天台宗
札所本尊=聖観音
開山=法道仙人
開創年代=大化五年(649)


 孝徳天皇の勅願によって、法道仙人が開いたと伝えられる。仙人は天竺から渡来した人物で、飛行自在の神通力があったという。紫雲に乗って日本に来たところ、播磨の山中に八葉蓮華によく似た霊峰を見つけたので、鉄鉢と仏舎利を安置した。
 そのころ、孝徳天皇は病気だったので、仙人を宮中に招いて病気平癒の祈願をさせると、たちまちに治った。そこで、仙人から仏法の教えを受けて、法華山に金堂を建立、一乗寺と号した。この時、仙人は金銅の聖観音を安置したという。
 懸造りの本堂を中心に、三重塔(国宝)、妙見堂、弁天堂(以上、重文)などが並ぶ。本堂の天井には、江戸時代の納札が一面に打ち付けられており、他の札所ではみられない光景を呈している。
 本尊と前立は、奈良時代の金銅仏で重要文化財。その他、聖徳太子及び天台高僧像(国宝)など、多くの文化財を有している。

井上隆雄氏蔵

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