第十八番紫雲山頂法寺(六角堂)
京都市中京区六角通東洞院西入ル堂之前町248

宗派=単立
札所本尊=如意輪観音
開基=聖徳太子
開創年代=用明天皇の二年(587)


 聖徳太子が広隆寺を建立する材木を探していた時、この地の池で沐浴をした。そして、かたわらに置いていた念持仏の如意輪観音を取り上げようとすると、重くなって持ち上がらなかった。この場所が霊地だと悟った太子は、六角の堂宇を建立したといわれる。
 遣隋使としての使命を果たして帰朝した小野妹子は、名を専務と改めた。そして、池のほとりに坊を建て、太子の念持仏を守護して、宝前に花を供えた。代々それが受け継がれて、華道池坊の基礎が確立していく。
 建仁元年(1201)二十九歳の親鸞上人は、自分の行く道に迷い、六角堂に百日間参籠した。その満願の日、太子の示現を得て、法然のもとに赴くことを決意したという。
 参道の中央に、丸いくぼみがある六角の石がある。ここが京都の中心であるとして、へそ石と呼ばれている。

井上隆雄氏蔵

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